2018年09月19日
小説『中学生も色々と』その445
おはようございます。この記事は予約投稿です。
本日の更新はこの『小説』だけです。
先日のバスまつりも記事にしたいとは思っていますので、
期待せずにお待ちください。
私の作った小説『中学生も色々と』第445話(その445)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その445「苑中管弦楽部音楽会」
2018年9月9日日曜日には苑内地区にある苑内西洋芸術館という所で苑中管弦楽部の発表会が行われます。
「今年は9月9日に管弦楽部の発表会やるんでお里さん達、ぜひ聴きに来てください。」管弦楽部の鎌霧くんはお里さん達他校の人に言いました。
「そっか。聴きに行ってあげる。」と、お里さんが言ってくれたので鎌霧くんは大変喜びました。同じ管弦楽部の五十嵐咲紀さんは、
「音楽部の3年生が引退するのは11月4日の木苑祭(もくえんさい)(苑中の文化祭)で最後……。あと2か月か。」と、言いました。音楽部の引退時期が迫ってきているのです。理科の学研究会のこでなず部長さんも11月の文化祭で引退になります。その後に待っているのは高校受験です。
今日は9月8日土曜日。田上東中で登校拒否して休日に苑中にやってくる日暮紅子さんは苑中管弦楽部発表会について、
「あー。苑中の管弦楽部発表会。いいな。私は東中の管弦楽部にいたけれど、いじめられて部活どころじゃなくなっちゃったから……。」と、言いました。鎌霧くんはたいそう紅子さんを心配しました。そして、
「もし良かったら、9月9日の管弦楽部発表会、聴きに来てみない?苑内まで田上東中の人は、野子さんぐらいしか来ないと思うよ。だから何もされないし。」なんて言いました。紅子さんは、
「聴いてみようかな?」と、思いました。そして鎌霧くんと五十嵐さんが、
「午後の管弦楽部の練習見学に来ない?」と、言ってくれたので覗きに行ってみることにしました。ちなみに現在の時間はお昼休み時間でした。鎌霧くんは教室でテレビジョンを見ていたねりくんに、
「ねりくんは発表会来てくれるよね?」と、聞きました。ねりくんは、
「うん。行く行く!」と、言っていましたが目はテレビジョンに向かっていました。
「ねりくん、なんのテレビに夢中になっているんよ?」と、鎌霧くん。ねりくんは、
「今日から、TTCVで『25秒間テレビ』ってのが始まるん!それがこれから始まるんだけど、どういう内容か見たい!25時間テレビみたいな内容かもしれない。」と、言いました。
「『25秒間テレビ』?何それ?感動とかやるの?」と、紅子さん。ねりくんは、
「どういう内容かは俺も分かんない。」と言いました。そして『25秒間テレビ』始まり!
「本日から25秒間テレビが始まります!この25秒間テレビはチャリティーで、助け合い運動などを毎日25秒間呼びかけていきます!TTCVでも募金を集めますのでぜひご協力ください!あっ!もう時間がないまた明日~」テレビジョンには、25時間テレビのチャリTシャツを着た読舌社長兼アナウンサーが出てきて言っていました。
「25秒間テレビって何……?」と、紅子さん。
「25時間テレビよりも内容的にはまともだね。」と、ねりくん。
「なんだかな~。TTCVっていったい……。25時間テレビで懲りてないの?」と、鎌霧くんは言っていました。
まだ、練習が始まる前に鎌霧くんと五十嵐さんと紅子さんは管弦楽部が練習する音楽室に行ってみました。
「わー。ビオラだ!いいなあ!」と、紅子さん。そのビオラを担当する2年生の子が貸してくれるというので紅子さんは大喜びで弾いてみます。
「久しぶり!私昔ビオラ担当だったんよ!いい感じ!懐かしい!」紅子さん、なかなか上手に弾いています。
「紅子さん、上手!」鎌霧くん達は感心し、紅子さんは、
「ありがとう!高校行ったら管弦楽部に入りたくなったわ。明日の発表会には行くからね。」と、言っていました。
さて、翌日の9月9日日曜日です。ここは苑内西洋芸術館です。これから苑中管弦楽部の発表会がおこなわれます。ちなみに入場料は無料。いつもの面々が来ました。紅子さんも来ました。
「鎌霧くんが『聴きに来てください』と言いましたから来ちゃいました。」と、中之森野子さん。紅子さんは、
「中之森さんは今でも東中でいじめられているのだろうか?」と、思いましたがそうっとしておいてあげました。その後ろで、
「今日は鎌ちゃんの演奏を聴いてあげよう。」つきくんはちょっと上から目線で言っていました。それを聞いたお里さんは、
「私も聴いてあげようと思って来た。」と、笑って言いました。
発表する大ホール観客席に入ります。紅子さんは、
「私は一番後ろが好きなんで。」と、みんなから離れた所に座りました。理由はあとで。
「けっこう人が来ているね。」と、からちゃん。
「近所にお住まいの人がけっこう来るからね。」と、こでなずさん。こでなずさんの横ではひな乃ちゃんとねりくんが「おひな様とおだいり様状態」になっておりました。
「ねりくんと梅鉢さんってなんなんだろ……。」上の席から見ている紅子さんはあきれていましたが。
「ズンチャッチャ。」(こんな音ではないか?)とにかく始まりました。司会は管弦楽部部長さんと副部長さんです。両方とも3年生の女の子です。
「私達苑内中学校管弦楽部は9月現在、1年生11名、2年生11名、3年生14名の総勢36名で頑張ってきました。今回は管弦楽部単独の発表会です。10月には吹奏楽部との合同演奏発表会をこの場所でおこないます。そして、11月4日の苑中文化祭、『木苑祭(もくえんさい)』での発表をもちまして、3年生は引退となります。こんなに多くの方に来て頂きまして、とってもうれしいです。」部長さんは言いました。
「ズンチャッチャ。」管弦楽部が一生懸命練習した成果が披露されます。紅子さんは、
「苑中管弦楽部すごいな。イイ感じ。」と、思いました。苑中管弦楽部の演奏、「勝ち負けにこだわらず楽しんでやる部活」のわりにけっこう上手いのです。(今回のこの演奏はコンテストなどの勝負をしていないので勝ちも負けも無いのですが)管弦楽部がある中学校自体が少ないというのもありますが、7月にあったコンテストでは結構いい所まで行ったそうです。
「苑中管弦楽部、けっこう上手いじゃないか。」紅子さんはそう思います。紅子さんは登校拒否する前の田上東中で管弦楽部でビオラの演奏を頑張っていたのでそれを思い出しました。少し涙が出ました。田上東中管弦楽部のことを思いだしたのです。
「そう言えば昨日の9月8日は私が入っていた東中管弦楽部の発表会だったんだ。市役所の裏のホールで発表したはずだけどどうだったんだろう?顔出すわけにもいかなかったから行かなかったけどどうだったんだろう?うまくいったのかな?私がはずれたビオラのパートはどうなったんだろう?」と、紅子さんはかつての部活のことを思いました。涙が流れてきます。
「私も管弦楽続けたかったな……。だけど、いじめられて部活出来る状態じゃ無くなっちゃってやめるしかなかった……。修学旅行で吐かなきゃこんなことにならなかったのに……。なんで私吐いちゃったんだろう?……悲しい……。いじめに管弦楽取られた!」紅子さんは泣きました。多分泣くだろうなと思っていましたが本当に泣いてしまいました。こんなふうに泣くことを予想できていたのでみんなの近くに居ることは出来ないのです。
「ママー。あのお姉ちゃんなんで泣いてるの?」と、幼児が紅子さんに指を指しました。その子のママは、
「しっ。見ちゃいけません。」と、言いました。小さな子供も聴きに来る苑中管弦楽部発表会でした。紅子さんは幼児に指摘されても涙を止めることは出来ませんでした。
「どういう理由で泣こうと私の勝手よ!とにかく私、管弦楽続けたかった……。だけどいじめで全部ダメになった。中之森野子さんは『登校拒否する度胸がない中之森』だけど、どうして毎日ひどくいじめられているのに登校できるのよ?!私なんて学校行く度胸無いのに!」と、思いながら紅子さんは泣きました。中之森野子さんが登校できる理由は、親御さんが恐いからです。(野子さんの親は不登校を許してくれない)野子さんの場合は親に怒られるよりも学校に行っていじめられた方が楽なのです。紅子さんの親御さんは野子さんの親御さんよりも甘いのです。野子さんの親は厳しいのです。
「これでおわります。ありがとうございました。」良い感じで苑中管弦楽部発表会は終わりました。
「ああ。よい演奏だった。」音楽が分かるねりくん。
「ああ。よい発表会だったね。」音楽が分かっていないけどそう言う鳩野さん。音楽が分からない人からすれば良い演奏でした。音楽のことが分かるねりくんも良い演奏だったと思ったので本当に良い演奏だったようです。
「成功して良かったネ!」顔を合わせる鎌霧くんと五十嵐さん。だけどその頃紅子さんは、泣き顔を見られないようにこっそりと一人自転車で帰宅し、
「管弦楽出来る高校に行きたい!」と、泣きながら思うのでした。
その445おわり その446につづきます
個人的メモ:2018-0918点検済
本日の更新はこの『小説』だけです。
先日のバスまつりも記事にしたいとは思っていますので、
期待せずにお待ちください。
私の作った小説『中学生も色々と』第445話(その445)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その445「苑中管弦楽部音楽会」
2018年9月9日日曜日には苑内地区にある苑内西洋芸術館という所で苑中管弦楽部の発表会が行われます。
「今年は9月9日に管弦楽部の発表会やるんでお里さん達、ぜひ聴きに来てください。」管弦楽部の鎌霧くんはお里さん達他校の人に言いました。
「そっか。聴きに行ってあげる。」と、お里さんが言ってくれたので鎌霧くんは大変喜びました。同じ管弦楽部の五十嵐咲紀さんは、
「音楽部の3年生が引退するのは11月4日の木苑祭(もくえんさい)(苑中の文化祭)で最後……。あと2か月か。」と、言いました。音楽部の引退時期が迫ってきているのです。理科の学研究会のこでなず部長さんも11月の文化祭で引退になります。その後に待っているのは高校受験です。
今日は9月8日土曜日。田上東中で登校拒否して休日に苑中にやってくる日暮紅子さんは苑中管弦楽部発表会について、
「あー。苑中の管弦楽部発表会。いいな。私は東中の管弦楽部にいたけれど、いじめられて部活どころじゃなくなっちゃったから……。」と、言いました。鎌霧くんはたいそう紅子さんを心配しました。そして、
「もし良かったら、9月9日の管弦楽部発表会、聴きに来てみない?苑内まで田上東中の人は、野子さんぐらいしか来ないと思うよ。だから何もされないし。」なんて言いました。紅子さんは、
「聴いてみようかな?」と、思いました。そして鎌霧くんと五十嵐さんが、
「午後の管弦楽部の練習見学に来ない?」と、言ってくれたので覗きに行ってみることにしました。ちなみに現在の時間はお昼休み時間でした。鎌霧くんは教室でテレビジョンを見ていたねりくんに、
「ねりくんは発表会来てくれるよね?」と、聞きました。ねりくんは、
「うん。行く行く!」と、言っていましたが目はテレビジョンに向かっていました。
「ねりくん、なんのテレビに夢中になっているんよ?」と、鎌霧くん。ねりくんは、
「今日から、TTCVで『25秒間テレビ』ってのが始まるん!それがこれから始まるんだけど、どういう内容か見たい!25時間テレビみたいな内容かもしれない。」と、言いました。
「『25秒間テレビ』?何それ?感動とかやるの?」と、紅子さん。ねりくんは、
「どういう内容かは俺も分かんない。」と言いました。そして『25秒間テレビ』始まり!
「本日から25秒間テレビが始まります!この25秒間テレビはチャリティーで、助け合い運動などを毎日25秒間呼びかけていきます!TTCVでも募金を集めますのでぜひご協力ください!あっ!もう時間がないまた明日~」テレビジョンには、25時間テレビのチャリTシャツを着た読舌社長兼アナウンサーが出てきて言っていました。
「25秒間テレビって何……?」と、紅子さん。
「25時間テレビよりも内容的にはまともだね。」と、ねりくん。
「なんだかな~。TTCVっていったい……。25時間テレビで懲りてないの?」と、鎌霧くんは言っていました。
まだ、練習が始まる前に鎌霧くんと五十嵐さんと紅子さんは管弦楽部が練習する音楽室に行ってみました。
「わー。ビオラだ!いいなあ!」と、紅子さん。そのビオラを担当する2年生の子が貸してくれるというので紅子さんは大喜びで弾いてみます。
「久しぶり!私昔ビオラ担当だったんよ!いい感じ!懐かしい!」紅子さん、なかなか上手に弾いています。
「紅子さん、上手!」鎌霧くん達は感心し、紅子さんは、
「ありがとう!高校行ったら管弦楽部に入りたくなったわ。明日の発表会には行くからね。」と、言っていました。
さて、翌日の9月9日日曜日です。ここは苑内西洋芸術館です。これから苑中管弦楽部の発表会がおこなわれます。ちなみに入場料は無料。いつもの面々が来ました。紅子さんも来ました。
「鎌霧くんが『聴きに来てください』と言いましたから来ちゃいました。」と、中之森野子さん。紅子さんは、
「中之森さんは今でも東中でいじめられているのだろうか?」と、思いましたがそうっとしておいてあげました。その後ろで、
「今日は鎌ちゃんの演奏を聴いてあげよう。」つきくんはちょっと上から目線で言っていました。それを聞いたお里さんは、
「私も聴いてあげようと思って来た。」と、笑って言いました。
発表する大ホール観客席に入ります。紅子さんは、
「私は一番後ろが好きなんで。」と、みんなから離れた所に座りました。理由はあとで。
「けっこう人が来ているね。」と、からちゃん。
「近所にお住まいの人がけっこう来るからね。」と、こでなずさん。こでなずさんの横ではひな乃ちゃんとねりくんが「おひな様とおだいり様状態」になっておりました。
「ねりくんと梅鉢さんってなんなんだろ……。」上の席から見ている紅子さんはあきれていましたが。
「ズンチャッチャ。」(こんな音ではないか?)とにかく始まりました。司会は管弦楽部部長さんと副部長さんです。両方とも3年生の女の子です。
「私達苑内中学校管弦楽部は9月現在、1年生11名、2年生11名、3年生14名の総勢36名で頑張ってきました。今回は管弦楽部単独の発表会です。10月には吹奏楽部との合同演奏発表会をこの場所でおこないます。そして、11月4日の苑中文化祭、『木苑祭(もくえんさい)』での発表をもちまして、3年生は引退となります。こんなに多くの方に来て頂きまして、とってもうれしいです。」部長さんは言いました。
「ズンチャッチャ。」管弦楽部が一生懸命練習した成果が披露されます。紅子さんは、
「苑中管弦楽部すごいな。イイ感じ。」と、思いました。苑中管弦楽部の演奏、「勝ち負けにこだわらず楽しんでやる部活」のわりにけっこう上手いのです。(今回のこの演奏はコンテストなどの勝負をしていないので勝ちも負けも無いのですが)管弦楽部がある中学校自体が少ないというのもありますが、7月にあったコンテストでは結構いい所まで行ったそうです。
「苑中管弦楽部、けっこう上手いじゃないか。」紅子さんはそう思います。紅子さんは登校拒否する前の田上東中で管弦楽部でビオラの演奏を頑張っていたのでそれを思い出しました。少し涙が出ました。田上東中管弦楽部のことを思いだしたのです。
「そう言えば昨日の9月8日は私が入っていた東中管弦楽部の発表会だったんだ。市役所の裏のホールで発表したはずだけどどうだったんだろう?顔出すわけにもいかなかったから行かなかったけどどうだったんだろう?うまくいったのかな?私がはずれたビオラのパートはどうなったんだろう?」と、紅子さんはかつての部活のことを思いました。涙が流れてきます。
「私も管弦楽続けたかったな……。だけど、いじめられて部活出来る状態じゃ無くなっちゃってやめるしかなかった……。修学旅行で吐かなきゃこんなことにならなかったのに……。なんで私吐いちゃったんだろう?……悲しい……。いじめに管弦楽取られた!」紅子さんは泣きました。多分泣くだろうなと思っていましたが本当に泣いてしまいました。こんなふうに泣くことを予想できていたのでみんなの近くに居ることは出来ないのです。
「ママー。あのお姉ちゃんなんで泣いてるの?」と、幼児が紅子さんに指を指しました。その子のママは、
「しっ。見ちゃいけません。」と、言いました。小さな子供も聴きに来る苑中管弦楽部発表会でした。紅子さんは幼児に指摘されても涙を止めることは出来ませんでした。
「どういう理由で泣こうと私の勝手よ!とにかく私、管弦楽続けたかった……。だけどいじめで全部ダメになった。中之森野子さんは『登校拒否する度胸がない中之森』だけど、どうして毎日ひどくいじめられているのに登校できるのよ?!私なんて学校行く度胸無いのに!」と、思いながら紅子さんは泣きました。中之森野子さんが登校できる理由は、親御さんが恐いからです。(野子さんの親は不登校を許してくれない)野子さんの場合は親に怒られるよりも学校に行っていじめられた方が楽なのです。紅子さんの親御さんは野子さんの親御さんよりも甘いのです。野子さんの親は厳しいのです。
「これでおわります。ありがとうございました。」良い感じで苑中管弦楽部発表会は終わりました。
「ああ。よい演奏だった。」音楽が分かるねりくん。
「ああ。よい発表会だったね。」音楽が分かっていないけどそう言う鳩野さん。音楽が分からない人からすれば良い演奏でした。音楽のことが分かるねりくんも良い演奏だったと思ったので本当に良い演奏だったようです。
「成功して良かったネ!」顔を合わせる鎌霧くんと五十嵐さん。だけどその頃紅子さんは、泣き顔を見られないようにこっそりと一人自転車で帰宅し、
「管弦楽出来る高校に行きたい!」と、泣きながら思うのでした。
その445おわり その446につづきます
個人的メモ:2018-0918点検済
タグ :『中学生も色々と』
2018年09月18日
バスまつりのおかげで
こんばんは。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

バスまつりの記事のおかげで、このブログの順位が153位。
総合記事ランキングが140位になったようです。ありがとうございます。

バスまつりの記事って、前回も人気あったんですよね~。
少しずつ、時々ですが今回の2018年第5回信州バスまつり、
記事にしてみますね。
ありがとうございます
バスまつりの記事のおかげで、このブログの順位が153位。
総合記事ランキングが140位になったようです。ありがとうございます。
バスまつりの記事って、前回も人気あったんですよね~。
少しずつ、時々ですが今回の2018年第5回信州バスまつり、
記事にしてみますね。
ありがとうございます
タグ :バスネタ
2018年09月18日
小説『中学生も色々と』その444
おはようございます。この記事は予約投稿です。
本日の更新はこの『小説』だけです。
先日のバスまつりも記事にしたいとは思っていますので、
期待せずにお待ちください。
私の作った小説『中学生も色々と』第444話(その444)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
今回のお話は危険なので絶対にまねしないでください。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その444「最後の運動会の練習」
現在この話に主に出てくるのは中学3年生。9月15日土曜日に運動会がありますが、これは中学校生活最後の運動会です。今日、9月6日の木曜日も運動会の練習がおこなわれました。運動会ではまた組体操がおこなわれます。小心太郎は去年の運動会の組体操競技で大怪我しました。しかし今年も組体操はおこなわれます。しかも今年は1年、2年、3年が組み合わされて巨大な塔を作るという壮大な組体操がおこなわれるのです。組体操を運動会でやる目的は、難しい組体操をPTAに見せてPTAや来場者を感動させるためらしいですが、運動がダメな人にとっては本当に迷惑な行事です。感動って、学校は24時間テレビではない!そんな感動のために学校は生徒に危険なことをさせるのか!筆者は不満であります。
「いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。」運動音痴の小心は運動会が嫌です。小心、運動会本番よりも運動会の練習の方がきついものであるということに気が付きました。気付いたためにもっと嫌になり、運動会がもっと嫌になりました。おまけにこれは団体競技なので失敗するとみんなや先生から責められてすごく苦痛なのです。だからすごく嫌です。
「組体操、難しい、出来ない、大変。去年組体操で大怪我した。嫌だ。絶対やりたくない。」小心はどうしても運動会と、運動会の練習に参加したくありません。
「いやだいやだいやだいやだいやだやりたくないやりたくないやりたくないやりたくないやりたくない」小心はどうしてもいやです。でも、ここは義務教育の中学校という恐ろしい所。逃げたくても逃げることはできません。登校拒否したいのですが、学校に行きたくないと言ったら親にものすごく怒られ学校に行かされます。
「どうすれば運動会から逃亡できるのだろう?」小心は考えました。
「去年は運動会本番の組体操で上から落ちて大怪我した。そのおかげで学校を休むことが出来た。その時、『どうせ大怪我するんだったらもっと早く大怪我すれば運動会の練習にも参加しなくて済んだのに~』って思った。」そして小心はひらめきます。
「そうだ!わざと大怪我すれば運動会にも運動会の練習にも参加しないで済むんだ!」小心太郎、なかなかするどいことに気が付きました。
「わざと大怪我しよう!そうすれば嫌な学校も欠席できるぞ!」小心はそう思ったのですが……、
「大怪我するの?痛いの嫌……。大怪我する勇気無い……。」小心には大怪我する度胸がなかったのでこの案はすぐにボツになりました。田上東部中の中之森野子さんは去年、運動会から逃げるために骨折しましたが……。小心よりも野子さんの方が勇気があるのでしょうか?謎ですが。ちなみに今年は田上東部中では運動会はおこなわれないそうです。野子さん、すごーく助かりました。
「とにかく、登校拒否できれば運動会から逃亡できるわけだ。」小心は登校拒否する方法を考えました。
「学校を欠席する方法……。病気になれば学校を欠席して良いんだよね。」小心は病気になる方法を考えました。そして小心は、
「手っ取り早いのは腹痛かな?変な物を食べておなかを壊そう。」と、思いました。そして小心は、
「何を口に入れよう?死なない程度の毒は……。なんだ?」と、考えました。そのしてたどり着いた答えは「シャンプー」でした。なんのことはない普通のシャンプーです。
「ニガーイ!」シャンプーはとても苦くて変な味でした。いかにも体に悪そうな液体です。
「オエ~!苦い!多分死なないよね……?」小心者の小心でもシャンプーを飲む度胸は有ったようです。
「ピーゴロゴロ」小心の願いは叶い、見事に腹痛になりました。
「う~、苦しい……。でもこれ、本当に痛いんだから仮病じゃないよね?」学校に行きたくなくてシャンプーを飲んで腹痛になることが仮病になるのかならないのかよく分かりませんが、小心は本当におなかが痛いのです。
「うーんうーん。」小心は苦しみました。
「きぼちわるい~。これなら、本当の病気だと親も思ってくれるだろう……。」小心はそう思いました。本当におなかは痛いのですから、
「腹痛で休む。」と、言っても良いのでしょうか?
「うーんうーん。」小心は見事に9月7日の金曜日をさぼることに成功しました。
「9月15日の運動会当日までシャンプーを飲めば、運動会に参加しなくてよくなる。」小心は9月8,9の土日もシャンプーを飲みました。
「太郎はなんでこんなに腹痛が続くのか?学校嫌いだから仮病?」小心太郎の親は小心太郎の腹痛を疑い、9月10日の月曜日に無理矢理市立田上病院に連れて行きました。病院で小心はなんと言われるでしょうか?小心の親は、
「仮病臭い。」と、言っていますが、小心は腹痛ですごく苦しんでいました。
「ケンベンを取ります。」胃腸科の松宮先生は言いました。そして検査結果は、
「異常有り!即入院!」という状態でした。
「えっ?!入院?!」まさかシャンプーを飲んだことで入院?!と、小心太郎は焦りました。確かにおなかは痛いし、食べた物はすぐ出ちゃうし。という状態です。
「食道と胃腸の中がボロボロです。変な薬品を飲みましたね?」松宮先生は言いました。小心は、
「変な物は飲んでいません!」と、必死でウソを付きました。しかし、入院したので学校には行かずに済み、あの嫌な運動会の練習にも参加しないで済みました。ですが、
「どうせお前、学校行くのが嫌で変な物を食べてわざと腹痛になったんだろう!この精神的弱者!」と、小心の親御さんからこっぴどく叱られて体罰もされました。小心はおなかは痛いし、体罰はされるしでたまったものではありません。小心太郎はものすごーく苦しみました。
「うーんうーん。」病室のベッドで苦しむ小心。
「今日は9月11日……。9月15日まで入院できれば運動会に参加しなくて済む。仮病を現実に出来た……。よかった……。運動会を回避できた。」そして、松宮先生が問診に来ました。小心は松宮先生に聞きます。
「いつ頃退院できるんですか?」と。松宮先生は、
「14日には退院できるわね。」と、言いました。小心は困りました。9月15日におこなわれる運動会から逃げるためにシャンプーを飲んだのです。小心は、
「おねがいです!15日まで入院させてください!おねがいします!」と、松宮先生に懇願しました。
「む。」松宮先生は「何か怪しい。」と、思いました。なので、
「15日って指定することはわけありだね?事情を言ってごらんな。」と、言いました。小心は泣きながら、
「15日は学校に行ったら困るんです。わけは聞かないで下さい。」と、言いました。松宮先生は非常に優しい人です。優しく小心に、
「15日って言えば運動会の日じゃない?何かまずいの?怒ったりしないし、秘密は守るから言ってごらん。」と、言いました。すると小心は、運動会が恐いこと、去年の運動会で大怪我したこと、運動が苦手なこと、失敗すると責められるからどうしても運動会から逃げたいことを泣きながら言いました。松宮先生は、
「そっか。運動会をさぼりたくて何か変な物食べたんじゃないの?」と、言いました。小心は、
「変な物は飲んだり食べたりしてないですー。」と、必死でウソを付きました。松宮先生、
「事情は分かった。私のお友達に史乃さんって言う学校が大嫌いな女の子がいるから何となく気持ちは分かるよ。いいよ。15日まで入院させてあげる。」と、言いました。
「ありがとうございますー!助かったですー!」と、小心は泣いて喜び、松宮先生にものすごく感謝しました。すると小心、恐い運動会に参加しなくてよいと言うことでみるみる回復していきました。
さて、こちらはこわーい田上南部中学校です。南中も9月15日の土曜日が運動会の日です。南中でも組体操がおこなわれ、名物の「10段ピラミッド」等の過酷な組体操がおこなわれます。南中の校長先生は、
「我々のスパルタ式教育ですばらしい運動会の種目が成し遂げられる。10段ピラミッドなど他の学校では最近はおこなわれない!文部科学省だかなんだか知らないが、『10段ピラミッドなどの危険なことはさせるべきではない』という奴がいるがその考えは違う!スパルタ式が感動を生み、PTAからの評価も上がり、我が田上南部中が一番すばらしい学校であるということが分かるのだ!運動会の日はPTAに我が校のすばらしさを見せつける!」と、考えています。
「ウガーッ!失敗するんじゃねー!失敗した奴は許さん!組体操を成功させるのだ!」南中の運動会練習では竹刀とムチを持った木日志先生がスパルタ式の指導を一生懸命していました。小心太郎は運動会から逃避することが出来ましたが、田上南部中学校の運動会って、いったいどうなるんでしょうね?田上南中の人、スパルタ教育で悲惨……。
その444おわり その445につづきます
個人的メモ:2018-0917点検済
本日の更新はこの『小説』だけです。
先日のバスまつりも記事にしたいとは思っていますので、
期待せずにお待ちください。
私の作った小説『中学生も色々と』第444話(その444)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
今回のお話は危険なので絶対にまねしないでください。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その444「最後の運動会の練習」
現在この話に主に出てくるのは中学3年生。9月15日土曜日に運動会がありますが、これは中学校生活最後の運動会です。今日、9月6日の木曜日も運動会の練習がおこなわれました。運動会ではまた組体操がおこなわれます。小心太郎は去年の運動会の組体操競技で大怪我しました。しかし今年も組体操はおこなわれます。しかも今年は1年、2年、3年が組み合わされて巨大な塔を作るという壮大な組体操がおこなわれるのです。組体操を運動会でやる目的は、難しい組体操をPTAに見せてPTAや来場者を感動させるためらしいですが、運動がダメな人にとっては本当に迷惑な行事です。感動って、学校は24時間テレビではない!そんな感動のために学校は生徒に危険なことをさせるのか!筆者は不満であります。
「いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。」運動音痴の小心は運動会が嫌です。小心、運動会本番よりも運動会の練習の方がきついものであるということに気が付きました。気付いたためにもっと嫌になり、運動会がもっと嫌になりました。おまけにこれは団体競技なので失敗するとみんなや先生から責められてすごく苦痛なのです。だからすごく嫌です。
「組体操、難しい、出来ない、大変。去年組体操で大怪我した。嫌だ。絶対やりたくない。」小心はどうしても運動会と、運動会の練習に参加したくありません。
「いやだいやだいやだいやだいやだやりたくないやりたくないやりたくないやりたくないやりたくない」小心はどうしてもいやです。でも、ここは義務教育の中学校という恐ろしい所。逃げたくても逃げることはできません。登校拒否したいのですが、学校に行きたくないと言ったら親にものすごく怒られ学校に行かされます。
「どうすれば運動会から逃亡できるのだろう?」小心は考えました。
「去年は運動会本番の組体操で上から落ちて大怪我した。そのおかげで学校を休むことが出来た。その時、『どうせ大怪我するんだったらもっと早く大怪我すれば運動会の練習にも参加しなくて済んだのに~』って思った。」そして小心はひらめきます。
「そうだ!わざと大怪我すれば運動会にも運動会の練習にも参加しないで済むんだ!」小心太郎、なかなかするどいことに気が付きました。
「わざと大怪我しよう!そうすれば嫌な学校も欠席できるぞ!」小心はそう思ったのですが……、
「大怪我するの?痛いの嫌……。大怪我する勇気無い……。」小心には大怪我する度胸がなかったのでこの案はすぐにボツになりました。田上東部中の中之森野子さんは去年、運動会から逃げるために骨折しましたが……。小心よりも野子さんの方が勇気があるのでしょうか?謎ですが。ちなみに今年は田上東部中では運動会はおこなわれないそうです。野子さん、すごーく助かりました。
「とにかく、登校拒否できれば運動会から逃亡できるわけだ。」小心は登校拒否する方法を考えました。
「学校を欠席する方法……。病気になれば学校を欠席して良いんだよね。」小心は病気になる方法を考えました。そして小心は、
「手っ取り早いのは腹痛かな?変な物を食べておなかを壊そう。」と、思いました。そして小心は、
「何を口に入れよう?死なない程度の毒は……。なんだ?」と、考えました。そのしてたどり着いた答えは「シャンプー」でした。なんのことはない普通のシャンプーです。
「ニガーイ!」シャンプーはとても苦くて変な味でした。いかにも体に悪そうな液体です。
「オエ~!苦い!多分死なないよね……?」小心者の小心でもシャンプーを飲む度胸は有ったようです。
「ピーゴロゴロ」小心の願いは叶い、見事に腹痛になりました。
「う~、苦しい……。でもこれ、本当に痛いんだから仮病じゃないよね?」学校に行きたくなくてシャンプーを飲んで腹痛になることが仮病になるのかならないのかよく分かりませんが、小心は本当におなかが痛いのです。
「うーんうーん。」小心は苦しみました。
「きぼちわるい~。これなら、本当の病気だと親も思ってくれるだろう……。」小心はそう思いました。本当におなかは痛いのですから、
「腹痛で休む。」と、言っても良いのでしょうか?
「うーんうーん。」小心は見事に9月7日の金曜日をさぼることに成功しました。
「9月15日の運動会当日までシャンプーを飲めば、運動会に参加しなくてよくなる。」小心は9月8,9の土日もシャンプーを飲みました。
「太郎はなんでこんなに腹痛が続くのか?学校嫌いだから仮病?」小心太郎の親は小心太郎の腹痛を疑い、9月10日の月曜日に無理矢理市立田上病院に連れて行きました。病院で小心はなんと言われるでしょうか?小心の親は、
「仮病臭い。」と、言っていますが、小心は腹痛ですごく苦しんでいました。
「ケンベンを取ります。」胃腸科の松宮先生は言いました。そして検査結果は、
「異常有り!即入院!」という状態でした。
「えっ?!入院?!」まさかシャンプーを飲んだことで入院?!と、小心太郎は焦りました。確かにおなかは痛いし、食べた物はすぐ出ちゃうし。という状態です。
「食道と胃腸の中がボロボロです。変な薬品を飲みましたね?」松宮先生は言いました。小心は、
「変な物は飲んでいません!」と、必死でウソを付きました。しかし、入院したので学校には行かずに済み、あの嫌な運動会の練習にも参加しないで済みました。ですが、
「どうせお前、学校行くのが嫌で変な物を食べてわざと腹痛になったんだろう!この精神的弱者!」と、小心の親御さんからこっぴどく叱られて体罰もされました。小心はおなかは痛いし、体罰はされるしでたまったものではありません。小心太郎はものすごーく苦しみました。
「うーんうーん。」病室のベッドで苦しむ小心。
「今日は9月11日……。9月15日まで入院できれば運動会に参加しなくて済む。仮病を現実に出来た……。よかった……。運動会を回避できた。」そして、松宮先生が問診に来ました。小心は松宮先生に聞きます。
「いつ頃退院できるんですか?」と。松宮先生は、
「14日には退院できるわね。」と、言いました。小心は困りました。9月15日におこなわれる運動会から逃げるためにシャンプーを飲んだのです。小心は、
「おねがいです!15日まで入院させてください!おねがいします!」と、松宮先生に懇願しました。
「む。」松宮先生は「何か怪しい。」と、思いました。なので、
「15日って指定することはわけありだね?事情を言ってごらんな。」と、言いました。小心は泣きながら、
「15日は学校に行ったら困るんです。わけは聞かないで下さい。」と、言いました。松宮先生は非常に優しい人です。優しく小心に、
「15日って言えば運動会の日じゃない?何かまずいの?怒ったりしないし、秘密は守るから言ってごらん。」と、言いました。すると小心は、運動会が恐いこと、去年の運動会で大怪我したこと、運動が苦手なこと、失敗すると責められるからどうしても運動会から逃げたいことを泣きながら言いました。松宮先生は、
「そっか。運動会をさぼりたくて何か変な物食べたんじゃないの?」と、言いました。小心は、
「変な物は飲んだり食べたりしてないですー。」と、必死でウソを付きました。松宮先生、
「事情は分かった。私のお友達に史乃さんって言う学校が大嫌いな女の子がいるから何となく気持ちは分かるよ。いいよ。15日まで入院させてあげる。」と、言いました。
「ありがとうございますー!助かったですー!」と、小心は泣いて喜び、松宮先生にものすごく感謝しました。すると小心、恐い運動会に参加しなくてよいと言うことでみるみる回復していきました。
さて、こちらはこわーい田上南部中学校です。南中も9月15日の土曜日が運動会の日です。南中でも組体操がおこなわれ、名物の「10段ピラミッド」等の過酷な組体操がおこなわれます。南中の校長先生は、
「我々のスパルタ式教育ですばらしい運動会の種目が成し遂げられる。10段ピラミッドなど他の学校では最近はおこなわれない!文部科学省だかなんだか知らないが、『10段ピラミッドなどの危険なことはさせるべきではない』という奴がいるがその考えは違う!スパルタ式が感動を生み、PTAからの評価も上がり、我が田上南部中が一番すばらしい学校であるということが分かるのだ!運動会の日はPTAに我が校のすばらしさを見せつける!」と、考えています。
「ウガーッ!失敗するんじゃねー!失敗した奴は許さん!組体操を成功させるのだ!」南中の運動会練習では竹刀とムチを持った木日志先生がスパルタ式の指導を一生懸命していました。小心太郎は運動会から逃避することが出来ましたが、田上南部中学校の運動会って、いったいどうなるんでしょうね?田上南中の人、スパルタ教育で悲惨……。
その444おわり その445につづきます
個人的メモ:2018-0917点検済
タグ :『中学生も色々と』
2018年09月16日
第5回信州バスまつりに行ってきました
今日ブログを休むと書きましたが・・・
上田バスさんの本社でおこなわれた
第5回信州バスまつりに行ってきました。
前回の第4回バスまつりはこのブログのバスネタカテゴリーで
記事にしたのですが、今回の第5回信州バスまつりは、
記事にできるかどうか分かりません。
なぜなら転職した仕事で疲れて、乗り物記事の
作成をするパワーが少なくなっているからです。
バスの写真を載せるには、まず、デジカメからパソコンに
写真画像を取り込んで、花子フォトレタッチという
パソコンソフトで、写っている人物の顔を隠し、
その加工済画像をパソコンのディスク内に保存する。
という作業が必要なのですが、それが結構大変なのです。
でも、行ってきた証拠に一枚、他の人が写っていない写真を載せます。

信南交通さんのピカピカのエアロクィーン1253号車(観光バス)です。
ついでに、三菱エアロシリーズの「エアロ」の意味は、
「エアロ」とは空気に関係大ありで、
三菱の観光バスがMS6系(K-MS615Sなど)から、
エアロバスのMS7系にモデルチェンジするときに、できたのが
エアロシリーズです。
これは、空気抵抗、空力特性を考えたデザインのバスということです。
空気抵抗をものともしないバスという意味です。
どれくらい燃費などに効果があるかは(?)ですが・・・
おみやげにひとつだけ買ってきたバスグッズ(500円)

信南交通さん観光バスのガイドさんが持っていた旗です。
一枚だけ買いました。本物を一つ欲しかったんですよねー^^
バスまつりのちょっとした話でした。
なお、明日のこのブログはお休みです。
今日は運良く休みでしたが明日は出勤^^
上田バスさんの本社でおこなわれた
第5回信州バスまつりに行ってきました。
前回の第4回バスまつりはこのブログのバスネタカテゴリーで
記事にしたのですが、今回の第5回信州バスまつりは、
記事にできるかどうか分かりません。
なぜなら転職した仕事で疲れて、乗り物記事の
作成をするパワーが少なくなっているからです。
バスの写真を載せるには、まず、デジカメからパソコンに
写真画像を取り込んで、花子フォトレタッチという
パソコンソフトで、写っている人物の顔を隠し、
その加工済画像をパソコンのディスク内に保存する。
という作業が必要なのですが、それが結構大変なのです。
でも、行ってきた証拠に一枚、他の人が写っていない写真を載せます。
信南交通さんのピカピカのエアロクィーン1253号車(観光バス)です。
ついでに、三菱エアロシリーズの「エアロ」の意味は、
「エアロ」とは空気に関係大ありで、
三菱の観光バスがMS6系(K-MS615Sなど)から、
エアロバスのMS7系にモデルチェンジするときに、できたのが
エアロシリーズです。
これは、空気抵抗、空力特性を考えたデザインのバスということです。
空気抵抗をものともしないバスという意味です。
どれくらい燃費などに効果があるかは(?)ですが・・・
おみやげにひとつだけ買ってきたバスグッズ(500円)
信南交通さん観光バスのガイドさんが持っていた旗です。
一枚だけ買いました。本物を一つ欲しかったんですよねー^^
バスまつりのちょっとした話でした。
なお、明日のこのブログはお休みです。
今日は運良く休みでしたが明日は出勤^^
タグ :バスネタ
2018年09月16日
本日はバス祭りに行くのでお休みです
おはようございます。
今日のこのブログはおやすみです。
「信州バスまつり」というのに行くからです。
信州バスまつりについてのアルピコ様のリンク↓
http://www.alpico.co.jp/traffic/news/003544.html
第5回「信州バスまつり」開催のお知らせ
2018年9月16日(日)に第5回『信州バスまつり』が開催されます。
長野県内バス事業者各社のバスや懐かしいバス、レアなバス等が会場に大集合します。
アルピコ交通も高速バスの展示やグッズ等を販売します。
皆さま、ぜひお出かけください。
1.日時 2018年9月16日(日)10:00~15:00
2.場所 上田バス株式会社本社(長野県上田市蒼久保1101-2)
3.主催 公益社団法人長野県バス協会
とのことです。
色々な自動車のバスが来ますよ。
なお、次回のブログ更新は未定です。
今日のこのブログはおやすみです。
「信州バスまつり」というのに行くからです。
信州バスまつりについてのアルピコ様のリンク↓
http://www.alpico.co.jp/traffic/news/003544.html
第5回「信州バスまつり」開催のお知らせ
2018年9月16日(日)に第5回『信州バスまつり』が開催されます。
長野県内バス事業者各社のバスや懐かしいバス、レアなバス等が会場に大集合します。
アルピコ交通も高速バスの展示やグッズ等を販売します。
皆さま、ぜひお出かけください。
1.日時 2018年9月16日(日)10:00~15:00
2.場所 上田バス株式会社本社(長野県上田市蒼久保1101-2)
3.主催 公益社団法人長野県バス協会
とのことです。
色々な自動車のバスが来ますよ。
なお、次回のブログ更新は未定です。
タグ :お知らせ
2018年09月15日
ミニカー紹介…ポルシェ911カレラRS2.7
おはようございます。この記事は予約投稿です。
今回紹介するミニカーは、トミカプレミアム12番、
ポルシェ911 カレラ RS 2.7というミニカーです。
外国の車にはうといのでタイプなど分かりませんが、
古いタイプのポルシェだと思います。
ベトナム製で車の裏に2017の刻印があります。

デメキンのようなスタイルのスポーツカーポルシェ911です。
いかにもポルシェと言ったモデルで良い感じです。
トミカプレミアムに合っていると思ったモデル選択だと思いました。
ドア開閉などのアクションはありませんが、なかなか良い出来で、
デメキンのようなスタイルの再現が良く、
ランプはクリアーパーツが入っています。
内装は黒内装です。狭い後席など、なかなかうまく
内装も再現されていて良い出来です。
ポルシェのトミカプレミアムでした。
今回紹介するミニカーは、トミカプレミアム12番、
ポルシェ911 カレラ RS 2.7というミニカーです。
外国の車にはうといのでタイプなど分かりませんが、
古いタイプのポルシェだと思います。
ベトナム製で車の裏に2017の刻印があります。
デメキンのようなスタイルのスポーツカーポルシェ911です。
いかにもポルシェと言ったモデルで良い感じです。
トミカプレミアムに合っていると思ったモデル選択だと思いました。
ドア開閉などのアクションはありませんが、なかなか良い出来で、
デメキンのようなスタイルの再現が良く、
ランプはクリアーパーツが入っています。
内装は黒内装です。狭い後席など、なかなかうまく
内装も再現されていて良い出来です。
ポルシェのトミカプレミアムでした。
タグ :ミニカー
2018年09月15日
小説『中学生も色々と』その443
おはようございます。この記事は予約投稿です。
本日の更新はミニカーもあります。
私の作った小説『中学生も色々と』第443話(その443)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
また、このお話に出てくる「25時間テレビ」は架空のものであり、
24時間テレビや日本テレビとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
書き下ろし新作話です
その443「第2回25時間テレビフィナーレ」
TTCV第2回25時間テレビも終盤になりました。21:00の番組終了まで1時間半となっています。視聴者は飽きてあきれ、25時間テレビ登山&マラソンのスッテーン掛山は走り続けてすでに89㎞を走破しています。スッテーン掛山は心の中で、
「カーネ、カーネ、ギャーラ、ギャーラ、カーネ、カーネ。走った距離×1万円くれるってTTCVのスタッフ言っていたからなあ。」と、思いながら……。スッテーン掛山がマラソンを続けるエネルギー源はTTCVマラソンスタッフが言った、
「25時間マラソンをやり遂げたら走った距離に一万をかけたギャラをやろうじゃないか。」という言葉でした。それがスッテーン掛山の目の前のニンジンになっているのでした。このニンジンが無ければスッテーン掛山はこんなことやりません。相方のコケブー片木はニンジンがあっても嫌になってやめましたが。しかし、このマラソンで道路は大渋滞。スッテーン掛山の後ろにスクーターに乗ったコケブー片木が付き、その後にカメラマンのバイクと中継リポーターのジープが付き、その後ろ電波を飛ばすテレビ中継車とロケバスがのろのろと進んでいるのです。
「プープー。」
「プップップー」渋滞はこの日、鳴らされるクラクション。人々はみんな急いでいます。田上市でこんなにクラクションが鳴らされることは少ないのですが、今日はマラソン渋滞のために東京並みにクラクションが鳴らされています。道路使用許可は取っていますが一般人は大迷惑です。車の中の人は、
「TTCV25時間テレビのマラソン?そんなもん何人の人が見てるの?ろくに見てないんじゃない?そんなしょうもない企画で渋滞作るなよ。俺は急いでるんだよ!」なんて言っています。そういった渋滞に困った一般人から、
「田上市古番天地区、25時間テレビマラソンのせいで渋滞しています。とっても迷惑です!」等のメッセージがTTCVに大量に送られていますがTTCVはこれを完全無視!本物の24時間テレビマラソンでは渋滞対策はどうしているんでしょうね?謎ですが。
「グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー。」と、鳩時計鳩。
「はとさんが8回言った。25時間テレビは9時に終わる。」ねりくんは25時間テレビの最後を見届けようとしていました。25時間テレビのテレビジョンでは、
「スッテーン掛山は着実にTTCVに向かって足を進めています!25時間で何㎞走ることが出来るか?!スッテーン掛山はすでに登山も含めて96㎞もの距離を走っています!現在の位置からTTCV本社前お祭り広場までの距離は5㎞あります!100㎞超えるでしょうか?!ぜひ、放送終了時間までにTTCV本社に戻ってきてください!がんばれ!がんばれ掛山!いや~、甜瀬さん、感動ですねえ。」と、読舌アナが感動的に言い、本当に感動しちゃってる甜瀬先生が、
「すっごく感動しています!あと5㎞!1時間でTTCVまで絶対に戻ってきて欲しいですね!」と、言いました。甜瀬先生、このマラソンで渋滞が起きているなんて夢にも思っていません。とにかくTTCVは30分間マラソンを実況中継すると25時間テレビのフィナーレの時間です。スッテーン掛山に向かって、
「負けないで~。」の曲が流されます。スッテーン掛山には聞こえているでしょうか?彼の脳内は「カネ、疲労」の二つしかありません。
「さあ、みんなで25時間テレビテーマソング、『ブタイ』を歌いましょう。」この、『ブタイ』という曲は某感動テレビ番組の『サライ』という曲をまねした物です。読舌アナは、
「今回の第2回25時間テレビ、本当は天国にいるブタモドキのブタイに走ってもらうつもりでした。ですが、7月16日にブタイが急逝してしまいました。天国のブタイにも届くように、みんなで歌いましょう。」
「アカシア吹雪~のブタイのまーちに~……。」と、エンドレスで歌われる『ブタイ』です。そこへ、
「おおっ!スッテーン掛山が、今!TTCV本社前のお祭り広場に戻ってきました!」
「ガラガラ~」
「えっ!観客席がガラガラじゃん!」がっかりするドヂーズとTTCVマラソンスタッフ。スッテーン掛山はステージに駆け上がりましたが、読舌アナの前で、
「つかれた~。」と、倒れ込みました。疲労困憊しているのです。
「テーン!大丈夫か?!うわっ!」と、ステージ上でこけるコケブー片木。読舌アナが、
「掛山!よく頑張った!今の気持ちは?」と、聞きました。スッテーン掛山は、
「つかれた~。」と、言いました。読舌アナは、
「疲れた以外の気持ちあるだろ?」と、聞きました。スッテーン掛山は、
「つかれた~。」と、だけ言いました。読舌アナは、
「走りきって感動しただろう?」と、聞きました。スッテーン掛山は、
「感動なんてしてねーよ……。つかれた~。」と、言いました。読舌アナは、
「掛山!お前100.24㎞も走ったんだぞ!」と、言いました。100.24㎞もの長距離を走り遂げたスッテーン掛山。それを聞いたスッテーン掛山は立ち上がり、
「やったあ!ギャラは100万240円だ!」と、言いました。なんか計算が変なような?とにかくスッテーン掛山は、
「100万円ものギャラなんて初めてだ!やったぜ!」と、言ったので画面が、
「しばらくそのままでお待ちください」に変わり、しばらくして元に戻りました。
「コケブー?相方の頑張りを見て感動しただろう?」読舌アナはドヂーズ相方のコケブー片木に聞きました。コケブー片木は、
「感動なんてしないよ!よくまあこんなしょうもないことやったもんだと感心はしたよ!」と、言いました。読舌アナは、
「コケブー片木はとっても感動しています!」と、一方的に言いました。どうしても場内とテレビジョンの前を感動させないといけないのです。ですが一般人はみんな、
「感動してねーよ!」でした。
もうすぐ25時間テレビが終わります。ねりくんは、
「しょうもない番組だったなあ。去年の方がおもしろかったな。」と、言いました。25時間見た感想です。読舌アナは、
「では最後にブタモドキブタイの映像を交え(まじえ)ながら『ブタイ』でお別れしたいと思います!」と、言い、
「アカシア吹雪~のブタイのまーちに~……。」と、『ブタイ』の合唱がおこなわれ、テレビジョンの画面には在(あ)りし日のブタイのかわいい映像が画面の右上に映し出されました。読舌アナが最後の言葉、
「25時間テレビ、これで終わりますが本当の主役は、テレビの前のあなたです!」と言って終わりです。ですが最後に、
「ぼっちゃーん!」と、ブタモドキが西乃池に放り込まれる映像が出て、
「たーのんじゃお~!たーのんじゃお~。ゴミ取り、草取り、便所の掃除!めんどくさいことはー、みんな行舎(ギョウシャ)にたーのんじゃおー!田上市北バイパス和泉信号そば!便利屋業者、株式会社行舎です!」というCMが流れて終わりました。あとは普通にCMが流れています。ねりくんはじめ視聴者は、
「ブタモドキが水に……。今の何?」と、謎のシーンで「???」と、なっており、
「結局募金はいくら集まったのさ?」と、言っていました。最終募金額が発表されなかったのです。当然インターネットは、
「ブタモドキのブタイは西乃池に放り込まれたのか?募金額はいくらになった?」と、炎上しまくっていました。
「謎のシーン。ブタモドキのブタイはもしかして、水死……?」視聴者はみんな良からぬことを考えていました。25時間テレビ終了後TTCV社内では、
「募金が1,659,841円しか集まらなかった!去年の三分の一も集まらなかった!こんなの発表できない!」と、嘆き、
「みんな感動してくれなかった!第2回25時間テレビは大失敗だ!」と、嘆き、
「あの謎のシーンはなんだ!まさかブタイを西乃池に放り込んだんじゃないだろうな?!」と、読舌社長兼アナウンサーが激怒し犯人捜しがおこなわれ、マラソンをしたドヂーズのスッテーン掛山は、
「スタッフさん、25時間マラソンのギャラちょうだい。」と、言ったらスタッフから、
「25時間テレビはチャリティーだよ。チャリティーにギャラが出るわけ無いじゃないか。ギャラの話は9月バカ。今日はセプテンバーフールなんだよ。」と、言われ、
「TTCVめ!詐欺だー!今日は4月1日ではない!何が9月バカだー!ギャラよこせー!俺はカネが欲しくてこれやったんだぞ!ギャラが出ないと分かっていたらやらなかった!」と、スッテーン掛山とTTCVスタッフとで大喧嘩となっていましたとさ。ちなみにドヂーズ相方のコケブー片木は、
「このマラソンでドヂーズのイメージアップになる。ニヤニヤ。」と、言っていましたが、結局全然イメージアップにはなりませんでした。
ほとんど誰も感動しなかった25時間テレビはこうして終わりました。来年は無いでしょう。とっぴんぱらりのぷう。
その443おわり その444につづきます
個人的メモ:2018-0913点検済
本日の更新はミニカーもあります。
私の作った小説『中学生も色々と』第443話(その443)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
また、このお話に出てくる「25時間テレビ」は架空のものであり、
24時間テレビや日本テレビとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
書き下ろし新作話です
その443「第2回25時間テレビフィナーレ」
TTCV第2回25時間テレビも終盤になりました。21:00の番組終了まで1時間半となっています。視聴者は飽きてあきれ、25時間テレビ登山&マラソンのスッテーン掛山は走り続けてすでに89㎞を走破しています。スッテーン掛山は心の中で、
「カーネ、カーネ、ギャーラ、ギャーラ、カーネ、カーネ。走った距離×1万円くれるってTTCVのスタッフ言っていたからなあ。」と、思いながら……。スッテーン掛山がマラソンを続けるエネルギー源はTTCVマラソンスタッフが言った、
「25時間マラソンをやり遂げたら走った距離に一万をかけたギャラをやろうじゃないか。」という言葉でした。それがスッテーン掛山の目の前のニンジンになっているのでした。このニンジンが無ければスッテーン掛山はこんなことやりません。相方のコケブー片木はニンジンがあっても嫌になってやめましたが。しかし、このマラソンで道路は大渋滞。スッテーン掛山の後ろにスクーターに乗ったコケブー片木が付き、その後にカメラマンのバイクと中継リポーターのジープが付き、その後ろ電波を飛ばすテレビ中継車とロケバスがのろのろと進んでいるのです。
「プープー。」
「プップップー」渋滞はこの日、鳴らされるクラクション。人々はみんな急いでいます。田上市でこんなにクラクションが鳴らされることは少ないのですが、今日はマラソン渋滞のために東京並みにクラクションが鳴らされています。道路使用許可は取っていますが一般人は大迷惑です。車の中の人は、
「TTCV25時間テレビのマラソン?そんなもん何人の人が見てるの?ろくに見てないんじゃない?そんなしょうもない企画で渋滞作るなよ。俺は急いでるんだよ!」なんて言っています。そういった渋滞に困った一般人から、
「田上市古番天地区、25時間テレビマラソンのせいで渋滞しています。とっても迷惑です!」等のメッセージがTTCVに大量に送られていますがTTCVはこれを完全無視!本物の24時間テレビマラソンでは渋滞対策はどうしているんでしょうね?謎ですが。
「グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー、グルッポー。」と、鳩時計鳩。
「はとさんが8回言った。25時間テレビは9時に終わる。」ねりくんは25時間テレビの最後を見届けようとしていました。25時間テレビのテレビジョンでは、
「スッテーン掛山は着実にTTCVに向かって足を進めています!25時間で何㎞走ることが出来るか?!スッテーン掛山はすでに登山も含めて96㎞もの距離を走っています!現在の位置からTTCV本社前お祭り広場までの距離は5㎞あります!100㎞超えるでしょうか?!ぜひ、放送終了時間までにTTCV本社に戻ってきてください!がんばれ!がんばれ掛山!いや~、甜瀬さん、感動ですねえ。」と、読舌アナが感動的に言い、本当に感動しちゃってる甜瀬先生が、
「すっごく感動しています!あと5㎞!1時間でTTCVまで絶対に戻ってきて欲しいですね!」と、言いました。甜瀬先生、このマラソンで渋滞が起きているなんて夢にも思っていません。とにかくTTCVは30分間マラソンを実況中継すると25時間テレビのフィナーレの時間です。スッテーン掛山に向かって、
「負けないで~。」の曲が流されます。スッテーン掛山には聞こえているでしょうか?彼の脳内は「カネ、疲労」の二つしかありません。
「さあ、みんなで25時間テレビテーマソング、『ブタイ』を歌いましょう。」この、『ブタイ』という曲は某感動テレビ番組の『サライ』という曲をまねした物です。読舌アナは、
「今回の第2回25時間テレビ、本当は天国にいるブタモドキのブタイに走ってもらうつもりでした。ですが、7月16日にブタイが急逝してしまいました。天国のブタイにも届くように、みんなで歌いましょう。」
「アカシア吹雪~のブタイのまーちに~……。」と、エンドレスで歌われる『ブタイ』です。そこへ、
「おおっ!スッテーン掛山が、今!TTCV本社前のお祭り広場に戻ってきました!」
「ガラガラ~」
「えっ!観客席がガラガラじゃん!」がっかりするドヂーズとTTCVマラソンスタッフ。スッテーン掛山はステージに駆け上がりましたが、読舌アナの前で、
「つかれた~。」と、倒れ込みました。疲労困憊しているのです。
「テーン!大丈夫か?!うわっ!」と、ステージ上でこけるコケブー片木。読舌アナが、
「掛山!よく頑張った!今の気持ちは?」と、聞きました。スッテーン掛山は、
「つかれた~。」と、言いました。読舌アナは、
「疲れた以外の気持ちあるだろ?」と、聞きました。スッテーン掛山は、
「つかれた~。」と、だけ言いました。読舌アナは、
「走りきって感動しただろう?」と、聞きました。スッテーン掛山は、
「感動なんてしてねーよ……。つかれた~。」と、言いました。読舌アナは、
「掛山!お前100.24㎞も走ったんだぞ!」と、言いました。100.24㎞もの長距離を走り遂げたスッテーン掛山。それを聞いたスッテーン掛山は立ち上がり、
「やったあ!ギャラは100万240円だ!」と、言いました。なんか計算が変なような?とにかくスッテーン掛山は、
「100万円ものギャラなんて初めてだ!やったぜ!」と、言ったので画面が、
「しばらくそのままでお待ちください」に変わり、しばらくして元に戻りました。
「コケブー?相方の頑張りを見て感動しただろう?」読舌アナはドヂーズ相方のコケブー片木に聞きました。コケブー片木は、
「感動なんてしないよ!よくまあこんなしょうもないことやったもんだと感心はしたよ!」と、言いました。読舌アナは、
「コケブー片木はとっても感動しています!」と、一方的に言いました。どうしても場内とテレビジョンの前を感動させないといけないのです。ですが一般人はみんな、
「感動してねーよ!」でした。
もうすぐ25時間テレビが終わります。ねりくんは、
「しょうもない番組だったなあ。去年の方がおもしろかったな。」と、言いました。25時間見た感想です。読舌アナは、
「では最後にブタモドキブタイの映像を交え(まじえ)ながら『ブタイ』でお別れしたいと思います!」と、言い、
「アカシア吹雪~のブタイのまーちに~……。」と、『ブタイ』の合唱がおこなわれ、テレビジョンの画面には在(あ)りし日のブタイのかわいい映像が画面の右上に映し出されました。読舌アナが最後の言葉、
「25時間テレビ、これで終わりますが本当の主役は、テレビの前のあなたです!」と言って終わりです。ですが最後に、
「ぼっちゃーん!」と、ブタモドキが西乃池に放り込まれる映像が出て、
「たーのんじゃお~!たーのんじゃお~。ゴミ取り、草取り、便所の掃除!めんどくさいことはー、みんな行舎(ギョウシャ)にたーのんじゃおー!田上市北バイパス和泉信号そば!便利屋業者、株式会社行舎です!」というCMが流れて終わりました。あとは普通にCMが流れています。ねりくんはじめ視聴者は、
「ブタモドキが水に……。今の何?」と、謎のシーンで「???」と、なっており、
「結局募金はいくら集まったのさ?」と、言っていました。最終募金額が発表されなかったのです。当然インターネットは、
「ブタモドキのブタイは西乃池に放り込まれたのか?募金額はいくらになった?」と、炎上しまくっていました。
「謎のシーン。ブタモドキのブタイはもしかして、水死……?」視聴者はみんな良からぬことを考えていました。25時間テレビ終了後TTCV社内では、
「募金が1,659,841円しか集まらなかった!去年の三分の一も集まらなかった!こんなの発表できない!」と、嘆き、
「みんな感動してくれなかった!第2回25時間テレビは大失敗だ!」と、嘆き、
「あの謎のシーンはなんだ!まさかブタイを西乃池に放り込んだんじゃないだろうな?!」と、読舌社長兼アナウンサーが激怒し犯人捜しがおこなわれ、マラソンをしたドヂーズのスッテーン掛山は、
「スタッフさん、25時間マラソンのギャラちょうだい。」と、言ったらスタッフから、
「25時間テレビはチャリティーだよ。チャリティーにギャラが出るわけ無いじゃないか。ギャラの話は9月バカ。今日はセプテンバーフールなんだよ。」と、言われ、
「TTCVめ!詐欺だー!今日は4月1日ではない!何が9月バカだー!ギャラよこせー!俺はカネが欲しくてこれやったんだぞ!ギャラが出ないと分かっていたらやらなかった!」と、スッテーン掛山とTTCVスタッフとで大喧嘩となっていましたとさ。ちなみにドヂーズ相方のコケブー片木は、
「このマラソンでドヂーズのイメージアップになる。ニヤニヤ。」と、言っていましたが、結局全然イメージアップにはなりませんでした。
ほとんど誰も感動しなかった25時間テレビはこうして終わりました。来年は無いでしょう。とっぴんぱらりのぷう。
その443おわり その444につづきます
個人的メモ:2018-0913点検済
タグ :『中学生も色々と』
2018年09月14日
今日の列車…国鉄ツム1192
おはようございます。この記事は予約投稿です。
本日の画像
本日の画像は貨物列車です。
すごく古いトミーの鉄道模型(中古品)が松本のイオンモールの
ポポンデッタというところで600円で売られており、買ってみました。
国鉄の貨車の通風車「ツム1000」だそうです。
tomixではありません。「TOMYナインスケール」だそうです。

ツム1192
鉄道については知らないので、この車両がどういう
貨車かはよく分かりません。
とにかく貨物列車です。
TOMIX以前の古いものです。
それでこれ、箱に「香港製」と書いてあるんですよね。
トミーは四十数年前、香港の工場でトミカを生産しましたが、
鉄道模型でも香港製があったんですね。
これが香港製のトミカ、「ホンコントミカ」だったら
めちゃくちゃ貴重なのに・・・。
ん?香港製のトミカがめちゃくちゃ貴重なように、
香港製のトミーの鉄道模型も貴重だったりしますか?
鉄道模型ツム1192でした
本日の画像
本日の画像は貨物列車です。
すごく古いトミーの鉄道模型(中古品)が松本のイオンモールの
ポポンデッタというところで600円で売られており、買ってみました。
国鉄の貨車の通風車「ツム1000」だそうです。
tomixではありません。「TOMYナインスケール」だそうです。
ツム1192
鉄道については知らないので、この車両がどういう
貨車かはよく分かりません。
とにかく貨物列車です。
TOMIX以前の古いものです。
それでこれ、箱に「香港製」と書いてあるんですよね。
トミーは四十数年前、香港の工場でトミカを生産しましたが、
鉄道模型でも香港製があったんですね。
これが香港製のトミカ、「ホンコントミカ」だったら
めちゃくちゃ貴重なのに・・・。
ん?香港製のトミカがめちゃくちゃ貴重なように、
香港製のトミーの鉄道模型も貴重だったりしますか?
鉄道模型ツム1192でした
タグ :自動車以外の乗り物
2018年09月14日
小説『中学生も色々と』その442
おはようございます。この記事は予約投稿です。
本日の更新は鉄道模型もあります。
私の作った小説『中学生も色々と』第442話(その442)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
また、このお話に出てくる「25時間テレビ」は架空のものであり、
24時間テレビや日本テレビとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
書き下ろし新作話です
その442「25時間テレビに日が落ちる」
「TTCV25時間テレビっていったい……。」苑中で25時間テレビを見ていたみんなはあきれ果てていました。こでなずさんは言います。
「私ね、ねりくんが24時間テレビとか25時間ってテレビをバカにするのがどうしても理解できなかったんよ。だけどこれ、25時間テレビを見たら、ねりくんがそうしたくなるのも分かるような気がするようなしないような……。」と。TTCVの25時間テレビ、先程の放送でイメージダウンになってしまいました。お里さんは、
「募金集めて田上市の役に立てようって言うのはいいと思うよ。だけど、これ、放送しないで募金集めただけの方がイメージ的には良いよね。ひな乃ちゃんが言ったように『25秒間テレビ』にして毎日呼びかけた方がトータルでの募金は集まるような気がする。私が25時間テレビ見たらあきれたもんね。」と、言いました。他のテレビジョンの前の一般人もあきれ果てています。
さて、こちらはTTCV本社前のお祭り広場にいるねりくんとひな乃ちゃんとからちゃんです。からちゃんは、
「二人とも大丈夫?」と、ねりくんとひな乃ちゃんに言いました。ねりくんは、
「なんとか……。」と言い、ひな乃ちゃんは、
「大丈夫じゃないよ!お尻打った!」と、言いました。からちゃんは、
「ひど。とりあえず、また捕まらないように逃げた方が良いよ。」と言い、ねりくんも、
「逃げっぺ逃げっぺ!」と言い、ひな乃ちゃんも、
「逃げっぺ!」と言って、3人揃って立ち去ることにしました。観客の一般人の方々が、
「おーい!センテェレングネリートくん逃げるなよー。おもしろかったぞ!放り出される所。」と言っていますがとりあえずバス停に逃げました。
「あー。今年は去年みたいにサイン求められたりしなくてよかった。」と、ねりくん。
「あれ?」からちゃんはあることに気が付きました。
「お祭り広場に閑古鳥が鳴いている。」と、からちゃん。そうです。TTCV本社前のお祭り広場に居た観衆達はいつの間にか居なくなっていたのでした。そうです。観客達もあきれていたのでした。帰ろうとしていた観客のおじさんは言いました。
「俺達、別に感動に興味があるわけじゃないんだよ。感動を求めちゃいないんだよ。」と。
「ガーン!こんな普通そうなおっさんまで!」TTCV一同はショックを受けました。
「みなさん!感動しないんですか?!私はこんなに感動しているのに!」甜瀬先生がステージ上から呼びかけましたが、だーれも感動していません。
「カー。カー。」カラスが西の空へと飛んでいきました。もう夕方近くです。ねりくん達3人は苑内へ帰る田上バスの中で先程のことを話しています。
「あの小屋は何?」と、ねりくん。
「多分あの小屋の中のこと放送されていたよ。」と、ひな乃ちゃん。
「それって罠(わな)?」と、からちゃん。
「そういうことね。私達をあの小屋に拉致してドッキリテレビみたいに放送するつもりだったんよ。」と、ひな乃ちゃん。
「ひどっ!俺テレビに出たくないよ!」と、ねりくん。
「本当に映されたかどうかは分かんない。」と、ひな乃ちゃん。お祭り広場にいた人には小屋の中は放送・公開されなかったのでした。
3人が苑中に戻ると、鳩野さんが開口一番、
「ねりくんとひな乃ちゃんが25時間テレビに出てた!」と、言いました。ねりくんは、
「えーっ!」と言い、ひな乃ちゃんは、
「本当に映されていたか……。」と、言いました。こでなずさんが、
「25時間テレビじゃ、『これのテレビはドッキリテレビで出てる人の了承を得て放送されてます』って字幕が出ていたけど、本当に了承得ていたん?」と、聞きました。するとねりくんとひな乃ちゃんはそろって、
「得てません!」と、言いました。鎌霧くんは、
「TTCVはそういうことをするんね。一般人を拉致して引きずり込んで無理矢理テレビに出すって……。私行かなくて良かった。」と言い、お里さんも、
「私も行かなくて良かったー。テレビに出たなんてことになったら、南中の場合は反省文じゃ済まない大変なことになる!」と、言いました。
そして、コンピューター室でインターネットを見てみました。25時間テレビのことはどのように書かれているでしょうか?
「【美人】センテェレングネリートの彼女スレ【かわいい】」
「センテェレングネリートにはあんなかわいい彼女がいるんだなー。イケメンは特だな。」
「書かれるんじゃないかと思ったよ。」と、おでこを押さえるひな乃ちゃん。
「【彼女が提案】センテェレングネリート其の3【25秒間テレビへ】」
「だから勝手に俺をネットに出すなよ……。」力が抜けるねりくん。こでなずさんは、
「ねりくん。変なテレビに頭突っ込むからこうなるんよ。気をつけた方が良いよ。」と、言いました。ねりくんは、
「うん。確かに……。」と、ちょっと元気が無くなりました。
さて、25時間テレビですが、未だに25時間テレビ登山&マラソンに出ているスッテーン掛山はがんばって25時間マラソンを続けています。相方のコケブー片木はスクーターに乗って、
「イメージアップの売名行為とギャラのため~に頑張るドヂーズバンバンザーイ!」と、歌いながらスッテーン掛山に伴走し、
「頑張れ頑張れスッテーン!今回のギャラはみんなお前がもらっていいからがんばれよ!俺はがんばらないけど!」なんて応援(?)していました。最初、沿道にはスッテーン掛山を見物する見物人が多くいたのですが、陽も傾いてきたためかめっきり人数が減ってしまいました。
「あれ?見物人が少ない。」ドヂーズもTTCVマラソンスタッフも言いました。じつは一般人の視聴者はドヂーズというオモチャに飽きてしまっていたのです。当然25時間テレビというテレビジョンにも飽きてしまっています。
「今までに集まった募金は、1,642,157円です。もっと募金してください!おねがいします!」募金額も去年に比べてずっと少ないです。一般人は完全に25時間テレビに飽きてしまっているようです。これだけ興味を持たれていない25時間テレビ。この第2回が潮時なのではでしょうか?子供達も、
「ちびまる子が始まるからかーえろ。」と言っています。25時間テレビを見ていません。
「さて、そろそろ午後6時だから帰りませう。」ということで苑中のみんなも帰ります。
「じゃあ、25時間テレビの続きは家のテレビで。」と言うねりくん。
「見るかどうかはわからんな。今年はおもしろくなくてつっこむ気にもならない感じだもん。」と、鳩野さんは言いました。この言葉が今年の25時間テレビの質を物語っていました。感動する人どころか、バカにする人も減少していたのでした。
ねりくんが帰宅すると晩ご飯の時間でした。ねりくんの親は25時間テレビを見ていなかったようでした。
「親は25時間テレビを見ていないようで助かった。もし俺が25時間テレビに出ていたなんてことを知られたらなんて言われるか分からないもんね。」ねりくんは親が25時間テレビを見ていないということで安心しました。25時間テレビでねりくんの名を出されると困るので、食卓で25時間テレビが映し出されなくてねりくんはよかったです。
「続きを見るぞ。」夕食後ねりくんは自室のテレビジョンをつけました。ねりくん、25時間テレビの続きが気になるのです。でも、あんまりおもしろい放送だとは思っていません。ねりくんは、
「去年の方がおもしろかったな。」と、言いました。この時点で25時間テレビの視聴率は1%程度でした。視聴者は、
「今年のTTCV25時間テレビ、はっきり言っておもしろくない。」と、言っています。だから募金する気にもならないのです。
「25時間テレビは今夜9時までの放送です!夜のとばりの中、スッテーン掛山は確実に足を進め、走り続けています!スッテーン掛山の頑張る姿!これを感動と言わずしてなんと言うのでしょう?!センテェレングネリートみたいに感動しない人が居るなんて信じることができません!」感動しながら言う読舌アナ。ねりくんは、
「だから俺の名前を出すなよ。」と、言い、他の一般視聴者(この時点では見ている人もかなり減っている)は、
「感動してねーよ!」と、言っているのでした。
「この25時間テレビ登山&マラソン!25時間弱で何㎞走ることが出来るかというのがテーマです!夜19:00時点でスッテーン掛山は、なんと、86.25㎞を走破しています!スッテーン掛山の勇気と努力!我々に感動を与えながら走り続けるスッテーン掛山にエールを送りましょう!感動しますね!」と、読舌アナ。ねりくんも他の視聴者も、
「感動しねーよ!」と、言いました。読舌アナは本当に感動しているのか疑問ですが。
次回で第2回TTCV25時間テレビフィナーレです。
その442おわり その443につづきます
個人的メモ:2018-0913点検済
本日の更新は鉄道模型もあります。
私の作った小説『中学生も色々と』第442話(その442)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
また、このお話に出てくる「25時間テレビ」は架空のものであり、
24時間テレビや日本テレビとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
書き下ろし新作話です
その442「25時間テレビに日が落ちる」
「TTCV25時間テレビっていったい……。」苑中で25時間テレビを見ていたみんなはあきれ果てていました。こでなずさんは言います。
「私ね、ねりくんが24時間テレビとか25時間ってテレビをバカにするのがどうしても理解できなかったんよ。だけどこれ、25時間テレビを見たら、ねりくんがそうしたくなるのも分かるような気がするようなしないような……。」と。TTCVの25時間テレビ、先程の放送でイメージダウンになってしまいました。お里さんは、
「募金集めて田上市の役に立てようって言うのはいいと思うよ。だけど、これ、放送しないで募金集めただけの方がイメージ的には良いよね。ひな乃ちゃんが言ったように『25秒間テレビ』にして毎日呼びかけた方がトータルでの募金は集まるような気がする。私が25時間テレビ見たらあきれたもんね。」と、言いました。他のテレビジョンの前の一般人もあきれ果てています。
さて、こちらはTTCV本社前のお祭り広場にいるねりくんとひな乃ちゃんとからちゃんです。からちゃんは、
「二人とも大丈夫?」と、ねりくんとひな乃ちゃんに言いました。ねりくんは、
「なんとか……。」と言い、ひな乃ちゃんは、
「大丈夫じゃないよ!お尻打った!」と、言いました。からちゃんは、
「ひど。とりあえず、また捕まらないように逃げた方が良いよ。」と言い、ねりくんも、
「逃げっぺ逃げっぺ!」と言い、ひな乃ちゃんも、
「逃げっぺ!」と言って、3人揃って立ち去ることにしました。観客の一般人の方々が、
「おーい!センテェレングネリートくん逃げるなよー。おもしろかったぞ!放り出される所。」と言っていますがとりあえずバス停に逃げました。
「あー。今年は去年みたいにサイン求められたりしなくてよかった。」と、ねりくん。
「あれ?」からちゃんはあることに気が付きました。
「お祭り広場に閑古鳥が鳴いている。」と、からちゃん。そうです。TTCV本社前のお祭り広場に居た観衆達はいつの間にか居なくなっていたのでした。そうです。観客達もあきれていたのでした。帰ろうとしていた観客のおじさんは言いました。
「俺達、別に感動に興味があるわけじゃないんだよ。感動を求めちゃいないんだよ。」と。
「ガーン!こんな普通そうなおっさんまで!」TTCV一同はショックを受けました。
「みなさん!感動しないんですか?!私はこんなに感動しているのに!」甜瀬先生がステージ上から呼びかけましたが、だーれも感動していません。
「カー。カー。」カラスが西の空へと飛んでいきました。もう夕方近くです。ねりくん達3人は苑内へ帰る田上バスの中で先程のことを話しています。
「あの小屋は何?」と、ねりくん。
「多分あの小屋の中のこと放送されていたよ。」と、ひな乃ちゃん。
「それって罠(わな)?」と、からちゃん。
「そういうことね。私達をあの小屋に拉致してドッキリテレビみたいに放送するつもりだったんよ。」と、ひな乃ちゃん。
「ひどっ!俺テレビに出たくないよ!」と、ねりくん。
「本当に映されたかどうかは分かんない。」と、ひな乃ちゃん。お祭り広場にいた人には小屋の中は放送・公開されなかったのでした。
3人が苑中に戻ると、鳩野さんが開口一番、
「ねりくんとひな乃ちゃんが25時間テレビに出てた!」と、言いました。ねりくんは、
「えーっ!」と言い、ひな乃ちゃんは、
「本当に映されていたか……。」と、言いました。こでなずさんが、
「25時間テレビじゃ、『これのテレビはドッキリテレビで出てる人の了承を得て放送されてます』って字幕が出ていたけど、本当に了承得ていたん?」と、聞きました。するとねりくんとひな乃ちゃんはそろって、
「得てません!」と、言いました。鎌霧くんは、
「TTCVはそういうことをするんね。一般人を拉致して引きずり込んで無理矢理テレビに出すって……。私行かなくて良かった。」と言い、お里さんも、
「私も行かなくて良かったー。テレビに出たなんてことになったら、南中の場合は反省文じゃ済まない大変なことになる!」と、言いました。
そして、コンピューター室でインターネットを見てみました。25時間テレビのことはどのように書かれているでしょうか?
「【美人】センテェレングネリートの彼女スレ【かわいい】」
「センテェレングネリートにはあんなかわいい彼女がいるんだなー。イケメンは特だな。」
「書かれるんじゃないかと思ったよ。」と、おでこを押さえるひな乃ちゃん。
「【彼女が提案】センテェレングネリート其の3【25秒間テレビへ】」
「だから勝手に俺をネットに出すなよ……。」力が抜けるねりくん。こでなずさんは、
「ねりくん。変なテレビに頭突っ込むからこうなるんよ。気をつけた方が良いよ。」と、言いました。ねりくんは、
「うん。確かに……。」と、ちょっと元気が無くなりました。
さて、25時間テレビですが、未だに25時間テレビ登山&マラソンに出ているスッテーン掛山はがんばって25時間マラソンを続けています。相方のコケブー片木はスクーターに乗って、
「イメージアップの売名行為とギャラのため~に頑張るドヂーズバンバンザーイ!」と、歌いながらスッテーン掛山に伴走し、
「頑張れ頑張れスッテーン!今回のギャラはみんなお前がもらっていいからがんばれよ!俺はがんばらないけど!」なんて応援(?)していました。最初、沿道にはスッテーン掛山を見物する見物人が多くいたのですが、陽も傾いてきたためかめっきり人数が減ってしまいました。
「あれ?見物人が少ない。」ドヂーズもTTCVマラソンスタッフも言いました。じつは一般人の視聴者はドヂーズというオモチャに飽きてしまっていたのです。当然25時間テレビというテレビジョンにも飽きてしまっています。
「今までに集まった募金は、1,642,157円です。もっと募金してください!おねがいします!」募金額も去年に比べてずっと少ないです。一般人は完全に25時間テレビに飽きてしまっているようです。これだけ興味を持たれていない25時間テレビ。この第2回が潮時なのではでしょうか?子供達も、
「ちびまる子が始まるからかーえろ。」と言っています。25時間テレビを見ていません。
「さて、そろそろ午後6時だから帰りませう。」ということで苑中のみんなも帰ります。
「じゃあ、25時間テレビの続きは家のテレビで。」と言うねりくん。
「見るかどうかはわからんな。今年はおもしろくなくてつっこむ気にもならない感じだもん。」と、鳩野さんは言いました。この言葉が今年の25時間テレビの質を物語っていました。感動する人どころか、バカにする人も減少していたのでした。
ねりくんが帰宅すると晩ご飯の時間でした。ねりくんの親は25時間テレビを見ていなかったようでした。
「親は25時間テレビを見ていないようで助かった。もし俺が25時間テレビに出ていたなんてことを知られたらなんて言われるか分からないもんね。」ねりくんは親が25時間テレビを見ていないということで安心しました。25時間テレビでねりくんの名を出されると困るので、食卓で25時間テレビが映し出されなくてねりくんはよかったです。
「続きを見るぞ。」夕食後ねりくんは自室のテレビジョンをつけました。ねりくん、25時間テレビの続きが気になるのです。でも、あんまりおもしろい放送だとは思っていません。ねりくんは、
「去年の方がおもしろかったな。」と、言いました。この時点で25時間テレビの視聴率は1%程度でした。視聴者は、
「今年のTTCV25時間テレビ、はっきり言っておもしろくない。」と、言っています。だから募金する気にもならないのです。
「25時間テレビは今夜9時までの放送です!夜のとばりの中、スッテーン掛山は確実に足を進め、走り続けています!スッテーン掛山の頑張る姿!これを感動と言わずしてなんと言うのでしょう?!センテェレングネリートみたいに感動しない人が居るなんて信じることができません!」感動しながら言う読舌アナ。ねりくんは、
「だから俺の名前を出すなよ。」と、言い、他の一般視聴者(この時点では見ている人もかなり減っている)は、
「感動してねーよ!」と、言っているのでした。
「この25時間テレビ登山&マラソン!25時間弱で何㎞走ることが出来るかというのがテーマです!夜19:00時点でスッテーン掛山は、なんと、86.25㎞を走破しています!スッテーン掛山の勇気と努力!我々に感動を与えながら走り続けるスッテーン掛山にエールを送りましょう!感動しますね!」と、読舌アナ。ねりくんも他の視聴者も、
「感動しねーよ!」と、言いました。読舌アナは本当に感動しているのか疑問ですが。
次回で第2回TTCV25時間テレビフィナーレです。
その442おわり その443につづきます
個人的メモ:2018-0913点検済
タグ :『中学生も色々と』
2018年09月13日
小説『中学生も色々と』その441
おはようございます。この記事は予約投稿です。
本日の更新はこの『小説』だけです。
私の作った小説『中学生も色々と』第441話(その441)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
また、このお話に出てくる「25時間テレビ」は架空のものであり、
24時間テレビや日本テレビとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
書き下ろし新作話です
その441「ねりくんとひな乃ちゃんとディスカッション」
TTCV25時間テレビです。感動させることが出来ないまま、再び25時間テレビ登山&マラソンランナーのスッテーン掛山は走り出しました。このマラソン、「25時間で何㎞走ることが出来るか?」というものです。今までの25時間テレビの経過、特別おもしろいわけでも感動できるわけでもなく、
「内容が無いよう。」と、言った状態です。
しかし、その時です。
「これからのコーナー、ぜひ君達出てくれ!」と、TTCVスタッフに捕まるねりくんとひな乃ちゃん。先程の小屋のセットに入れられます。
「?!」と、一人残されたからちゃん。何がなんだか分かりません。
「また一般人を拉致して何の用?!」と、ひな乃ちゃん。
「俺達何もしてないでしょうが!」と、ねりくん。TTCVスタッフは、
「ぜひ君達とディスカッションをしたいんだ!君達を怒るわけじゃないから!」と、言いました。ねりくんは、
「ディスカッションって何?」と、言いました。ひな乃ちゃんは、
「ある一つのテーマについて討論することよ。一種の話し合いみたいなものよ。」と、言いました。ねりくんは、
「まさかそれって、『感動』について討論?」と、言いました。TTCVスタッフは、
「その通り!感動についてディスカッションをはじめよう!」と、言いました。すると読舌アナが入ってきました。
「これから君達と感動について話し合いましょう!」と言う読舌アナ。
「さっきは人のこと放り出しておいて。」と、ひな乃ちゃん。
「俺達を放送するんじゃないですよね?」と、ねりくん。読舌アナは、
「放送するわけ無いじゃないか。ただ、君達と『感動』についてディスカッションをしたいだけだよ。」と、言いました。しかしこれもしっかり放送されていました。なので、
「またねりくんとひな乃ちゃんが出てるー!」と、苑中で騒ぎになっているのでした。テレビ画面にはまた「これはドッキリテレビであり、この放送は出演者の了承を得て放送されております」という字幕が出ていました。テレビジョン前のこでなずさんは、
「これ、絶対ねりくんとひなちゃんの了承得てないよね!」と、言いました。ズバリその通りです。ねりくんとひな乃ちゃんの許可を得ずに無理矢理放送されています。その画面には、「第2回TTCV25時間テレビ。感動しない妖精と生討論テレビ!!」という表示字幕も出ていました。強引なTTCVです。
とにかく読舌アナとの討論が始まりました。ねりくん達早く帰らないから……。
「センテェレングネリート君はどうして感動しないのかな?」読舌アナのバカ丸出しのこの質問。ねりくんは、
「理由なんて分かんないですよ。感動しないから感動しないんです。」と、言いました。すると読舌アナは、
「じゃあ、これを見よ!これを見ればお前も感動する!」と、言って『火垂るの墓』のDVDを取り出しました。ねりくんは、
「ちょっ、これって、感動って言うより『すごくかわいそう』って話でしょ!」と、言いました。すると読舌アナは、
「そうか。じゃあ、これを見よ!」と、言って『フランダースの犬』のDVDを取り出しました。ねりくんは、
「それも感動って言うより『すごくかわいそう』って話でしょ!それにこれ苦手。」と、言いました。読舌アナは、
「苦手か。じゃあこの『フランダースの犬』を無理矢理見せて感動させる!」と言い、『フランダースの犬』の一番悲しい場面をねりくんとひな乃ちゃんに見せました。
「パトラッシュ。ぼくはもう……。」
「…………。」かわいそうすぎて泣いてしまうねりくん。
「むーっ。」見たくないひな乃ちゃんは目を背けて別のこと(TTCVの悪口)を必死に考えていました。
「やったやった!センテェレングネリートが涙を流した!」読舌アナは大喜びです。ねりくんは、
「あの……、これ、悲しい涙でして、感動の涙じゃないんですけどー。」と、言いました。言わなきゃ良かったと思うのですが。そう聞いた読舌アナは、
「ナニ?!もっと感動するDVDは無いか!」と、スタッフに感動DVDを探させました。ねりくんは、
「やめてくださいよ~。感動したくないんですよー。」と、正直な気持ちを言いました。そしてねりくんは、
「感動したら負けだと思ってますから。」と、言いました。
「?!感動したら『負け』だと?!どういうことだ!話を聞かせろ!」と、読舌アナ。ねりくんの言うには、
「感動したくないだけですよ。24時間テレビを例にすると説明しやすいんですけどね、24時間テレビって番組作る人が『見てる人を感動させてやるぞ』って思って作るわけじゃないですか。『サア感動しろ!』って、番組作るでしょ。俺はそれに対して勝負してるんです。スポーツと同じ。サッカーに例えれば、『シュートするぞ』と『ゴールに入れないぞ』って対決してるのと同じですよ。ゴールが感動なら、俺は感動させないキーパーみたいな者ですよ。上手く説明できないけど、俺は感動のアンチテーゼなんですよ。ただそれだけ。」と、言いました。ひな乃ちゃんは、
「そーだそーだ!その通り!」と、言いました。読舌アナは切れそうになりましたがなんとかこらえて、
「お前ら本当にお似合いのカップルだよ。あのなあ!24時間テレビは人を感動させるために作ってるんじゃないの!世のため人のために24時間テレビやってるの!我々TTCV25時間テレビもそう!我々は田上市の役に立つために25時間テレビやってるの!田上市に幸せを届けたいんだよー!」と、言いました。するとねりくんが、
「あのー、ずっと前から、去年から思ってたんですけど、田上市だけ?TTCVって、大田市とか、品美田村とかでもやってますよね。彼女田上市じゃない所に住んでる人なんですけど。他の村まではきついですか?」と、言ってしまいました。読舌アナは、
「バカバカバカ妖精!そういう重箱の隅をつつくようなことを言うな!TTCVの会社は田上市にあるんだから田上市を重視するのは当然だろ!品美田村とかも忘れちゃいねーよ!バカ!」と、言いました。ひな乃ちゃんは、後ろを振り向いて、
「ねー。TTCVは一般人に『バカ』って言うんですよー。」と、言いました。中にいるスタッフが、
「ちょっとお嬢ちゃん!なんてこと言うの!他の人が聞いたらどうするの!」と、言いました。テレビジョンの画面は、
「しばらくそのままでお待ちください」になっています。ひな乃ちゃんは、
「私も聞きたいことがあるんですけど。」と、言い出しました。読舌アナは、
「なんだよ。聞いてもいいよ。」と、言いました。ひな乃ちゃんの聞きたいこととは、
「これ、どう考えても24時間テレビのまねですよね?なんでTTCVは25時間テレビを放送したいと思ったのですか?これを放送する意図はなんですか?放送する意図とメリットを教えてください。」というものでした。読舌アナは、
「嫌なむすめ~。」と言い、
「お前バカか!世の中の役に立つために放送するんだよ!世の中に貢献できるっていうメリットがあるに決まってるじゃないか!決して会社の私益のためにやるんじゃない!」と怒りながら言いました。ひな乃ちゃんは、
「へー。そーなんですね~。募金集めて貢献するんなら『25秒間テレビ』にして、25秒間だけで時々呼びかけるって言うのはどうですか?ちょっとした提案。これなら感動のアンチテーゼの人もそんなに見ないでせう」と、言いました。読舌アナはとうとうプッツン切れちゃって、
「何が『25秒間テレビ』だ!バカにするな!中学生のくせにテレビ局をなんだと思っているのだ?!我々テレビ局はじめマスコミ様は社会の木鐸(ぼくたく)なんだぞ!」と、言いました。ねりくんは、
「『社会のたくぼく』って何?」と、ひな乃ちゃんに聞きました。ひな乃ちゃんは、
「『社会のぼくたく』ってね、TTCVの場合は、『テレビ局が世の中を良い方に導いてるんだよー』って思いこんでいること。」と言ういじわるな言い方で説明しました。納得するねりくん。読舌アナはもっとプッツン切れちゃって、
「出て行けー!二度とTTCVに来るな!」
「ポイ。」と、ねりくんとひな乃ちゃんを小屋から放り出しました。
「いったあ~。」と、ひな乃ちゃん。
「お尻打った。」と、ねりくん。一般人をつまんで放り出すTTCV!その場面はしっかりお茶の間に映し出されてしまい、インターネットはまた炎上していたのでした。
その441おわり その442につづきます
個人的メモ:2018-0912点検済
本日の更新はこの『小説』だけです。
私の作った小説『中学生も色々と』第441話(その441)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。
また、このお話に出てくる「25時間テレビ」は架空のものであり、
24時間テレビや日本テレビとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
書き下ろし新作話です
その441「ねりくんとひな乃ちゃんとディスカッション」
TTCV25時間テレビです。感動させることが出来ないまま、再び25時間テレビ登山&マラソンランナーのスッテーン掛山は走り出しました。このマラソン、「25時間で何㎞走ることが出来るか?」というものです。今までの25時間テレビの経過、特別おもしろいわけでも感動できるわけでもなく、
「内容が無いよう。」と、言った状態です。
しかし、その時です。
「これからのコーナー、ぜひ君達出てくれ!」と、TTCVスタッフに捕まるねりくんとひな乃ちゃん。先程の小屋のセットに入れられます。
「?!」と、一人残されたからちゃん。何がなんだか分かりません。
「また一般人を拉致して何の用?!」と、ひな乃ちゃん。
「俺達何もしてないでしょうが!」と、ねりくん。TTCVスタッフは、
「ぜひ君達とディスカッションをしたいんだ!君達を怒るわけじゃないから!」と、言いました。ねりくんは、
「ディスカッションって何?」と、言いました。ひな乃ちゃんは、
「ある一つのテーマについて討論することよ。一種の話し合いみたいなものよ。」と、言いました。ねりくんは、
「まさかそれって、『感動』について討論?」と、言いました。TTCVスタッフは、
「その通り!感動についてディスカッションをはじめよう!」と、言いました。すると読舌アナが入ってきました。
「これから君達と感動について話し合いましょう!」と言う読舌アナ。
「さっきは人のこと放り出しておいて。」と、ひな乃ちゃん。
「俺達を放送するんじゃないですよね?」と、ねりくん。読舌アナは、
「放送するわけ無いじゃないか。ただ、君達と『感動』についてディスカッションをしたいだけだよ。」と、言いました。しかしこれもしっかり放送されていました。なので、
「またねりくんとひな乃ちゃんが出てるー!」と、苑中で騒ぎになっているのでした。テレビ画面にはまた「これはドッキリテレビであり、この放送は出演者の了承を得て放送されております」という字幕が出ていました。テレビジョン前のこでなずさんは、
「これ、絶対ねりくんとひなちゃんの了承得てないよね!」と、言いました。ズバリその通りです。ねりくんとひな乃ちゃんの許可を得ずに無理矢理放送されています。その画面には、「第2回TTCV25時間テレビ。感動しない妖精と生討論テレビ!!」という表示字幕も出ていました。強引なTTCVです。
とにかく読舌アナとの討論が始まりました。ねりくん達早く帰らないから……。
「センテェレングネリート君はどうして感動しないのかな?」読舌アナのバカ丸出しのこの質問。ねりくんは、
「理由なんて分かんないですよ。感動しないから感動しないんです。」と、言いました。すると読舌アナは、
「じゃあ、これを見よ!これを見ればお前も感動する!」と、言って『火垂るの墓』のDVDを取り出しました。ねりくんは、
「ちょっ、これって、感動って言うより『すごくかわいそう』って話でしょ!」と、言いました。すると読舌アナは、
「そうか。じゃあ、これを見よ!」と、言って『フランダースの犬』のDVDを取り出しました。ねりくんは、
「それも感動って言うより『すごくかわいそう』って話でしょ!それにこれ苦手。」と、言いました。読舌アナは、
「苦手か。じゃあこの『フランダースの犬』を無理矢理見せて感動させる!」と言い、『フランダースの犬』の一番悲しい場面をねりくんとひな乃ちゃんに見せました。
「パトラッシュ。ぼくはもう……。」
「…………。」かわいそうすぎて泣いてしまうねりくん。
「むーっ。」見たくないひな乃ちゃんは目を背けて別のこと(TTCVの悪口)を必死に考えていました。
「やったやった!センテェレングネリートが涙を流した!」読舌アナは大喜びです。ねりくんは、
「あの……、これ、悲しい涙でして、感動の涙じゃないんですけどー。」と、言いました。言わなきゃ良かったと思うのですが。そう聞いた読舌アナは、
「ナニ?!もっと感動するDVDは無いか!」と、スタッフに感動DVDを探させました。ねりくんは、
「やめてくださいよ~。感動したくないんですよー。」と、正直な気持ちを言いました。そしてねりくんは、
「感動したら負けだと思ってますから。」と、言いました。
「?!感動したら『負け』だと?!どういうことだ!話を聞かせろ!」と、読舌アナ。ねりくんの言うには、
「感動したくないだけですよ。24時間テレビを例にすると説明しやすいんですけどね、24時間テレビって番組作る人が『見てる人を感動させてやるぞ』って思って作るわけじゃないですか。『サア感動しろ!』って、番組作るでしょ。俺はそれに対して勝負してるんです。スポーツと同じ。サッカーに例えれば、『シュートするぞ』と『ゴールに入れないぞ』って対決してるのと同じですよ。ゴールが感動なら、俺は感動させないキーパーみたいな者ですよ。上手く説明できないけど、俺は感動のアンチテーゼなんですよ。ただそれだけ。」と、言いました。ひな乃ちゃんは、
「そーだそーだ!その通り!」と、言いました。読舌アナは切れそうになりましたがなんとかこらえて、
「お前ら本当にお似合いのカップルだよ。あのなあ!24時間テレビは人を感動させるために作ってるんじゃないの!世のため人のために24時間テレビやってるの!我々TTCV25時間テレビもそう!我々は田上市の役に立つために25時間テレビやってるの!田上市に幸せを届けたいんだよー!」と、言いました。するとねりくんが、
「あのー、ずっと前から、去年から思ってたんですけど、田上市だけ?TTCVって、大田市とか、品美田村とかでもやってますよね。彼女田上市じゃない所に住んでる人なんですけど。他の村まではきついですか?」と、言ってしまいました。読舌アナは、
「バカバカバカ妖精!そういう重箱の隅をつつくようなことを言うな!TTCVの会社は田上市にあるんだから田上市を重視するのは当然だろ!品美田村とかも忘れちゃいねーよ!バカ!」と、言いました。ひな乃ちゃんは、後ろを振り向いて、
「ねー。TTCVは一般人に『バカ』って言うんですよー。」と、言いました。中にいるスタッフが、
「ちょっとお嬢ちゃん!なんてこと言うの!他の人が聞いたらどうするの!」と、言いました。テレビジョンの画面は、
「しばらくそのままでお待ちください」になっています。ひな乃ちゃんは、
「私も聞きたいことがあるんですけど。」と、言い出しました。読舌アナは、
「なんだよ。聞いてもいいよ。」と、言いました。ひな乃ちゃんの聞きたいこととは、
「これ、どう考えても24時間テレビのまねですよね?なんでTTCVは25時間テレビを放送したいと思ったのですか?これを放送する意図はなんですか?放送する意図とメリットを教えてください。」というものでした。読舌アナは、
「嫌なむすめ~。」と言い、
「お前バカか!世の中の役に立つために放送するんだよ!世の中に貢献できるっていうメリットがあるに決まってるじゃないか!決して会社の私益のためにやるんじゃない!」と怒りながら言いました。ひな乃ちゃんは、
「へー。そーなんですね~。募金集めて貢献するんなら『25秒間テレビ』にして、25秒間だけで時々呼びかけるって言うのはどうですか?ちょっとした提案。これなら感動のアンチテーゼの人もそんなに見ないでせう」と、言いました。読舌アナはとうとうプッツン切れちゃって、
「何が『25秒間テレビ』だ!バカにするな!中学生のくせにテレビ局をなんだと思っているのだ?!我々テレビ局はじめマスコミ様は社会の木鐸(ぼくたく)なんだぞ!」と、言いました。ねりくんは、
「『社会のたくぼく』って何?」と、ひな乃ちゃんに聞きました。ひな乃ちゃんは、
「『社会のぼくたく』ってね、TTCVの場合は、『テレビ局が世の中を良い方に導いてるんだよー』って思いこんでいること。」と言ういじわるな言い方で説明しました。納得するねりくん。読舌アナはもっとプッツン切れちゃって、
「出て行けー!二度とTTCVに来るな!」
「ポイ。」と、ねりくんとひな乃ちゃんを小屋から放り出しました。
「いったあ~。」と、ひな乃ちゃん。
「お尻打った。」と、ねりくん。一般人をつまんで放り出すTTCV!その場面はしっかりお茶の間に映し出されてしまい、インターネットはまた炎上していたのでした。
その441おわり その442につづきます
個人的メモ:2018-0912点検済
タグ :『中学生も色々と』