2018年09月28日

2018信州バスまつり…信南交通観光バス1253号車

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 9月16日に上田バスさんの本社で
開催された第5回信州バスまつりのレポートです。
少しずつバスまつりのレポートをちょっとずつお送りさせていただきます。
このバスまつりには約30台のバスがやってきてくださっていました。
3列に何台ものバスが並んですごかったです。
一番西側(川側)の南側(国道18号、しなの鉄道側)に置いてあった
車両から1台ずつ紹介していきます。

前回の北斗の拳ラッピングバスの隣に来ていたのは

 今回は信南交通さんのピカピカの観光バス1253号車です。
1253
最新型の三菱エアロクィーン2TG-MS06GPです。
データー
今年の3月23日に登録されたばかりの新鋭車です。
1253号車車内
↑車内
1253号車座席
↑快適な座席。補助席付きです。
補助席があるのでここの窓は開くようになっています。
窓は2TG-代からフレームレスとなりました。
フレームレスの窓は開け閉めしにくいので好きじゃないですが。
(15年前のエアロミディのフレームレスの窓など今では
ちゃんと開かない車もあります。)
読書灯と降車信号装置
↑上を見るとこうなっていました。高速路線バスの続行便に
使用できるように降車信号装置(停車ボタン)付きです。
と、なるとワンマン運行可能と言うことでしょうか?
信南さんか伊那バスさんのガイドさん乗務の続行便に
一度で良いから乗ってみたいなあ~名古屋線に。

信南交通さんの1253号車でした。

次回はどんなバスが出てくるかお楽しみに!
次回のバスまつり記事、

次回の更新日は10月1日です。ご了承ください  


Posted by 樹廊 臣 at 04:28Comments(0)バスネタ

2018年09月27日

2018信州バスまつり…千曲バス北斗の拳高速バス

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 9月16日に上田バスさんの本社で
開催された第5回信州バスまつりのレポートです。
少しずつバスまつりのレポートをちょっとずつお送りさせていただきます。
このバスまつりには約30台のバスがやってきてくださっていました。
3列に何台ものバスが並んですごかったです。
一番西側(川側)の南側(国道18号、しなの鉄道側)に置いてあった
車両から1台ずつ紹介していきます。

まずは「佐久市に来い!」と、人気漫画北斗の拳のラッピングがされた
千曲バスさんの高速バス1535号車。2016年式いすゞガーラ
(OTG-RU1ASCJ)です。
1535
ラッピングは車両後方です。スイングドアのガラスには
北斗の拳原作者の武論尊先生のサインが!
なお、この車両。車内には入り損(そこ)ねました。
どれが車内に入った車でどれが入ってない車か
分からなくなっちゃったんですよね(笑い)
1535号車左側ラッピング
↑左側

1535号車右側
↑右側
すごい迫力のラッピングですよね。

次回はどんなバスが出てくるかお楽しみに!

千曲バスさんの1535号車でした
  


Posted by 樹廊 臣 at 04:28Comments(3)バスネタ

2018年09月27日

小説『中学生も色々と』その449

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

本日の更新はバスまつりもちょっとあります

 私の作った小説『中学生も色々と』第449話(その449)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。

樹廊臣物語中学生シリーズ

                   中学生も色々と

            その449「高校受験は向かってくる」

 苑中のみんなもからちゃんやお里さん達も中学3年生です。高校受験は3月(公立高校後期選抜の場合)です。田上東部中を登校拒否している日暮紅子さんは休日や放課後に山百合先生のいる保健室でこでなずさん達と会っていました。しかし、田上東部中には全然行きませんでした。2018年9月27日木曜日、山百合先生は言いました。
以下、山百合先生と紅子さんの会話。
「紅子さん。高校進学はどうするの?」
「え……高校……。」紅子さんは、高校進学のことは頭になかったのです。
「高校行くつもりなら、そろそろ考えないと、高校行くことできないよ。」
「私、高校行きたいん……。苑中に来て、学校の素晴らしさを見たような気がするんです。高校に入ったら、管弦楽部に入りたいんです。」
「うん。その為には色々と必要なことがあるんよ。受験で合格しないとだめだし、色々な手続きは東部中でやってもらわないとね、紅子さんの担任の先生との話し合いも必要になるわさ。」
「え……。担任と……?恐い……。」
「でも、高校行くには乗り越えなければなんない試練よ……。」
「高校行くためには……。」
 紅子さんは高校進学を真剣に考え始めました。できれば、こでなずさんと同じ高校に行きたいという思いもあります。紅子さんは、高校進学を決意しました。
「こでなずさんはどの高校に行くつもり?」紅子さんが聞くとこでなずさんは、
「棚牡丹(たなぼた)高校。」と、答えました。しかし、紅子さんには棚牡丹高校に行くだけの学力はありませんでした。
 「紅子さんは長く学校行ってないからな。でも、入試の勉強くらいなら先生が教えてあげるわ。私だって、『都の西北』の四年制大学(早稲田大学ではない)出てるんだから、教えることぐらいできるんよ。」と、山百合先生も協力してくれました。この頃になると、紅子さんにも(苑内中の)お友達が増えてきました。
「学校って、こんなに居心地いい所だったっけ?」紅子さんはそんなことを言いながら苑中のお友達と、保健室の中で勉強するのでした。苑中に大勢の仲良しができて、嬉しかったでしょうね。
 さて、東部中の三年三組の担任の先生も焦り始めていました。
「日暮はいつまで経っても学校に来ない。もうすぐ十月だ。高校入試の日まで後五ヶ月くらいしかないのに……。どうするつもりなんだ……。」と。でも紅子さんから音沙汰はありませんでした。そんな中、各中学校で進路についての面談がおこなわれます。紅子さんと同じ田上東中の三年四組中之森野子さんは本日担任の南東先生と面談です。
「中之森はこの間の模擬テストで点数が急に下がっている。なんか知らないけど下がってきてるんだよなあ。お前が希望する県立北境高校は5教科260点ぐらい欲しいが模擬テストでは212点だった。厳しくなってきたぞ。何かあったのか?まさかいじめなんてことはないだろうけど。どうした?」と、南東先生は聞きました。野子さん、模擬テスト前に授業用のノートにひどい悪口の落書きをされるいじめを受け、心がすごく傷ついただけではなくて、そのノートを親に見られるといじめられているのがばれるためにそのノートを証拠隠滅のために捨ててしまったのです。そのためにノートを見ることができずにテスト勉強に支障を来して点が下がってしまったのです。野子さんは必死にそのことを隠して、
「私の勉強不足です。なんにもありません。いじめなんて絶対ありません。」と、言ってなんとか事実を隠しました。南東先生は、
「うん。確かにこの学校にいじめがあるなんて信じることもできないし、勉強不足かな?もっと勉強しないと志望校変更も考えなければならない。」と、言いました。野子さんはもっと頑張って勉強するしか有りませんでした。
 中中も進路についての面談がおこなわれています。一番点の低い暗井との面談です。担任篠口先生は、
「暗井!この間の実力テストの点数上がったじゃないか!国語16点!数学20点!社会19点!理科15点!英語21点!合計91点!お前だいぶ上がったよ!名前を書き忘れないようになったし、この調子で行けば、5教科で130点以上取ることができれば私立停景田上高校の一般受験で合格できるぞ!」と、言いました。暗井は、
「推薦じゃなくて普通の受験で合格できるんですか?!よかった!」と、言いました。篠口先生は、
「5教科で130点以上を目指せ!あと40点アップできれば一般受験で合格できるぞ。」と、言いました。暗井は、
「私が頑張って勉強したからよ!エッヘン!」と、いばって、篠口先生から、
「えらくないえらくない!いばるために勉強はするんじゃない!自分の学力を上げて進路のために勉強するんだよ!」と、たしなめていました。
 次は、今までは二番目に頭の悪い三年六組級長田山君です。篠口先生は、
「おい田山。お前の実力テスト、国語14点、数学12点、社会15点、理科19点、英語9点。合計69点!全然上がって無いじゃないか!」と、言いました。田山君は、
「ワハハワハハ!停景に推薦してくださいだじょー。」と、言っていますので篠口先生は、
「バカお前、お前がなあ!今回の実力テスト、クラスでビリなんだぞ!」と、言いました。田山君は固まり、
「え?!ま、まさか……、暗井よりも点数低いの?」と、硬直しています。篠口先生は、
「そう!今回お前が一番点数が低い!」と、言いました。田山君は、
「ガーン!」と、なりました。そして篠口先生はとどめの一発、
「こんなに低い状態が続けば停景に推薦もできない!」と、言いました。なので田山君はもっと、
「ガーン!ガーン!ガーン!」と、なりまして、
「おねがいだじょー!停景に推薦してくださいだじょー!」と、懇願しました。すると篠口先生は、
「5教科で100点以上取ったら推薦してやろうじゃないか。5教科で100点以上取るように勉強しなさい!」と、言いました。田山君は、
「勉強以外に点上げる方法無いの?」と、聞きました。篠口先生は、
「そんな方法知らん!勉強するのが点数を上げるのに一番手っ取り早い方法だぞ。」と、言いました。田山君は、
「俺、勉強したこと無いから勉強の仕方分からないんだじょー。勉強の仕方教えてくださいだじょー!」と、言いました。篠口先生は、
「勉強の方法はなあ。まず、教科書を読んで問題集の問題を解く!それで、勉強するにはあーでこーで。」と、説明しました。田山君、高校進学の最後の手段である推薦もピンチになったために少しは勉強するようになりました。(一日10分ぐらい)しかし、田山君は勉強が大嫌いなので、勉強は相当苦しいようです。果たして田山君は高校進学できるのでしょうか?
 次は、からちゃんの面談です。
「春田沢はこの間の実力テストで5教科で298点取ったな。国語60点、数学53点、社会67点、理科60点、英語58点。棚牡丹高校は280点以上必要だから今の点を維持しなさい。」と、篠口先生は言いました。からちゃんは良いのですが、からちゃんと同じ棚牡丹高校を目指している小心は……。
 次は小心の面談です。
「小心はこの間の実力テスト、国語50点、数学47点、社会60点、理科42点、英語47点の、5教科で246点。この点で棚牡丹高校に行こうというのは厳しい。棚牡丹は280点以上必要だからもっと勉強しなきゃいけない。」と、篠口先生に言われた小心は、
「ガーン!」と、なりました。小心もいじめで心が傷ついて点数が下がっているのです。さらに、いじめっこから、
「小心、俺に税金をよこせ。」と、言われて鉛筆を強奪されているので文房具不足も点数に影響している(鉛筆を取られたときはノートにメモなどできない)のです。小心は、
「親から、これ以上志望校のレベル下げちゃダメって言われているんです~。点数上げてくださいー。」と、泣いていました。篠口先生は、
「点数におまけできるか!」と一喝し、小心はしょうがなくマジーメゼミの教材での勉強を頑張るのでした。
 さて、こちらは田上南中のお里さんです。担任川白先生から、
「この間の進路参考テスト、里子は英語の点数が上がって、21点!よくがんばったな!5教科全体では志望校の田上商業合格できるぞ。」と、言われていました。お里さん、初めて英語の点が20点以上になってうれしかったのでした。
 さて、こちらは桐亜村の天才ひな乃ちゃんです。担任井野田先生から、
「梅鉢さん、今回のテストも満点でした。ぜひ、棚牡丹高校ではなくてトップ高校に行きましょう。いえ、トップ校に行って下さい。」と言われましたが、ひな乃ちゃんに、
「私は棚牡丹行くんだよ!人の進路に口出すな!」と、怒られていました。

                その449おわり        その450につづきます





個人的メモ:2018-0926点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2018年09月25日

本日はお休みです

おはようございます。いつもありがとうございます。

笹倉じんな
↑お休み少女

クタクタで、記事を作るずくも気力も無いため
本日の「樹廊臣のブログ」はおやすみです。

次回の更新については未定です。ご了承ください

樹廊 臣  
タグ :お休み


Posted by 樹廊 臣 at 04:24Comments(0)お知らせ

2018年09月24日

小説『中学生も色々と』その448

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

本日の更新はこの『小説』だけです

 私の作った小説『中学生も色々と』第448話(その448)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。


樹廊臣物語中学生シリーズ

                   中学生も色々と

             その448「文化祭のビデオ制作」

 ここは田上中部中学校。2018年9月23日日曜日です。行事に燃える組である3年4組は中中祭(文化祭)に展示発表する「魔女の宅急便の巨大壁画」作りを進めています。さて、からちゃんの居る3年6組は?
「中中祭で発表するビデオドラマ、『問題を乗り越えろ』を撮るぞ!」いじめっ子の猪又が言いました。猪又、家にあるビデオカメラを持ってきて、率先して文化祭に向けて取り組んでいるようです。このビデオドラマ『問題を乗り越えろ』は、クラス内でのいじめ問題を乗り越えていくという内容のドラマです。猪又曰く、
「これは完全なフィクション(架空)のビデオです。」とのことです。猪又はいじめ問題の本を買ってきて、それからこのビデオドラマのストーリーを作りました。
「いじめ問題を解決するクラスのストーリーです。」とのことです。
 「よし、今日9月23日はビデオ撮影を開始だ!」休日返上で文化祭のビデオ制作が始まりました。もうすでに配役などは決まっています。主人公はなんと小心太郎!小心は主人公にはなりたくなかったのですが、
「小心が主人公な!命令だ!」と、みんな(主に猪又)に命令されて無理矢理主人公にさせられたのです。猪又、なんか知りませんがこのビデオ制作に張り切っていて、映画監督のようになっています。
「早速撮ろう!まずシーンの最初から行くよ!級長の春田沢さん頼むよ!」と、猪又はビデオカメラを手にテキパキと指示を出します。
「私が最初ー?やだなー。」と言うからちゃん。猪又は、
「最初の場面は級長のお話で始めたいんだよ。春田沢頼むよ。」と、からちゃんに頼みました。からちゃんは渋々承諾しました。
「これを読めばいいんね?じゃあ読むよ。」と、壁に貼られた紙を見ながらのからちゃん。猪又は、
「よーし、撮るぞ!真剣な表情でスタート!」と、言って撮影開始。からちゃんはビデオカメラの前に立ち、撮影されます。
「わたくしは、3年6組学級長の春田沢です。このビデオをご覧の皆様。皆さんの周りにはまさかいじめは無いでしょうね?この中部中にまさかいじめが有るわけはありませんが、世間ではいじめが大きな社会問題になっています。このビデオは、いじめという問題を乗り越えたどこかの学校の一クラスのドラマです。これをご覧になり、どこかの学校で起きているいじめという問題について考えてみてはいかがでしょうか?」からちゃんは紙に書いてあることを読みました。
「カット!良いよう!このシーンバッチリだ!今のがビデオの最初になるからね!」と、猪又は言いました。からちゃんは、
「あほくさ。学校の文化祭なんてくだらなーい!だいたい今日のせっかくのお休みがつぶれちゃったよ。ブツブツ。」と、小さくぼやいていました。そして秀才の金田君が、
「猪又ー。早く終わらせてくれよなー。俺受験勉強しなきゃいけないんだからなー。塾を休んで来てるんだからなー!塾で忙しいんだよー。」と、言いました。猪又は、
「金田、悪いが協力しろよー!文化祭はみんなで作るもんだ。」と、言い、篠口先生は、
「本当に金田には協調性が無くて協力とかクラス団結というものが分かってない!塾よりも文化祭の方が大事なんだよ!」と、言いました。級長の田山君は、
「ワハハワハハ!金田!塾あきらめてよ!ワハハハハ!」と、言いました。からちゃんは、
「金田、あわれな奴。学校行事の犠牲者だ。」と、小さな声で言いました。
 「次のシーン。主人公の小心太郎がみんなからいじめられている衝撃の場面!」猪又が言いました。特別に、普段は立ち入り禁止の屋上に入らせてもらい、屋上で撮影です。中中のこの立ち入り禁止の屋上、教頭先生以上の許可が有れば侵入可能なのです。
「じゃあ、3パートリオ、いじめっ子の役ー!」猪又が指示を出します。
「ニヒラニヒラ。俺達いじめ3人組ー。」と、3パートリオ。猪又は、
「じゃあさー、これからいじめっ子が主人公をいじめているシーンを撮るからいじめている演技してー!」と、指示を出して撮影開始です。
「スタート!」撮り始める猪又。いじめっ子役の3パートリオは、
「オラオラー!運動会が台風で中止になって頭に来てんだよー!台風はお前のせいだー!ふざけるなー!オラオラオラ!」と、主人公の小心をいじめる演技をしました。小心は、
「ぶべらはべら痛いよぉー!ごめんなさーい!えーん!」と、いじめられる演技(?)をしました。それを見た篠口先生は、
「すげー!リアルー!小心演技上手いよー!本当のいじめられっ子のような演技だ!」と、感心しました。小心はリアルにいじめられているのですが篠口先生はいじめのことを知らないのです。
「カット!みんな上手い!いじめる方もいじめられる方もすごくリアルな演技だ!良いようー!このシーンバッチリ!」と、猪又は言いました。日常リアルにいじめが起きていて、それを再現しただけなのですが……。日頃いじめいじめられているのでリアルなのです。それでもいじめに気付かない篠口先生。いつもいじめをしている猪又はこういうテーマを選ぶと言うことは危険な冒険であるということに気付いていないのです。まあ、篠口先生が鈍(にぶ)すぎるので小心へのいじめはばれないのですが。
「なんだかなー。」と、からちゃんはあきれました。
 「うんうん。順調に撮影は進んでいる。みんな上手いじゃないか!」猪又はほくほく顔です。篠口先生も、
「みんな上手で良かった。」と、感心しています。しかし、
「誰かさんには長縄跳びができなくていじめられる役をやってもらいたいもんだ。なー津藤。」と、ひどいことを言いました。なので津藤みほちゃんは、
「キーッ!」と、ブチ切れていましたとさ。
 「よーし!今日はここまでです!けっこう良く撮影できました!続きは明日です!明日は3パートリオからのサプライズでスペシャルゲストの人が来てくださるそうですよ!」と、猪又は言いました。サプライズのスペシャルゲスト????金田君は、
「急げ急げ!塾が~!」と、大慌てで居なくなりました。忙しい人もいるのです。
 翌日、9月24日の月曜日(秋分の日の振替休日)になりました。今日も屋上でビデオ撮影の続きです。
「じゃあ今日は昨日のビデオ撮影の続きです。3パートリオのみんな!スペシャルゲストの女神様は来てくださったかい?」と、言いました。3パートリオは、
「はい!来て頂いてます!こちらの、鳩野ひまり様です!わざわざ苑内中から来て頂きました!」と言い、苑中の制服姿の鳩野さん登場!
「鳩野ちゃん?!」からちゃんは驚愕!クラス一の美人である小高さんは鳩野さんを見て、
「やだ。私よりもきれいな人。」と言い、みんなは、
「何このかわいい人、オリンピックのカーリングの藤澤五月さんみたい!」と、驚いていました。からちゃんは、
「鳩野ちゃん?なんでまたここに?」と、聞くと鳩野さんは、
「頼まれたから。サービスサービス!」と言い、からちゃんは、
「サービス?!」と、開いた口がふさがりませんでした。そして何人かの人が、
「あれ?靴は?」と、鳩野さんの足を見て言いました。そしたら鳩野さん、
「嗚呼!靴履いてくるん忘れてしもうた!苑中の人っていつもはだしで生活してるから!」と言うのでした。猪又は、
「そのはだしすてきだからはだしで良いです!ぜひビデオドラマで、いじめを止める女神様の役をやってください!」と、言いました。鳩野さんを見た篠口先生は、
「かわいくて人の良さそうな子!他の学校には中中には居ないような良い生徒が居るんだな。」と、自校生徒に対して失礼なことを言うのでした。
 「小高、女神様っぽい服は持ってきてくれてあるな。」と、猪又。小高さんは、
「こういうのでいいのかしら?」と、女神様が着るようなドレスを取り出しました。
「金持ちはなんでも持ってるんだなー。」と、驚くみんな。
「えらそうな金持ち嫌な奴。」と、みほちゃん。過去に小高さんとケンカしたのでみほちゃんと小高さんとの仲は一生険悪なのです。とにかく撮影開始。
「主人公がいじめっ子から『屋上から飛び降りろ』と、脅迫されるシーン!スタート!」と、ビデオで写す猪又。着替えて女神様になった鳩野さんはそれを見て、
「中中っておそろしいことするんね。」と、言いました。篠口先生は、
「まさか!これは架空のやらせだよ!」と、言いました。鳩野さんは、
「あの主人公?まさかいじめられてるんじゃないですよね?」と、篠口先生に言うと、
「我が校にいじめなんてありません!」と、篠口先生は力強く言いました。鳩野さんは、
「良かった。もしも本当にいじめられてるんだったら助けねばいけない。」と、言いました。内心ヒヤヒヤだったからちゃんは、
「鳩野ちゃんにいじめが知られなんでよかった。」と、胸をなで下ろしました。鳩野さんをも巻き込んだ文化祭のビデオ撮影は10月の休日も続き、やがて完成します。この3年6組のビデオドラマ発表は11月3日の文化祭の時に出ます。

                その448おわり        その449につづきます





個人的メモ:2018-0922点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2018年09月23日

日産(ディーゼル)デー

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今日は23日、日産デーです。
今回は日産は日産でも、日産ディーゼルです。
NISSANDEISEL
左が上田バスさんのN-962号車
(日産ディーゼルKC-RM211GSN)
右がJRバス関東さんの伊那の車。L538-99206号車
(日産ディーゼルKC-UA460LSN)
です。
バスまつりでのヒトコマ。

日産ディーゼルデーでした  
タグ :バスネタ


Posted by 樹廊 臣 at 04:28Comments(0)本日の画像

2018年09月23日

小説『中学生も色々と』その447

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

本日の更新は先日のバスまつりの画像もひとつあります

 私の作った小説『中学生も色々と』第447話(その447)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。


樹廊臣物語中学生シリーズ

                   中学生も色々と

             その447「川白先生音を上げる」

 2018年9月17日月曜日です。9月15日にやってきた台風はこの17日も暴れていました。
「あー。田上の別荘アパートに来るのは2か月ぶり。もういい加減TTCV25時間テレビの余韻は消えただろう。」樹廊臣はこの物語世界の涼海県田上市ムスカーリタウンというところに別荘のアパートを借りています。ですが25時間テレビのことでTTCVから逃げるためにここ2か月ほどこの別荘アパートには来ていませんでした。TTCV25時間テレビのほとぼりも冷めたと思われる9月17日に久しぶりに樹廊臣は田上の別荘アパートに来たのでした。
「TTCVのせいで別荘に来ることができなかった。こなくても農協の口座引き落としで家賃とか取られてるんだからな。ブツブツ。」樹廊臣はそう言って玄関ドアの郵便受けを見ました。チラシやら何やらが突っ込まれています。その中にはTTCVからの、
「バカ作者TTCV本社に至急出頭せよ!我々は25時間テレビのブタモドキが死んだ件で非常に困っている!」と言ったTTCVからの呼び出し状が何枚もありました。
「TTCVこえー!(恐い!)」樹廊臣は恐くなりました。ここは無視を決め込みます。無関係なテレビ局のことまで知ったことではありません。そして樹廊臣は別荘の冷蔵庫を開けました。
「マヨネーズとタルタル大丈夫かなあ?2か月放置したけど冷蔵庫の中だから大丈夫か?」マヨネーズとタルタルソースが腐っていたらTTCVのせいです!そして樹廊臣は裏のアパート駐車場に置いてある愛車AE95Gトヨタスプリンターカリブを見に行きました。
「うわー。風で葉っぱが。」2か月放置した愛車は台風のために葉っぱだらけでした。
「2か月放置してエンジンかかるかなあ?今年の5月の12か月点検の時にバッテリーは変えたけど、放電した?」エンジンはかかりました。
「あー良かった。エンジンはかかった。バッテリーは生きてる。ガソリンは半分か。バッテリー充電のためにこのままにしておく。」エンジンかけっぱなしです。
「?」車のワイパーに湿ってにじんだ紙が挟まっています。
「なんだこの紙?ん?あー先生からか。」広げてみると南中の川白先生からの手紙でした。
「郵便受けがいっぱいなのでここにはさみます。何かあったの?作者さんと久しぶりに飲みたいなあ。時間できませんか?色々困ったことがあってです。」とのことでした。
「先生もストレスが貯まってるのかな?」樹廊臣はこの日の夕方。川白先生と白木屋という酒屋に行くことにしました。今日は珍しく、バッテリーの充電もかねて樹廊臣は自分の愛車カリブで行きました。いつもはバスで行くのに。
 行ったのはN白木屋田上雪崎(ゆきさき)店という白木屋です。田上駅と樹廊臣の別荘アパートの中間地点にある店です。
「先生。お久しぶりで。」久しぶりに見る川白先生はやつれたような感じでした。でも、川白先生は元気なようで、
「これが作者さんの車?へえー。マニュアル車かい。ずいぶんクラッチの重い車ですねー。」なんて、運転席に座り、
「免許取ってからずうっとオートマだったからマニュアル運転できなくなっちゃったよ。」なんて言っていました。とりあえず本当に元気なようですね。
 テーブルに座ります。
「作者さん、カシスオレンジは飲みましたね?」と、川白先生。
「やめてくださいよ。アルコール弱いのはほんとだし、車運転できなくなって困るから。運転代行は金がかかるから使いたくないんでね、今日はアルコールは飲みませんよ。」と、樹廊臣は言いました。川白先生は、
「作者さん、アパートのドアの郵便受けに変な紙がいっぱい詰まってたけどどうしたの?」と、聞きました。樹廊臣は、
「TTCVから目ぇ付けられちゃってね、TTCVに追われて逃げてたんですよ。あの紙はTTCVからの呼び出し礼状みたいなもの。」と、答えました。川白先生、
「TTCVと何かあったの?」と、言いました。樹廊臣は、
「どう言って説明したらいいのか分かんない。TTCVと問題ができちゃったってことですわ。」と、言いました。そう言っているうちに飲み物が来ました。樹廊臣はオレンジジュースで川白先生は日本酒の燗(かん)です。
 タルタルソースがかかったチキンを食べる樹廊臣。日本酒を飲む川白先生。川白先生は酒が好きなクチで、
「たまには酒でも飲まなきゃ仕事なんてできないよ!」という感じの先生なのです。そして川白先生は、
「作者さん、お話聞いてくれますー?」と、言いました。樹廊臣は、
「ええ、いいよ。」と、言いました。川白先生は、
「また減給になっちゃったよ。」と、言いました。樹廊臣は、
「えっ!また!なんで?」と、言いました。川白先生の言うには、まず、
「おととい、15日の日にね運動会があったんですよ。作者さんはその日長野県に居ただろうから知らないかもしれないけど、ひどい台風の日。本当に暴風雨って感じの天気だったんですよ。台風が直撃してるときに運動会やるのもひどいけど、雷警報でどんどん雷が落ちてる中運動会やってたんですよ。」と。樹廊臣は、
「ほんとに田上南中はどんな天気でも行事やるだね。」と、言いました。川白先生は、
「そう!ものすごい雨だろうが落雷が有ろうが中止にしない!本当にとんでもない天気だったんですよ。その中で組体操とかやらせてたから本当にかわいそうだった!」と、言いました。樹廊臣は、
「雨ん中組体操……。」と、言い、川白先生は、
「それで雷がひどくて、本当に危険な状態になって……、半分ぐらいの生徒が雷におびえていましたしね、本当にいつ校庭に雷落ちてもおかしくない状態だったもんで我慢できなくなって校長先生に『運動会を中止にしてください』って言っちゃったんですよ。それで『校長に文句言ったから』って減給1か月になった……。」と、言いました。樹廊臣は、
「あの校長先生に口出しちゃダメでしょう。それ以前に、南中の横にでかいマンション有りますよね?だけど、校庭に雷って落ちるもんなの?マンションに落ちるんじゃなくて?」と、言いました。川白先生は、
「あー!知らないんですね!校庭に雷落ちますよ!本当にいつ雷が落ちてもおかしくない状態だったんですよ!文部科学省のホームページ見てごらんなさい。グラウンドにいた生徒に雷が落ちて大変なことになった事例が本当にあるんですよ!だけどあの校長先生は雷なってる所で人間ピラミッドさせるんですよ!校庭の真ん中にピラミッド有ったらそりゃ雷落ちるでしょう!」と、言いました。樹廊臣は、
「そうか。で、どうなったの?最後まで運動会はやって、雷は落ちずに済んだ?」と、聞きました。川白先生は、
「運の良いことに、人間ピラミッド作っている途中で、パトロールの消防署の人が通りかかりましてね、校長先生を無理矢理説得して運動会中止にさせたから助かりましたよ。消防署の人が通りかからなかったらと思うと本当に恐い。」と、言いました。樹廊臣は、
「運動会続行で人間ピラミッドに雷が落ちた可能性も……。」と、言い、川白先生は、
「本当に落ちてもおかしくなかったです!中止になって、一人の負傷者も出なくて本当に良かった……。だけど、10%の減給1か月になっちゃった……。」と、落ち込んで言いました。樹廊臣は、
「まあでも、いつだったかは70%減給されて半年とかなかった?それに比べれば1か月で済んで良かったかも?」と、言いました。川白先生は、
「良くないですよ!生徒の安全を考えておねがいしたら減給って!まあ、私も『給料減らされてもいいや!』って思って直訴したんですけどね!まあいいや!生徒助かったから!校長は生徒の安全を全然考えてないんですよ!あの校長は生徒虐待はする!部下にはパワハラをする!最悪の校長だ!」と、言いました。完全に酔っぱらっています。
 「先生も大変だね。」樹廊臣は川白先生に酒を飲ませながら言いました。川白先生は、
「本当、大変……。それよりも虐待されてる生徒がかわいそう。運動会の時だって生徒達、泥だらけの水浸しで、風邪引いた生徒もけっこう居るんじゃないかな?本当にかわいそうで、助けることができなくてごめんねって感じで……、学校は生徒を苦しめるために有るんじゃないですよ……。作者さん学校を大嫌いだけど、学校は生徒を苦しめるところじゃないってこと分かってよ。苑中見ればわかるでしょ。」と、言いました。樹廊臣は、
「苑中は例外だから。」と、言いましたが川白先生は、
「他の学校も苑中のようであって欲しいんですよ。」と、泣きながら言いました。そして、
「もうあの学校には居たくない……。苑中に戻りたい。田上南中に居ると自分が横暴になるのが分かるんですよ。おねがい、この物語の作者でしょう。今すぐとは言わないから、受け持ってる生徒も今年3年生だ。ちょうどいい区切りだ。来年度は苑中に異動になるようにしてくださいよ。おねがい……。」と、川白先生は樹廊臣に頼みました。樹廊臣は、
「登場人物の頼みは原則として聞かないんだけど……、でも、私と先生の仲だから……、来年3月まで待って。」と、言いました。川白先生は本当に異動できるのか?

                その447おわり       その448につづきます




個人的メモ:2018-0922点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』

2018年09月21日

本日の更新はお休みです。

 おはようございます。いつもありがとうございます。

L538-99206

 仕事で非常に疲れていて、ブログを更新するずくも気力も無いので
本日の更新はお休みとさせていただきます。
バスの写真に惹かれた方ごめんなさい。
このバスの車内画像はバスまつりに来ていた一台です。
いかにも国鉄バスっぽいJRバス関東さん伊那の車です。(国鉄バス色)

次回の更新については未定です。ご了承ください

樹廊 臣  
タグ :お休み


Posted by 樹廊 臣 at 04:24Comments(0)お知らせ

2018年09月20日

2018信州バスまつり…シャトルバス

 おはようございます。この記事は予約投稿です。 

 2018年9月16日日曜日は第5回信州バスまつりでした。
そのときのお話です。

まず、本日はシャトルバスです。
I-176上田バス
シャトルバスには上田バスさんと千曲バスさんの車両が
動員されていました。画像はシャトルバスのうちの一台。最新型エルガミオ、
上田バスさんのI-176号車です。
シャトルバス


乗せていただいたのは上田駅からのシャトルバス第一便。
千曲バスさんの1376号車でした↓
千曲バス1376号車
車内は満員。始発の上田駅から乗って良かった。
会場の上田バス本社に着くと
ゆきたんとアルクマ
アルクマとゆきたんという
キャラがお出迎えしていました。


次回ははしっこの川側(西側)から展示してあったバスを紹介いたします。
約30台のバスが居ましたよ。

次回に続きます
  


Posted by 樹廊 臣 at 04:28Comments(0)バスネタ

2018年09月20日

小説『中学生も色々と』その446

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

本日の更新は先日のバスまつりも少しあります

 私の作った小説『中学生も色々と』第446話(その446)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。


樹廊臣物語中学生シリーズ

                    中学生も色々と

             その446「2018年田上中部中運動会」

 2018年9月15日土曜日は田上中部中学校の運動会当日です。運動会の日、ですが……。
「ザー!ザー!」
「ビュービュー!」
「ゴロゴロビカビカドシャン!」
と、朝からものすごい暴風雨とカミナリです。テレビジョンをつけてみると、
「はい、こちら、新人リポーターです。今私が居るのは涼海県田上市です。本日未明から田上市を襲いました台風何号は風速30mの風と1時間に150㎜の猛烈な暴風雨、それにカミナリまで落ちています!非常に危険な状態です!あっ!風にてるてる坊主が飛ばされていきます!本日は不要不急の外出は避けた方が絶対に良いです!鉄道ですが、JR、私鉄各線、みんな止まっています!本日は運動会を予定していた学校も多く……わー!ひどい突風が!ワー!ギャー!ヒー!カメラマンが飛ばされた!ギャー!実況を終わりまーす!」と、言う状態でした。なお、飛んで行ったてるてる坊主は今日が運動会なので吊されていたてるてる坊主です。
 「あー。運動会中止だわ。休みになって良かったさー。」と、からちゃん。からちゃんはお里さんの家に行ってみました。
「歩いて3分の距離なのにずぶ濡れ……。お里さん居ますよね?」からちゃんはお里さん家のピンポンを押しました。お里さんママが出てきました。そしてお里さんママは驚くべきことを言ったのです。
「ああからちゃん。さとは居ないんよ。」と。からちゃんは、
「まさか、南中今日運動会やるんじゃ……?!」と、言いました。お里さんママは、
「そう。そのまさかよ。すっごい雨で雷も落ちてるんに。」と、言いました。からちゃんは一言だけ、
「田上南部中……。変すぎる。異常だ……。」と、言いました。
 さて、ここは田上南部中学校です。暴風雨の校庭。全生徒元気に登校してきて運動会に参加です。南中の校長先生は、
「今日は、待ちに待った運動会!台風なんかを吹き飛ばすようにがんばれ!PTAから問い合わせがあったが、もちろん台風なんかで運動会を中止にするわけがない!しかし、見に来る観客が少なくて残念だ!」と、朝礼台で演説しました。こんな悪天候で運動会を見に来る父兄はわずかに決まっています!それで校長先生、ちゃんと雨ガッパを着込んでいてずるいです。他の先生もしっかり雨ガッパを着ています。しかし生徒は半袖の運動着姿です。
「ザーザー!ビュービュー!ガラガラビカビカドシャン!」こんな状態でも中止にならない田上南中の行事。恐いです!
 さて、こちらは運動会から逃げるために自分でシャンプーを飲んで田上病院に入院している小心太郎です。
「急に台風が来るとは……。いつまでこの台風居るんだろう?9月17日の敬老の日まで居てくれれば運動会は延期じゃなくて中止になる……。あさってまで居てくだせえ。今日でぼくは退院しなきゃいけないんだ……。」運動会にどうしても参加したくない小心は天の神様に祈っていました。どういう天気になることでしょうか?
 さて、こちらは再び南中です。
「徒競走!」台風の悪天候の中、田上南部中学校ではプログラム通りに運動会が進められていきます。台風の中、運動会特有のBGMが流れて生徒が走る異常な光景。校長先生はしっかりと雨ガッパを着て、
「台風に負けるな!健全なる肉体に健全なる精神が宿るのだ!」と、無茶苦茶なことを言っています。この中学校は何があってもスパルタ式なので恐いです!生徒の健康などまったく考えていません!この学校では「健全なる肉体のため」にスパルタ教育がおこなわれるのです。って、もはやここまで来るとスパルタ式を超えていますね。こんな状態なのに、「とんでもない悪天候の中、娘が頑張る姿!」等と、しっかりビデオを撮っている親御さんも居ます。これもある意味すごいです。
 「ザーザービュービューガラガラビカビカドカン!」大雨は降り、暴風は吹き、雷も落ちています。しかし田上南部中の運動会は止まりません。雨がひどく、川が増水していますので消防は台風の巡回パトロールを始めました。
「カンカン。カンカン。こちらは田上消防署の広報車です。ただいま大雨暴風雷警報が出ています。みなさん、不要不急の外出は避け、増水した川には絶対に近付かないようにしてください。」こんな日に外に出たくありません。しかし田上南中では、
「台風くらいで行事日程を延期してしまうのは弱虫だ。フン!他の学校ども情けない!どうだ!悪天候の中頑張るわが学校生徒の力強さ!」と、恐い先生達は思っています。しかし、他の学校の人は田上南中で運動会がおこなわれていることを知りません!
 「ゴロピカドカーン!」雷は鳴っています。雷警報発令中です。
「ぴた。」突然、運動会のBGMが止まりました。落雷で停電したのです。
「ちっ。気分悪い!停電か。音楽無しで頑張れ!」南中の校長先生は言いました。生徒達は完全に嫌になっていますが必死に耐えて頑張っています。しかし、昔苑中に居たこともあって優しい部類に入る川白先生は、
「雷が……。危険だぞ。って、本当にやばい!校庭に雷落ちたら大変なことになる!」と、恐くなっています。校長先生に運動会中止を申し入れたいのですが、そんなこと言ったら校長先生にものすごく怒られて減給処分にされるかもしれません。なので言いたくても我慢しているのですが、空はゴロゴロ言っています。
 「もう減給されてもいいや!車のローンももうじき終わる!」川白先生、とうとう我慢できなくなりました。南中の校長先生に、
「申し訳ありませんが中止して欲しいです。本当に危険だと思います。雷が落ちたら……。」と、言ってしまいました。予想通り南中の校長先生は、
「ムカーッ!川白先生!お前バカ!弱虫!この私に文句言うとは!減給処分にしてくれようか!これだから苑中経験者は……。」と、怒りました。それと同時に、
「ゴロビカドン!」と、雷が落ちる音がしました。川白先生は、
「(雷が)近い!……減給しても良いから中止にしてください!」と、言ってしまいました。川白先生の方がよっぽどまともだと思うのですが南中の校長先生は、
「続行!お前とりあえず減給1か月!誰が中止にするか!この安全臆病野郎が!」と、言って中止にしてくれませんでした。そして川白先生は1か月の10%減給処分になってしまいました。
 「ザーザービュービューガラガラビカビカドシャン!」川白先生は雷にとても不安ですが運動会プログラムは予定通り進められて組体操の時間です。南中の組体操の名前は「マスゲーム」と言います。南中の校長先生は、
「我が校の組体操『マスゲーム』はすばらしい!これぞ規律と連帯、協調性の結晶だ!」と、言っています。この組体操では少数の父兄がビデオ撮影する中生徒達は泥の中にダイブしたりして悲惨でした。嫌でも我慢するしかなく、落雷の恐怖に震えている人も居ました。そして、田上南部中学校名物「10段ピラミッド」のお時間です。次々と生徒が積み重なっていきます。そのてっぺんに登るのは南中の校長先生なのです。校長先生、雨合羽を脱ぎ、南中の旗を手にしました。
 「こちらは田上消防署の広報車です。ただいま、広範囲で停電しています。暴風雨だけではなく、落雷にも注意してください。えーっ!」パトロール中の消防職員さんが田上南中の前を通りかかったとき、目を疑いました。
「?!この天候で人間ピラミッド?!」二人で乗っていた消防車から消防職員さんは二人で車から飛び出しました。
「危ない!ヤメロー!雷落ちるぞ!」南中校庭に乱入する消防職員。
「こんな悪天候に何やってるんですか!人間ピラミッドに雷落ちますよ!その旗は何ですか!雷落ちますよ!」消防職員は必死で訴えました。南中の校長先生は、
「何を言う。我が校の校舎には立派な避雷針があって雷はそっちに落ちるようになっている。それに隣に15階建てのマンションがあるからそっちに落ちる!我が校の校庭に雷が落ちたことなど今まで一度もない!この安全第一野郎が!」と、怒りましたが、
「ダメ!中止!」と、消防職員に強引に中止させられてしまいました。
 「くそー!あともうちょっとで運動会プログラム全部を完遂できたのに!」南中の校長先生はカンカンですが、
「消防署のおかげで助かった。」と、生徒達はみんな安堵していました。
 「私はびしょびしょさとむすめ……。」お里さんがボロボロになって帰宅してきました。「マスゲーム」で泥だらけです。それを見たからちゃんはたいそう心配し、
「さと!こりゃひどいわ!やっぱりあの学校は異常だ!」と、お里さんママは怒っていました。あとでPTAから苦情が田上南中に行きましたが、校長先生は完全無視でした。
 「ザーザービュービューゴロピカドカーン!」悪天候が数日続いたため、他校の運動会はみんな延期どころか中止になり、小心太郎はじめ運動音痴は助かったのでした。

             その446おわり        その447につづきます





個人的メモ:2018-0919点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』