2019年02月28日

小説『中学生も色々と』その489

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今日のこのブログはこの小説だけです。

 私の作った小説『中学生も色々と』第489話(その489)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません


樹廊臣物語中学生シリーズ

                   中学生も色々と
書き下ろしの話です
            その489「3年生の3学期末テスト」

 2019年2月28日木曜日です。今日は3年の3学期期末テストの日です。3月5日に控えた涼海県立公立高校入試を受ける生徒にとっては非常に重要なテストです。
 「受験目前!今回の期末テストは非常に重要なテストだぞ!」ここは田上南中。担任の川白先生は言いました。英語が苦手なお里さん。塾にも行ってがんばり、家庭学習もしてがんばっていますが英語は苦手なままです。今回のテスト、どうなってしまったことでしょうか?話が早いですがみんなのテスト結果をもう見ていきます。
 まず、お里さんのテスト結果です。
国語    66点
数学 63点
社会   100点
理科 62点
英語 26点  英語のテストは26点。
五教科合計317点でした。
「英語以外は前回の期末テストよりも全部上がっている!」お里さんは喜びましたがお里さんママは、
「英語が下がってる!英語だけ悪いから落ちる!」と、下がったところだけを見て言いました。そして、
「社会の勉強はもうしなくて良いから英語だけ勉強しなさい!」と、言うのでした。
 次は田上東中の中之森野子さんの結果です。
国語    98点
数学 54点
社会 62点
理科 60点
英語 64点
5教科合計338点でした。あれ?五教科合計だけ見ると前回の期末テストと同じ338点ですね。これは偶然です。英語が上がって数学が下がってしまいましたが、志望校(県立北境高校)には合格できる点数です。
 次は苑中の日暮紅子さんの点数を見てみましょう
国語    43点
数学 48点
社会 44点
理科 41点
英語 45点
5教科合計221点でした。登校拒否していたブランクからか四十点台でまとまってしまいましたが、志望校の県立沖川高校には合格できる点数です。
 苑中のこでなずさんの点数も見てみましょう。こでなずさんの点は、
国語    60点
数学 52点
社会 51点
理科 86点
英語 62点
5教科合計311点でした。志望校の棚牡丹高校OKな得点でした。
 それでは、次に中中のみんなの得点を見てみましょう。まずはからちゃんの点です。
国語    58点
数学 55点
社会 62点
理科 66点
英語 64点
5教科合計305点でした。
「300点超えた!」と、からちゃん。志望校の棚牡丹高校には合格できる点数です。
 棚牡丹高校と言えば、からちゃん(と言うよりも女子みんなが)が嫌っている小心太郎も受験します。小心の点数は、
国語   66点
数学 64点
社会 70点
理科 62点
英語 70点
5教科合計332点でした。あれ?上がっていますよ。マジーメゼミというくそつまらない教材で無理矢理勉強させられている小心ですが、マジーメゼミの効果はあったのです。からちゃんに勝っています。志望校の棚牡丹高校には合格できる点数です。
 次に、秀才金田君の点数を見てみましょう。
国語   98点
数学 90点
社会 91点
理科 95点
英語  92点
5教科合計で466点です。さすがクラスで一番頭が良い金田君です。志望校の県立田上高校には合格できる点数です。
 ついでに、金田君とできちゃってる林原さんの点数です。
国語   90点
数学 91点
社会 87点
理科 91点
英語  88点
5教科合計で447点です。志望校の県立田上高校には合格できる点数です。金田君と林原さんは、
「いっしょの高校行こうね。」と、学校でも塾でも家庭学習でもがんばりました。
 次に、津藤みほちゃんの点数も見てみます。
国語   36点
数学 72点
社会 77点
理科 67点
英語  80点
5教科合計で332点です。嫌いな先生(篠口先生)の教科である国語の点が低いのは先生のことを嫌いだからです。でもなんとか、志望校の県立夢見が丘高校には合格できる点数です。
 次は、テスト用紙に名前を書き忘れなくなって勉強も頑張り始めた暗井の点数です。
国語 28点
数学 32点
社会 21点
理科 29点
英語 31点
5教科合計141点でした。篠口先生は、
「暗井!これなら私立停景田上高校、一般入試で合格できるぞ!よく頑張ったな!」と、暗井に言いました。暗井は、
「一般入試で合格できるですって?!私が勉強をがんばったおかげだわー!うれしい!うううしくしくしく!」と、喜びの涙を流しました。でも暗井は中中3年6組でビリから2番です。
 最後に、かつてはクラスで得点がビリであった暗井に追い抜かされた田山君の点数を見てみましょう。田山君の得点は……。
国語 23点
数学  2点
社会  9点
理科 17点
英語  8点
5教科合計59点でした。国語が一番高いのは、推薦入試で必要な作文の練習を繰り返したからでしょうか?田山君は、私立停景田上高校の推薦入試のための作文と面接の練習ばかりしていたので、期末テストの勉強はまったくしていなかったのでした。だからこんな低得点になってしまったのでした。
 もう、公立高校の入試日3月5日火曜日は目前です。

                 その489おわり         その490につづきます



次回の「小説」は3月2日の発表です




個人的メモ:2019-0225点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2019年02月25日

小説『中学生も色々と』その488

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今日のこのブログはこの小説だけです。

 私の作った小説『中学生も色々と』第488話(その488)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません


樹廊臣物語中学生シリーズ
                    中学生も色々と
書き下ろしの話です
               その488「田山君の推薦入試」

 2019年2月25日月曜日です。今日は田山君の私立停景田上高校における推薦入学試験の日です。中中の田山君の机は教室でポツンと空いています。からちゃんは田山君の空いた机を見て、
「田山、今日停景の推薦入試なんだなあ。大丈夫かしらん。」と、ちょっと心配にも似た気持ちで思いました。
 その時です。
「ウ~カンカンカン。ウ~カンカンカン。」消防車のけたたましいサイレンの音が聞こえてきました。
「向こう!西側で火事だ!線路の向こうに煙が見える!」中中の窓から見えるところで煙が立ち上っていたのです。
「火事だ!火事だ!火事だ!どっかの家が火事だ!」と、中中は大騒ぎです。
「煙が見えるところ、田山の家の方じゃんか!」不良の渡利君が叫びました。そして、
「田山ん家の近くと言うことは俺ん家の方!まさか俺ん家が燃えてるんじゃねーだろーなー!」と、渡利君は騒ぎました。渡利君の家と田山君の家は近所で、そっち方面から火の手が上がっているのです。
「まさか燃えてんの俺ん家じゃねーだろーなー!超心配なんだけど!」渡利君は学校を飛び出して自分の家の方へとダッシュしていきました。
 さて、こちらは本日推薦入試がおこなわれる私立停景田上高校です。田山君は火事のことなどこれっぽっちも知らずに推薦入学試験に挑(いど)もうとしていました。周りには不良みたいな受験生も多数いました。中中からも2組の不良(女子)と5組の不良(男子)が推薦入試を受けに来ていまして、
「田山、高校でもよろしくな。」なんて言っていました。あんまりよろしくしたくありませんが田山君は、
「よろしく。」なんて言っていました。田山君、別に不良達と仲が悪いわけでも無いのです。特別仲が良いわけでもありませんが。田山君、停景田上高校に合格したらこの不良達といっしょに高校生活を送ることになるのです。大変そうな高校生活になりそうです。
 私立停景田上高校の推薦入試、まずは作文です。
「作文の題材は『高校生活でがんばりたいこと』800字で制限時間1時間」と、作文の用紙に書いてありました。田山君は、
「まず、受験番号と名前を書く。受験番号は24番。名前を書く!よし、受験番号と名前を書いたじょ~。」と、言いました。すると試験監督の先生から、
「君!しゃべっちゃダメだよ!」と、田山君は言われてしまいました。田山君は、
「よし。しゃべらないじょ~。」と、心の中で言いました。
 「作文は苦手だじょ~。」田山君は勉強すべてが苦手なのですが、作文が特に苦手でした。苦手な作文を書かないと不合格になってしまいますがなんて書いて良いのか、田山君は悪戦苦闘しました。
「確か、自分のことは『私』って書かないとダメなんだよなあ。何を書けば良いのやら。高校生活でがんばりたいこと?弱ったぞ。高校生活でがんばりたいことなんて無いじょ~。よし!嘘を書こう!」田山君は作文に取りかかりました。
「私が私立停景田上高校でがんばりたいことは、」そこから先が出てきません。
「高校でがんばりたいことなんて無いじょ~!」田山君は非常に困りました。そして、
「よし!こうなったら空想だ!嘘でも何でも空想で書いてやる!」そんな感じで田山君が書いた作文は……。
 「私が私立停景田上高校でがんばりたいことは、作文をがんばりたいです。私が苦手な漢字も勉強して、長い作文を書くことができるように国語の勉強をがんばりたいです。私は作文が苦手なのですが、苦手ではないようにしたいです。国語の勉強が苦手なのでうんと国語を勉強して、作文のエキスパートになりたいと思います。長い作文や短い作文や、いろいろな内容の作文を書いていきたいです。作文がんばるぞ!と気合いを入れたいです。」という作文でした。
 800字の書くところが有る作文テスト用紙であれば、少なくとも用紙の9割くらいは埋めないといけないのですが、作文苦手な田山君にとってはここまで書くのが精一杯でした。これだけ書いたら制限時間の1時間が経ってしまったのでした。
「とりあえず書いたから大丈夫かもしれない。」作文を書き終えた田山君はそう思いました。本当にこれで大丈夫なのでしょうか?
 さて、作文が終わると、今度は恐怖の面接試験です。
「これより面接試験を始めます。私が呼びに来た受験番号の生徒だけ、試験室に入ってください。そのほかの人はこの教室で待機していてください。面接が終わったら帰って良いです。まず、受験番号1番の人、来てください。」受験番号1番の受験生(田上市立川下中の人)が教室を出て行き、面接試験をやる部屋へ入っていきました。
 「よ~。面接だぜ。緊張するなあ。」中中2組の不良が言いました。すると、5組の不良が、
「なさけねー!面接ぐらいで何恐がってんだよ!面接なんて余裕だ!なー田山!」と、言いました。田山君は、
「余裕じゃ無いよ!難しいよ!」と、言うのでした。
 2組の不良が面接を終えて出てくると、
「あー、緊張した。」と言いました。
 5組の不良が面接を終えて出てくると、
「面接なんてちょろいもんじゃねーか!余裕余裕!」と、言いました。
 次はいよいよ田山君の面接の番です。
「ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ。」田山君はものすごく緊張しています。
「敬語、敬語、ですますでしたでしゃべる。自分のことは私と言う。」田山君の頭の中はそのことでいっぱいでした。
 「ドキドキ、ドキドキドキドキ!」
「では、受験番号24番の人、入ってください。」
「失礼します。」なんとか田山君は面接の部屋に入って面接スタートです。田山君一人に対して面接試験官は3人居ます。すごい圧迫感!
試験官:「田山君は中学校では何をがんばりましたか?」
田山君:「中学校では級長をがんばりました。(ウソ……がんばってはいない)」
試:「級長をやった上で苦労したことはなんですか?」
田:「みんなが言うことを聞いてくれないことです。」
試:「田山君の尊敬する人は誰ですか?」
田:「尊敬する人はエジソンです。」
試:「どうしてエジソンを尊敬するのですか?」
田:「エジソンはえらい人だからです!」
試:「エジソンのどこがえらいと思いますか?」
田:「『ちびまる子』の歌でも『エジソンはえらい人そんなの常識』と言われているので、エジソンがえらいのは常識だからです!」
試:「…………(試験官苦笑い)」
試:「田山君は先ほど書いてもらった作文に、『高校では作文をがんばりたい』と書いていたけど、それはどうしてかな?」
田:「私は作文が苦手なので、上手になりたいと思ったからです。」
試:「苦手な物にチャレンジしようってわけだね。」
田:「そうです!苦手な作文にチャレンジしたいです!」
試験官達:「チャレンジ精神は有るな。」
そんな感じで田山君の面接は終了しました。
「ものすごく緊張したじょ~。」こんな感じで田山君はぐったりしていました。そして、面接が終わり次第受験生は帰宅して良いということであったので田山君は家に帰りました。しかし、田山君、家に近づくとびっくり!田山君の家の向かいの加地(かじ)さんというお宅が丸焦げになっているのです。もうとっくに鎮火はしていましたが。そして田山君の家は無事でしたが。
「ギャー!俺ん家の向かいの加地さんの家が丸焦げだー!」田山君はびっくり仰天でした。もしもこの火事のことを知っていたら入学試験など手に付かなかったに違いありません。知らない方が良いことも世の中にはあるのです。田山君、まあ、とにかく無事に(?)私立停景田上高校の推薦入学試験が終わって良かったです。
 田山君の高校入試は終わりましたが、3年の3学期末テストは残っています。2月28日(木)と3月1日(金)が3学期末テストの日です。田山君はリラックスして期末テストに臨(のぞ)むことができそうですが、多くの生徒は3月5日(火)に公立高校の入試ですので、リラックスどころではありません。
 なので次回は結果も含めて3年生の3学期末テストのお話です。もうじき春も近づいて来ています。そして公立高校の入試は……。田山君は合格するのか?!

                   その488おわり       その489につづきます



次回の「小説」は2月28日の発表です




個人的メモ:2019-0220点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2019年02月23日

日産デー

おはようございます。この記事は予約投稿です。

今日は23日なので日産デーです。
ですが、デジカメかパソコンの調子が悪くて
画像をナガブロに載せることができません。

 なので代わりに今日は私が一番好きな日産車のお話です。

 私が一番好きな日産車は
二代目バイオレット4ドアセダン前期型です。
マイナーな車ですが、メッキパーツを使わずに豪華な顔つき、
横から見たカクカクのデザイン。
とってもかっこいいと思います。
姉妹車の初代スタンザも大好きです。
将来はこれらの車に乗りたいと思いましたが、
私が運転免許を取った1993年にはこれらの車は
滅多に見ない車となっていました。

やっぱり画像がないとさみしいですね。

文だけでの日産デーでした

  
タグ :クルマネタ


Posted by 樹廊 臣 at 04:28Comments(2)クルマネタ

2019年02月20日

小説『中学生も色々と』その487

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今日のこのブログはこの小説だけです。

 私の作った小説『中学生も色々と』第487話(その487)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません


樹廊臣物語中学生シリーズ

                    中学生も色々と
書き下ろしの話です
                その487「田山君敬語と戦う」

 2019年2月20日水曜日です。
「田山、今日も敬語の特訓だ。お前の高校入試の推薦面接まであと5日しか無いのだからな。」篠口先生は田山君に言いました。田山君は私立停景田上高校という所に推薦入試をおこないます。ここでは試験に面接が有るのです。田山君は、
「敬語の特訓嫌だじょー!」と、言いました。田山君は敬語が苦手なのです。もちろん面接も苦手です。と、言いますか、田山君が面接をするのはこれが初めてなのです。
「敬語、大変、嫌だ。」と、田山君は思っています。しかし、敬語で面接しないと高校に行くことはできません。篠口先生に、
「面接免除してもらうことはできないの~。」と、言いました。篠口先生は、
「推薦入試の面接の免除なんか有るわけ無いだろー!」と、言うのでした。田山君は面接に挑まなければなりません。
 「これより面接の練習を始める!」篠口先生は言いました。田山君は、
「ワハハワハハ。」と、笑っていますが、篠口先生は、
「田山、面接では笑っちゃいけないんだぞ。」と、言いました。田山君は、
「笑うのは俺のライフワークだから笑っちゃいけないのは困るじょー!」と、言いました。篠口先生は、
「バカ!田山!笑って良い面接など、お笑いの面接だけだ!」と、言いました。田山君がいつも「ワハハワハハ!」と笑うのは彼のライフワークだったのですね。妙なライフワークなものです。
 一方こちらは暗井不機味です。
「日月のおばさん(前話その486参照)ありがとう。私、高校受験に頑張ります。」と、勉強を始めました。篠口先生は、
「停景田上高校は名前と受験番号さえ書くことができれば合格できると言われている。お前は昔はテストに名前を書き忘れていた。しかしここのところお前はテストに名前を書き忘れなくなったから、受験番号!受験番号を書き忘れないように注意しろな!受験番号は受験票に書いてある。その番号をテスト用紙に書くんだ!受験番号!受験番号を書き忘れるな。受験番号を書き忘れたら落ちるぞ!」と、暗井に言いました。暗井は、
「受験番号、受験番号、受験番号!絶対に書き忘れません!ウマシカ教祖様に誓って絶対に受験番号を書きます!」と、思うのでした。
 さて、田山君の面接の練習が始まりました。
田:「ワハハワハハ!」
篠:「こら田山!笑わない!」
田:「笑いたいじょ~。」
篠:「笑ったら高校落ちるぞ!」
田:「それは困るじょー!」
篠:「田山、高校落ちることを想像すれば笑わなくなるんじゃ無いか?」という篠口先生のアドバイスで田山君の笑いは止まりました。問題は敬語です。
篠:「これより、面接を始めます。」
田:「はいです~。」
篠:「はいに『です』はいらないよー。タラちゃんかお前は。」
田:「はい。」
篠:「あなたのお名前を教えてください」
田:「田山輪波男だじょ~です。」
篠:「あのな、『だじょー』って言うのやめろよ。『だじょー』って言うと落ちる!」
田:「それは困るじょー!」
篠:「ダメ!『じょー』はダメ!お前は私立停景田上高校に推薦で行くしか道が無いんだからな!」
田:「恐いじょー!」
篠:「恐くなくすために口癖を止めるんだ。『じょー』とか『だじょー』って言うのをやめろ。」
田:「どうすればいいのー?」
篠:「『じょー』を『です』に言い換えるんだ。」
田:「です?」
篠:「そうだ。『です』だ。」
田:「ですですー!」
篠:「お前に物を教えるのは疲れるんだから。」
田:「そういう言い方ってひどいですー。」
篠:「おっ。なんかだんだん良くなってきた。」
田:「良くなってきたですかー。ワハハワハハ!」
篠:「笑っちゃダメ!落ちるぞ!」
田:「はい。」
篠:「おっ。なんかちょっとずつ良くなってきた。笑わないことと『じょー』をやめること。そして敬語で面接にいどめ。」
田:「はい。そうします。」
篠:「なんかだんだん良くなってきているぞ。その調子だ。」
田:「そうですか。」
篠:「それじゃあ面接の練習を続けよう。田山君はどうして停景田上高校を選んだのですか?」
田:「他に行くことができるところが無かったからです。」
篠:「その答えじゃダメ!」
 田山君の面接の練習はこんな感じでした。先が思いやられますね。さてその頃、不良の渡利君は就職先に呼ばれて研修中でした。
「マスター。こんな感じで良いですか?」
「ああ良いとも。お前結構上手じゃないか。」
「そうっすか。ありがとうございます。」渡利君の就職したところは喫茶店です。渡利君と仲が良くて厚意にしてもらっている喫茶店のマスターがいて、渡利君はマスターのおかげで無事に喫茶店への就職を果たしたのです。
 「渡利は本当は勉強ができるのに就職するんだ。渡利の選択は正解かも。私だってできることなら中卒で就職したいくらいだけどそういうわけにもいかない。渡利は3パートリオよりも勉強ができるのに就職。私は棚牡丹高校に行くために勉強。ああ、勉強はつらい。」からちゃんはSOSの塾でそう思っています。お里さんも、
「私は田上商業高校に行く。3学期の期末テストも目前。勉強勉強で嫌になる!」と、怒っております。
 「ねえ、中中の期末テストはいつ?」SOSの塾の帰り道、お里さんはからちゃんに聞きました。
「2月28日木曜日と3月1日金曜日。」からちゃんがそう答えると、お里さんも、
「南中も同じ日。」と、言いました。
「そして3月5日の火曜日は高校入試の本番。」二人は声をそろえて言いました。
 「ですますでしたそうですそうでした。」ここは田山君の家です。田山君は必死で敬語の練習をしていました。
「敬語に失敗したら私は私立停景田上高校に落ちます。」とにかく田山君は一生懸命敬語の練習をしていました。そこへ田山君ママが、
「輪波男。頼むから高校落ちないでくれよ。推薦で行くんだから落ちたら大変だよ。お前は停景に推薦で行くしか無いんだからね。面接と作文の練習を一生懸命するんだよ。」と、言いました。田山君は、
「はい。面接の練習も作文の練習も一生懸命やります。」と、言いました。田山君、敬語の練習のために家の中でも敬語調になっています。
「本当に大丈夫かね?」と、田山君ママ。田山君は、
「はい。大丈夫です。停景の入試の日は2月25なのであと5日もあります。」と、言いました。田山君ママは、
「5日『も』じゃないの!あと5日『しか』ないの!もっと小さい頃から敬語を教えておくべきだったわ。」と、悔やんでいました。
 「がんばります。ますですでしたましたございます。作文にはちゃんと名前と受験番号を書く!です!」田山君は私立停景田上高校の推薦入試に向けて一生懸命に面接と作文の練習を続けています。停景の推薦入試のちょっと先には3年生の3学期末テストがあるのですが、高校推薦入試の面接と作文の練習のために期末テストの勉強はおろそかになっているのでした。いえ、おろそかと言うよりも期末テストの勉強はまったくしていません。期末テストよりも高校入試の方が大事ですものね。致し方ありません。
 その頃、大食いの九伊治君は、
「田上農業高校へ行ったら農産物食いまくるぞー。」と、のんきなことを言っていました。次回は田山君の推薦入試の話です。
              
               その487おわり       その488につづきます




次回の「小説」は2月25日の発表です





個人的メモ:2019-0217点検済
  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2019年02月15日

小説『中学生も色々と』その486

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今日のこのブログはこの小説だけです。

 私の作った小説『中学生も色々と』第486話(その486)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません

今日もかなりひどい内容です。見ない方が良いです


樹廊臣物語中学生シリーズ

                  中学生も色々と
1991年頃に考えた話です
                その486「暗井静見」

 2019年2月14日木曜日です。中中を飛び出し、りょうみ鉄道に乗って暮日月駅という所まで来た暗井不機味。ここは田上からは30㎞以上離れたところです。当然暗井の知らない町です。
「何が何だか分からない。ここは本当に始めて来る町……。どこで死のうかしら……。」暗井は暮日月駅前をさまよっていました。
「汽車に轢かれて死のうかしら?そんなことしなくても、寒いから凍死するかも?寒いのは嫌だから、やっぱりりょうみ鉄道に轢かれて死のう。」暗井は恐いことをつぶやきました。暗井は本気で鉄道自殺をするつもりなのです。
「…………。」暗井は踏切に立ち、りょうみ鉄道の線路を見つめていました。そこへ……。

 「てくてく。」前から知らないおばさんが歩いてきます。やつれた顔をしたおばさんでした。
「!」おばさんは暗井の顔を見て硬直しました。とてもびっくりしたような顔でした。そして、暗井の顔を見てこう言ったのです。
「しずみなの?」
「???」暗井には何が何だか分かりません。見知らぬおばさんは、
「あなた、中学生?学校はどうしたの?この近くに住んでいるの?」などと、矢継ぎ早(やつぎばや)に聞いてきました。暗井はその質問に答えることもできず、急に悲しくなって、
「うううしくしくしく。」と、泣き出しました。
「ううううしくしくしく。うううしくしくしく。」
 「ぎゅっ。」突然おばさんは暗井を抱きしめました。そして暗井に、
「私の家に来てくれないかしら。あなたとお話ししたいの。」と、言いました。何が何だか訳の分からない暗井は黙って頷(うなづ)きました。
 おばさんは暗井を薄暗いところにあるボロアパートに連れて行きました。暮日月駅前から10分ほど歩いた場所でした。そして暗井はそのアパートの表札を見て驚きました。
「暗井」
「私と同じ名字!」暗井は叫びました。おばさんは、
「おばさんと同じ名字なの。うれしいわ。やっぱりあなたは……。」と、言って暗井をアパートの中に招きました。
 「サアサア汚い部屋だけどあがってちょうだい。あなたとお話ししたいことがいっぱいあるの。私の名前は暗井静香というの。あなたのお名前は?」おばさんがそう言うと、
「私の名前……暗井不機味……。」と答えました。おばさんは一枚の遺影を暗井に見せました。その遺影には黄色い髪で青い目の女子高生がとても悲しそうな暗い顔で写っていました。
 「この子はね、私の一人娘なの。この子が高校一年だった約30年前の夏(1989年夏)、りょうみ鉄道の電車に体当たりして自殺しちゃったの。この子の名前は暗井静見。運動神経が悪い子だったから、電車の前に飛び出すつもりが、タイミングが遅れて電車の側面にぶつかり、全身を強く打って即死してしまった……。それからすぐのことだったわ。私の主人は『静見が自殺したのはお前が悪い』と私に言ってすぐに離婚してしまったの。それから安いアパートを点々としながら一人暮らし。」おばさんは暗井が聞いてもいないのに語り始めました。
「静見は暗くて無口な子だったけど、とても良い子だったわ。だけど日月高校でいじめられて、高校二年の夏にいじめを苦にして鉄道自殺をしてしまったの……。」おばさんがそう言うと暗井は、
「ええっ!いじめを苦にして自殺?!私もいじめられて嫌になってりょうみ鉄道に轢かれて自殺しようとしていたの!うううしくしくしく!」と、号泣しました。おばさんは号泣しながら、
「あなたは死なないでちょうだい。死なないでちょうだい。」と言いながら暗井を抱きしめました。そして、二人で号泣しました。
「静見はね、日月高校で『汚い』とか、『バイキン』と言われて差別されていじめられ続けていたの。そして、『死ぬわ、死ぬわ……私』と言って電車に飛び込んで……。うわわわーっ!」と、おばさん。
「うううしくしくしく。私といっしょだわ。私も、『汚い』、『暗井菌』といわれてすごく差別されていじめられて……。自殺するためにこの町まで来たの……。」と暗井不機味。二人ともすごく泣きました。
 「おばさんね、あなたは静見の生まれ変わりだと思うの。」おばさんは唐突に言いました。それを聞いた暗井不機味は、
「ええっ?!」と、言いました。おばさんは、
「あなたはきっと静見の生まれ変わりだと思う。静見は30年前、いじめ自殺で、いじめ自殺という形でこの物語の作者に殺された。あなたは絶対に静見の生まれ変わりだと思うの。そして今日、おばさんの前に来てくれたのよ。」と、言いました。暗井不機味は、
「ええっ?!私がおばさんの娘の生まれ変わり?!」と、驚いて言いました。
 「…………。」暗井は暗井静見の遺影を見ました。
「これが私?結構きれい……。」暗井静見は暗井不機味よりもずっと美人でした。
「私がこの人の生まれ変わりなの?」暗井不機味はもう一回言いました。おばさんは、
「そうよ。絶対あなたは静見の生まれ変わりだと思う!名字が同じ『暗井』なのも偶然じゃ無いわ!絶対に生まれ変わりよ!」と、言いました。暗井不機味は、
「でも私とおばさん、親戚じゃ無いよね。暗井って珍しい名字なのに……。」と、不思議そうな顔で言いました。おばさんは、
「確かに私と不機味ちゃんは親戚では無いわ。でも、それ以上のつながりよ!だって不機味ちゃんは自殺した私の娘の生まれ変わりなんですもの!」と、少し微笑みながら言いました。
 なんと暗井不機味は、本当に1989年(平成元年)夏に鉄道自殺した暗井静見の生まれ変わりだったのです!当時、30年前にこの物語の作者が作っていた話でいじめられていた暗井静見の生まれ変わりだったのです。平成が終わろうとしている今、30年の時を超えて判明した事実(いえ、設定)でした。不思議なこともあるものですね。
 その後、おばさんと暗井不機味は色々お話しました。
おばさんは暗井静見との思い出を。
暗井不機味は中学校でいじめられていることを……。
 「マア!せっかく作ったバレンタインチョコを『汚い』って言われて捨てられた!ひどい!うわ~っ。」おばさんは暗井不機味がいじめられている日々を聞いて暗井といっしょに泣いてくれました。暗井不機味も、暗井静見がいじめられていた過去を聞いて、暗井静見直筆の遺書も見せてもらって、
「遺書に『汚い』とか『バイキン』とかって言われて差別されていじめられてつらかったことが書いてある。差別されていたなんて私と同じ!かわいそう!うううしくしくしく!」お、おばさんといっしょに泣きました。
「静見さんもこの物語の作者からひどいことをされていたのね!30年も前から!うううしくしくしく!」暗井不機味は泣きました。作者はただ起こっていたことを実況中継しているだけです!とにかく暗井不機味もおばさんも過去の不幸な思い出、今のつらい思い出を話し合って泣きました。
 話し合っているうちに時刻はお昼12時になりました。
「静見が好きだったハヤシライスを作ってあげましょう。」おばさんは暗井静見が好物だったというハヤシライスを作ってくれました。それを食べた暗井不機味は、
「おいしい。」と、言いました。不機味はこんなにおいしいものを食べたのはウマシ教の料理以来久しぶりでした。
 「静見はハヤシライスが大好物でね。やっぱり不機味ちゃんは静見の生まれ変わりだわ。」と、おばさんは言いました。そしておばさんは、
「静見が帰ってきてくれたみたいでうれしい……。」と、泣いていました。
 昼食後、おばさんは、
「不機味ちゃん、帰らなきゃいけないんじゃないの?あなたのお父さんもお母さんも今頃とてもあなたのことを心配しているはずよ。」と、言いました。暗井不機味は、
「田上に帰るお金が無いの。4円しか持っていない。」と、言いました。おばさんは、
「電車代ぐらいあげるわよ。ここから田上駅までだったら確か300円ね。」と、田上に帰る列車賃をくれました。おばさんは暗井不機味に、
「不機味ちゃんは絶対に自殺なんかしないで!おばさんのためにも生き続けてちょうだい。」と、言いました。とにかく暗井不機味は立ち直り生きる元気が出てきました。
「日月のおばさん!ありがとう!」そう言って暗井不機味はりょうみ鉄道に乗り込んで田上に帰りました。
 さいわいにも、暗井不機味は帰るのが早かったため、急な失踪も騒ぎにはなっていませんでした。そして、暗井不機味は静見のママである日月のおばさんを励みに高校受験に頑張るのでした。
            
              その486おわり        その487につづきます





次回の「小説」は2月20日の発表です





個人的メモ:2019-0213点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2019年02月14日

今日の諏訪バス(メモ)

 今日、用事で茅野市に行きました。ミニカーを買いに・・・

 諏訪バス様では、
95455号車(U-代のエアロスターM)のナンバーがなくなっていた。
松本に居た中古のエルガミオ01510号車が
諏訪200あ・105のナンバー(つい最近の登録)
を付けて茅野発岡谷行きの運用に入っていた。
車内外には松本時代の広告がそのまま残っていた。

今日見たことの覚え書きです。  
タグ :バスネタ


Posted by 樹廊 臣 at 15:25Comments(0)バスネタ

2019年02月14日

小説『中学生も色々と』その485

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今日のこのブログはこの小説だけです。

 私の作った小説『中学生も色々と』第485話(その485)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません

今日はかなりひどい内容です。見ない方が良いです


樹廊臣物語中学生シリーズ
          中学生も色々と
1991年頃に考えた話です
             その485「暗井不機味の放浪」

 2019年2月14日木曜日はバレンタインデーです。
 「俺の下駄箱にも入ってる!」
「私の靴入れにも!」
「俺の靴箱にも暗井のチョコが入ってる!」
「3の6全員の下駄箱に暗井菌の毒入りバイキンチョコが入ってるー!」中中3年6組は暗井のチョコでパニックになりました。
「毒入り事件だー!」と。
 その頃暗井は一人教室で、
「私のチョコでクラスメイトがみんな大喜びしてくれるわ~ウフフフフフ~。」と、変な想像をしてニヤニヤしていました。
「ドカドカドカドカ!」そこへ続々と3年6組のクラスメイトがなだれ込んできました。みんなカンカンに怒っています。
「汚い奴が毒殺しようとしたー!」
「この汚いチョコを下駄箱に入れたのは暗井菌だなー!」
「田山はお前の汚い毒入りチョコを食べてトイレにこもって居るんだぞ!」その頃田山君は本当におなかを壊してトイレで苦しんでいました。差別しすぎてこうなってしまったのです。
 「バカヤロー!」
「バイキン!」
「汚ねー奴が毒殺しようとしたー!」みんなはそう言って暗井の手作りチョコを暗井の机やその周辺にたたきつけていました。その横では、
「ウガッ!暗井のチョコ、汚いー!きたないー!」と、小心太郎が泣きわめいていました。いじめっ子から小心は無理矢理口の中に暗井のチョコを押し込まれていたのです。
 「汚いー!毒ー!死んじゃうー!」そう言いながら泣き叫ぶ小心太郎を見た暗井は、
「もうイヤー!うううしくしくしく!」と、号泣しながらどこかに走り出して行きました。ちなみに小心太郎も本当におなかを壊してトイレにこもりました。田山君も小心もそれだけ暗井のことを汚いバイキンだと言って差別しすぎていたのです。
 先生が来る頃には暗井のチョコはゴミ箱に片付けられていました。暗井への差別いじめがばれないようにするために証拠物品のチョコをゴミ箱に捨てたというか隠したのです。
「暗井が無断欠席なんて珍しいな。」篠口先生は言いました。そして篠口先生は、
「暗井から休むという連絡が何も来ていないが、誰か知っている人は居ないかー?」と、クラス中に聞きましたがみんな、
「知りませーん!」と、言いました。そして篠口先生は、
「田山と小心は登校して来た早々腹痛で早退した。季節柄O(オー)157とかの食中毒がはやっているのかもしれない。受験も間近だからみんな食べ物にも気をつけるように。」と、のんきなことを言っていました。
 「ひどいわっ!ひどいわっ!私と教祖様の愛のこもったチョコレートを!せっかく私がみんなに喜んでもらうために作った手作りチョコレートを『汚い』とか『毒』だなんて!ひどいわっ!ひどいわっ!うううしくしくしく!」暗井は差別された悲しみのあまりに田上市街を走り回っていました。ものすごい悲しみでした。平常心を保つことができないくらいの悲しみでした。
「もう、汽車に乗ってどこか遠くに行っちゃいたいよ!うううしくしくしく!」暗井はそう思いました。そして、目の前にあったのは田上駅でした。駅を見た暗井は思いました。
「汽車に乗ってどこか遠いところに行っちゃおう。」と。そして財布を見ると304円有りました。
「304円有る。このお金で行くことができるところまでりょうみ鉄道に乗ろう。」暗井は自動券売機で300円の片道切符を買いました。帰ることなど考えていません。そして改札を通ってりょうみ鉄道のホームに行きました。
「まもなく快速列車宝塔(ほうとう)行きがまいります。黄色い線の内側まで下がってください……。」と、アナウンスが聞こえました。
「だったーんだったーん。」と、クモハ2528というりょうみ鉄道の列車が入ってきました。
「この汽車に乗って遠いところへ行こう!うううしくしくしく。もうどこか遠くに行っちゃいたいよ!」暗井は泣きながらりょうみ鉄道に乗り込みました。
「がったんごーがったんごー。」
「快速列車宝塔行きです。次の停車駅は田差(たさ)です。」快走するりょうみ鉄道の中で暗井は、
「うううしくしくしく。うううしくしくしく。」と、泣き続けていました。しかし、ボックスシートの車両だったのでいくら泣こうが誰も気に止める人も居ませんでした。
 やがて列車は北日月(きたひつき)という駅に着きました。
「北日月です。特急列車と急行列車を先行させますため、この駅で10ほど停車します。しばらくお待ちください。」というアナウンスがありました。暗井は、止まっている快速列車の車掌さんに聞いてみることにしました。
「この切符で、一番遠くまで行くことのできる駅はなんて駅?」車掌さんが言うには、
「この北日月駅でりょうみ鉄道海花(うみばな)線に乗り換えて暮日月(くれひつき)駅まで行くのが一番遠いね。」とのことでした。その暮日月駅はこの北日月駅の隣の駅でした。暗井はその「一番遠い」暮日月駅まで行くことにしました。
「海花線に乗り換えるには5番線だよ。」と、車掌さんに言われて暗井は北日月駅5番線ホームに行きました。この「海花線」はりょうみ鉄道でもローカルな線で50分に一回しか列車が来ません。次の列車まで20分有りました。暗井は駅の待合室で待ちました。寒い待合室でした。そのうちに海花線の列車が来ました。それには「クモハ2019」と、今年の年数と同じ番号が書かれていましたが、恐ろしく古い車両でした。車内は木でできていて、「昭和2年製造」と書かれていました。
「木でできている。なんて古い汽車なのかしら。」暗井はつぶやきました。
「この古い汽車が最後の汽車になるのね。もうこの切符じゃこれ以上先に行くことはできないし、お金は4円しかないもの。」と。
 「最後の汽車?」暗井は何かを決意したかのようでした。その決意のことを考えると、
「うううしくしくしく。」と、涙が出てきました。暗井はその古い列車の長い椅子に座り、
「うううしくしくしく。」と、泣いていました。暗井不機味の泣き声はいつも、
「うううしくしくしく。」です。
 余談ですが、暗井の弟は
「えーんえーんしくしくしく。」と、泣き、暗井の母親は、
「めそめそしくしくしく。」と、泣き、暗井の父親は、
「わーんわーんしくしくしく。」と、泣きます。
 「最後に行く駅、くれひつきえき。暮日月駅ってどんな駅なのかしら?どんな町なのかしら?そこが私の最後の町……。」実は暗井不機味、「最後の町」と言っていますが、最後の町で自殺するつもりなのです。だから、「最後の町」なのです。もはや暗井不機味の頭の中には大好きだったウマシ教もウマシカ教祖も神父もシスターも居ませんでした。大好きなウマシカ教祖すら消えてしまうくらいに、バレンタインチョコの件はつらく悲しい出来事で、暗井の心の中はもうめちゃくちゃになってしまっていて、ウマシカ教祖のこともウマシ教のことも、弟のことも、高校受験のことも無くなっていました。暗井の頭の中には、
「もっと遠いところ、すなわち天国に行こう。」という考えだけが有るのみでした。だからもう、田上の町に帰る切符はいらなかったのです。
「天国に行くわ。私。今度生まれ変わるとしたら、私は貝になりたい。」暗井は何かの映画に出ていた言葉をつぶやきました。そんなこと言っていると本当に貝に生まれ変わってしまうでしょうが。とにかくその声はとても小さかったので誰にも聞かれることはありませんでした。
 「チャンチキテンテン」北日月駅5番ホームの発車の音楽が鳴りました。
「この列車は各駅停車の海花駅行きです。この列車3両編成でトイレは真ん中の車両2号車にございます。次の停車駅は暮日月駅です。」というアナウンスがありました。
「私は暮日月駅で降りる。」暗井はつぶやきました。
 「まもなく暮日月駅です。お出口は右側です。」北日月駅から3分で暮日月駅に着きました。暗井は列車を降りました。暮日月駅は無人駅で、周りには田んぼと住宅地があるだけの、これと言った特徴も無い普通の町でした。ただ、近くには私立スーパーエリート高校が存在しているのでした。
 暮日月駅のホーム。暗井の手からポロリと「田上駅から300円」の切符が落ちました。
「もう私は4円しかお金を持っていないから家に帰ることもできない。」暗井は一度は、
「うううしくしくしく。」と泣きましたが、
「ニヤ。」と、少しだけ微笑みました。これから暗井不機味はどうなる?!

               その485おわり         その486につづきます



明日もこの『小説』はひどい内容です。スルー推奨です





個人的メモ:2019-0213点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2019年02月13日

小説『中学生も色々と』その484

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今日のこのブログはこの小説だけです。

 私の作った小説『中学生も色々と』第484話(その484)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません

今日はひどい内容です。スルー推奨


樹廊臣物語中学生シリーズ

                    中学生も色々と
1991年頃に考えた話です
           その484「暗井不機味のバレンタインデー」

 2019年2月14日木曜日はバレンタインデーです。暗井はもうすぐやってくる中学校の卒業に際し、何か良い思い出を作りたかったのです。学校では差別され、いじめられているというのに良い思い出を作りたいとは意外ですが。
 暗井はウマシ教のウマシカ教祖の所に行きました。もはや暗井にとって相談できるところはウマシ教以外には無くなっていたのです。
「教祖様。私、ご相談があるでごんす。」暗井はウマシカ教祖のところに行きました。教祖は、
「相談か?どれどれ言ってみろ。相談料100万円はおぬしが就職してからで良いからな。」と、言いました。早速暗井はウマシカ教祖に言います。
「私、もうすぐ中学校を卒業するのに学校に良い思い出が無いのでごんす。中中で良い思い出を作りたいのです。」と。ウマシカ教祖は、
「もうすぐ、14日の木曜日はバレンタインデーだろう。みんなになんじの手作りのチョコを配りなさい。そうすればみんな喜んで良い思い出ができるだろう。」ウマシカ教祖は「わしは我ながら良いアイデアを出すなあ。」と思いながら言いました。暗井も、
「それは良いですね。教祖様。それでは早速手作りのチョコを作りますでごんす。」と、言いました。しかしこれが、暗井不機味にとって悲劇の始まりとなるのでした。
 「サア!早速私の手作りのバレンタインチョコを作りましょ!私と教祖様の愛のこもった手作りチョコレート!きっとクラスの全員が喜んでくれるはずだわ!女子にも配るから、28個作らなきゃ。」篠口先生のこともウポンのゾックンのことも忘れています。暗井は早速スーパーマーケットに行き、手作りチョコの材料や制作道具を買いに行きました。
「やっぱりバレンタインチョコと言ったらハート型ね!私と教祖様の愛がこもっているのだから!」と言う暗井。チョコ作りの道具と市販の普通のチョコレートを買いました。普通の板チョコを砕いて溶かして手作りハートチョコを作るつもりなのです。そしてそれをクラスメイトに配るつもりなのです。暗井不機味は自分が、
「汚い」
「くさい」
「暗井菌というバイキン」などと言われて学校のみんなから差別されていることをこの時点ではすっかり忘れておりました。
「お年玉が残っていて良かった。」暗井は残っていたお年玉4296円を全部バレンタインチョコのために使ってしまいます。スーパーの若い女性店員さんは顔を上げ、
「4296円です。」と、言いました。暗井は4600円持っていました。店員さんはおつり304円を渡すと暗井は、
「おつりがあって良かった!あなたに教祖様のご加護がありますように。」と、店員さんに言いました。店員さんは笑いをこらえるのに必死でしたが3分後には笑いだしていましたとさ。
 「おねーちゃん何するの?」暗井ハウスに暗井不機味が帰ると暗井の弟が顔を突っ込みました。姉不機味は、
「私と教祖様の愛がこもったバレンタインチョコを作るの。そして中中のクラスのみんなに配るの。うふふふ~。すてきでしょう。」と、言いました。弟の妙男は、
「すてきだね!お姉ちゃん!僕も手伝うよ!」と、言いました。姉不機味は、
「手伝わないで良いよ。このチョコは私一人で作り上げたいの。」と、言って弟の手助けを拒絶しました。
「まず、チョコレートをつぶして煮る。」暗井は買ってきた市販のチョコをつぶし始めました。せっかくの板チョコの形が崩れていきます。暗井はそれを煮たり冷やしたりしてバレンタインチョコを作りました。もうじき受験だというのに受験勉強もせず……。
 「できたわ!うふふふふ~!」ついにとうとう暗井不機味特製のバレンタインチョコができあがりました。形はハート型。チョコには白い文字でLOVEと書いてあります。女子にも男子にも「LOVE」です。暗井は「LOVE」の意味が分かっているのでしょうか?いいえ分かっていません。とにかく暗井はバレンタインチョコには「LOVE」の文字が付き物だと思っているのです。
「あとはバレンタインデー本番を待つだけ。2月14日が木曜日の平日で学校がある日で良かったわ~。」暗井はニヤニヤしていました。バレンタインデーに自身のチョコでみんなが歓喜する様子を思い浮かべてニヤニヤしているのです。そのニヤニヤが気持ち悪いので学校ではみんながさらに避けていました。
「暗井菌のやつニヤニヤしてどうしたんだ?」
「分からないけどいつもよりも気持ち悪い。」
「触らぬ神に祟り(たたり)なしだ。あのバイキンにはいつも以上に近づかない方が良いぞ。」
なーんてみんな言っていましたが暗井は喜びに満ちあふれていたのでそう言う声は全然聞こえていませんでした。
 「コケコッコー!」とうとう2月14日木曜日、バレンタインデーの日がやってきました。この日はよく晴れた日でした。放射冷却現象で寒くなるかと思えば、そんなには寒くありませんでした。
「とうとう今日!バレンタインデー当日!」いつもは寝坊の暗井ですがこの日は早起きしました。そしてカバンの中に28個のチョコを詰め込むと午前6時に家を出ました。
「不機味の奴、『今日は朝早くから学校で用事がある』なんて言っていたけど、一体何があるのかしら?頭の悪い子の補習かしら?」なんて暗井ママは言っていました。暗井ママ、暗井が早く家を出るために早めの朝ご飯まで用意してくれていたのです。しかし、早く家を出た目的がバレンタインのためだなんて夢にも思っていませんでした。
 暗井が田上中部中学校に着いたとき、ちょうど学校の校舎昇降口が開いた頃でした。
「良かった!一番乗り!みんな私からのこのチョコを見て大喜びするはずだわ!そして、今日が私にとって中学校生活一番の良い思い出の日となるのよ!ウフフフフ~。」暗井はもう大喜びです。
「早速クラス全員のくつばこにこのチョコを入れましょう。」暗井は自分のクラスである3年6組のクラスメイトのくつばこにお手製の……手作りのバレンタインチョコを入れました。男子も女子も関係なく、一人に一個ずつチョコを入れました。そして、28個全部のチョコの配布が終わりました。暗井は、
「ウフフフフフ~みんながこのチョコを食べれば……。私と教祖様の愛がいっぱい入った手作りチョコレート!みんなが大喜びするわ!楽しみ!」みんなが大喜びする様(さま)を想像して大喜びです。とりあえず暗井は教室に行くことにしました。教室に行けば、暗井の手作りチョコを持って喜んでいるみんなが上がってくるはずです。
 「ビー!ビー!ビー!」教室に入るとウポンのゾックンが騒いでいますが暗井には全然気になりません。
「みんな私のチョコで大喜び……。ウフフフフ~。教祖様も良いアイデアを出してくださったものねー。」暗井は一人机でニヤニヤしていました。
 「ワハハワハハ!わーい!一番乗りだじょー!」暗井の次に登校してきたのは田山君でした。暗井がチョコを入れ終わってから10分後のことでした。田山君は時々早く登校してくることがあるのです。
「あれ?下駄箱に何か入ってるじょー!今日は……。バレンタインチョコだじょー!早速食べるじょー!」田山君はそのチョコが誰からの物であるかも確認せずに暗井手作りチョコを食べました。
「あれ?なんか変な味だじょー。」
 「?」そこへやってきたのはからちゃんでした。今日からちゃんはウポン当番なので早く登校してきたのです。
「田山?何?そのチョコは?」からちゃんは「田山にバレンタインチョコなんておかしいなー。」と思いながら聞きました。田山は、
「ワハハワハハ!俺の下駄箱にバレンタインのチョコが入っていたんだじょー!チョコをもらったなんてうれしいじょー!」と、言いました。からちゃんは、
「誰からのチョコさ?」と、聞きました。田山君は、
「誰だろう?」と、言いました。からちゃんは、
「ズコ。誰からもらったチョコかも確認せずに食べるなよ。」と言うと田山君は、
「どこかに名前が書いてないかな?」と、ちょっこのランピングを見ました。そこには、
「愛をこめて 暗井不機味」と、書いてありました。それを見た田山君は
「ギャ!」と、悲鳴を上げて倒れました。そして、
「お、オナカが……。バイキンのチョコだったとは……。」と、おなかを押さえてひっくり返っています。からちゃんは、
「ちょっと田山!大丈夫じゃ無いね!」と、心配しました。そこへ続々と他の生徒達も登校してきました。
「田山どうしたんだ?」他の生徒が聞きました。からちゃんは暗井のチョコのことを説明しました。すると他の人々は……。

             その484おわり         その485につづきます


明日はもっとひどい内容です。スルー推奨です



個人的メモ:2019-0212点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2019年02月12日

ミニカー紹介…青い3代目日産ローレル前期型

おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今回紹介するミニカーは先月購入したTLVNEOのLV-N157b
ニッサンローレル2000GL-6(77年式)です。
どこへ行っても売り切れだったので、東京のミニカーショップの
ミニカーショップイケダさんから通信販売で買いました。

 欲しかった3代目ローレルの前期型です。
後期型に比べて迫力のあるフロントグリルを持っていますが、
その顔もリアルに表現されています。
リアウィンドウには「排出ガス53年適合車」の文字まで
印刷表現されていてすごいです。
私が幼少の頃はこんな車が走り回っていて、
思い出がある車です。
 内装は薄い茶色です。ダッシュボードは濃い茶色で
色分けがされています。なかなか上品な内装です。

良い出来の3代目ローレル前期型でした


と、ミニカーの写真を取り込もうと思ったのですが、
デジカメの調子が悪くて写真を映し出すことができません!
というわけで乗り物コーナーは当分の間お休みとなります。
ご了承ください
困りました・・・

あれ?もしかしてデジカメじゃなくておかしいのはパソコンの方?
どっちにしろまいりました
  
タグ :ミニカー


Posted by 樹廊 臣 at 04:28Comments(0)ミニカー

2019年02月12日

小説『中学生も色々と』その483

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 私の作った小説『中学生も色々と』第483話(その483)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません


樹廊臣物語中学生シリーズ

                   中学生も色々と

             その483「すでに高校受かった人」

 2019年2月12日火曜日、
「わーい!合格通知だ!」苑中に郵便が届きました。ねりくんが受験した東涼海高等特別支援学校と、鎌霧くんとランノーエさんが受験した私立白影高校の合格通知です。3人そろって合格しました。
「ひな乃ちゃんのおかげだ。」と、ねりくん。
「hyytesdxzlpguj!」と、フランス語で喜びを表すランノーエさん。
「女装のことは大丈夫だったんだ。良かったー……。」と、安堵した鎌霧くん。3人は合格に喜びました。でも、公立の(県立の)高校を目指す人はこれからの修羅場が待っています。ねりくん達合格者3人は、
「他の人はこれから苦労するから、俺たちは浮かれないようにしようね。」と、話し合っていました。
 その2月12日はからちゃんと同じ組の小高さんが目指しているお嬢様学校、私立尾場学園の一般試験の日でした。
「今日は尾場学園入試の日。だけど、からちゃんが居ない!」小高さんはからちゃんが居ないことが気に入りませんでした。今までいつも一緒だったからちゃん。小高さんが一方的につきまとっていたからちゃん。小高さんが一方的に親友だと思い込んでいる大事なからちゃん。そのからちゃんが居ないのです。いつも一緒のからちゃんが居ないので小高さんは不安になっています。
「からちゃんが居ない……。じいやもばあやも居ない。私一人きり。一人きりで受験に挑(いど)まなければならない。だけど尾場学園に入ってお嬢様教育を受けることは私に課せられた運命。」と、小高さんはつぶやきました。小高さんはおうちの事情でお嬢様学校に入らなくてはならないのです。小高さんはお屋敷に住むお嬢様なので。お嬢様やるのも大変なんです。
 「尾頭さんはすでに私立田上第一高校に受かっちゃっていいねー。」中中3年6組にもすでに高校に受かって進路が決定している人が居ました。それは仕切りたガールの尾頭 泰子(おかしら たいこ)という女子でした。男子とは対立関係にもある少女(ガール)です。中中3年6組で最初に推薦入試で高校受かりました。
 そんな尾頭さんよりも早く進路が決定した人が居ます。それは不良の渡利君です。渡利君は厚意にしてもらっている喫茶店への就職がもうすでに決まっているのでした。なので渡利君、
「スーハー、スーハー、ハハハハ……。みんな高校受験ご苦労なこった。」と、シンナーを吸いながら毎日遊んで中学校生活を過ごしているのでした。
 それでは、からちゃんのクラスメイトはどのような進路を目指しているのか整理してみましょう。(2019年2月12日現在。すべり止めは除く)
田上中中3年6組男子14名
1  青井 陽翔(あおい はると)…県立田上商業高校
2 猪又 意慈雄(いのまた いじお)…県立田上高校
3  織田 九伊治(おだ くいじ)…県立田上農業高校
4  織田 卓久(おだ たくひさ)…県立田上工業高校
5  金田 直善(きんだ なおよし)…県立田上高校
6  古藤 蓮(ことう れん)…県立田上西高校
7  桜塩 勇馬(さくらしお ゆうま)…県立田錦高校
8  小心 太郎(しょうしん たろう)…県立棚牡丹高校
9 田山 輪波男(たやま わはお)…私立停景田上高校(推薦入試)
10 南郷 一吉(なんごう かずきち)…県立田差高校
11 花賀 かおる(はなが かおる)…県立田差高校
12 松座価 珠雄(まつざか たまお)…県立北嶺高校
13 米久 童二(よねひさ どうじ)…県立田差高校
14 渡利 焼雄(わたり やきお)…喫茶店に就職が決定している

田上中中3年6組女子15名
31 安藤 奈津子(あんどう なつこ)…私立田上第一高校(普通入試)
32 伊本 屋美(いもと やみ)…県立下本高校
33 尾頭 泰子(おかしら たいこ)…私立田上第一高校(推薦入試)合格して決定
34 暗井 不機味(くらい ぶきみ)…私立停景田上高校(普通入試)
35 小高 浩美(こだか ひろみ)…私立尾場学園(普通入試)
36 子薬丸 詩広(こやくまる しひろ)…県立田上東高校
37 桜塩 結菜(さくらしお ゆいな)…県立田上西高校
38 山茶花 花美(さざんか はなみ)…県立田上工業高校
39 狸山 真実子(たぬやま まみこ)…県立田南高校
40 津藤 みほ(つとう みほ)…県立夢見が丘高校
41 中萱 葵(なかがや あおい)…県立有川高校
42 林原 結衣(はやしばら ゆい)…県立田上高校
43 春田沢 唐子(はるたざわ からこ)…県立棚牡丹高校
44 メサノール リゼラン(めさのーる りぜらん)…県立北嶺高校
45 吉山 さくら(よしやま さくら)…県立棚牡丹高校
という感じです。
 あれ?からちゃんと小心太郎の他にも県立棚牡丹高校に志望している人が居ますね。吉山さくらさんという目立たない女子です。彼女はからちゃんと特別仲が良いとか悪いとかそういうことは無く、人間関係もまったく問題も無いけれど友達というわけでも無い暗系の子です。でも吉山さん、からちゃんといっしょに、
「嫌な小心が私たちと同じ棚牡丹高校目指してるよー。やだねー。小心なんて棚牡丹高校落っちまえ。」と、小心の悪口を言っていました。そして、
「からちゃん、お祈りしましょう。せめて小心と同じクラスにならないように。」と、吉山さんは言っていました。小心太郎だって二人と同じクラスにはなりたくありません。からちゃんや吉山さんと同じクラスになったら、嫌われて気持ち悪がられて悪口を言われて差別されることが想像できているからです。小心はこの中学校のクラスからはきっぱりと縁を切りたいと思っています。だったら小心よ。もっと遠い高校を目指せば良かったのに……。しかし小心には「遠くの高校を受ける」という発想などみじんも無かった、いや、思いつかなかったのです。
 他の学校のレギュラー陣の進路も整理してみましょう。
苑中
こでなずさん…県立棚牡丹高校
鳩野さん…県立夢見が丘高校
ランノーエさん…私立白影高校(普通入試)合格して決定
鎌霧くん…私立白影高校(普通入試)合格して決定
ねりくん…東涼海高等特別支援学校(推薦入試)合格して決定
つきくん…県立田上東高校
日暮紅子さん…県立沖川高校(本当はこでなずさんと同じ棚牡丹に行きたいけど無理)
五十嵐咲紀さん…県立田上西高校
他の学校
お里さん…県立田上商業高校
ひな乃ちゃん…県立棚牡丹高校
野子さん…県立北境高校(涼海市北区)
という感じです。今のところ、みんな進路変更もせずにその進路を目指して頑張るということになっています。幸い学校大好きなライクスクールの武田鉄子先生もひな乃ちゃんを洗脳するのに成功した気になっているので邪魔しに来ません。みんなそれぞれの進路を静かに過ごすことができそうです。ただ一人、小心太郎だけはからちゃんから、
「小心。おまえなんか高校落っちまえ。」と言われて嫌がらせされていましたが。
 「うちのクラスから田上高校を目指す人が3人も居るなんてうれしいよ。」と、篠口先生は言いました。しかし、
「4組からは超エリート校の私立スーパーエリート高校に受かった人が居る。しかし、我が3年6組にはスーパーエリート高校を目指す人すら居なかった。」と、嫌みを言っていたのでした。
 そんな受験シーズンの中、行事に燃える組である3年4組が県立高校受験が終わった次の日曜日にスキーイベントを企画しているという情報が聞こえてきました。みんな、
「わざわざすべりに行かなくても……。」と、思いましたが篠口先生は、
「我が6組は思い出無くても良いのかい?」と、言いました。みんなは、
「別に良いでーす。」と、しらけていました。篠口先生は、
「なら良いです。」と、ふて腐れましたが、ただ一人、暗井だけはこのクラスに良い思い出を作りたいと思っていました。

おまけ この物語世界の高校ランク表です
高校の表
            
                 その483おわり         その484につづきます





次回の『小説』は明日の発表です。ひどい内容なのでスルー推奨です





個人的メモ:2019-0206点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』