2016年10月31日
ミニカー紹介…現行型三菱ミラージュ
おはようございます。この記事は予約投稿です。
今回紹介するミニカーは三菱ミラージュのトミカです。中国製です。
2013年の新車で、2016年10月15日に製造中止(絶版)となっています。

あんまり実車も見ない三菱ミラージュです。
このトミカ、色がなんとも言うことのできないきれいな色をしています。
むらさきの塗装にクリアーが光を反射して美しいです。珍しい色ですが。
大きさは1/59で手頃な大きさ、そして荷台のバックドアが開きます。
内装はこの車も黒内装です。エアコンの吹き出し口が表現されていて
その点リアルです。助手席エアバッグも表現されています。
きれいな塗装のトミカでした。
今回紹介するミニカーは三菱ミラージュのトミカです。中国製です。
2013年の新車で、2016年10月15日に製造中止(絶版)となっています。
あんまり実車も見ない三菱ミラージュです。
このトミカ、色がなんとも言うことのできないきれいな色をしています。
むらさきの塗装にクリアーが光を反射して美しいです。珍しい色ですが。
大きさは1/59で手頃な大きさ、そして荷台のバックドアが開きます。
内装はこの車も黒内装です。エアコンの吹き出し口が表現されていて
その点リアルです。助手席エアバッグも表現されています。
きれいな塗装のトミカでした。
タグ :ミニカー
2016年10月31日
小説『中学生も色々と』その71
おはようございます。この記事は予約投稿です。
私の作った小説『中学生も色々と』第71話(その71)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その71「中一の持久走大会女子編」
2016年11月11日金曜日は中中の持久走大会です。早い話がマラソン大会です。運動が苦手なものにとってはやっかいな行事です。学校から西へ西へ。男子21㎞、女子14㎞を走らないといけません。
小高さんがからちゃんに
「今日の持久走大会は一緒に走ろうね。」と。からちゃんは、
「やだ。持久走大会は一緒に仲良く走るもんじゃないよ。個人で走るものだよ。」と言いました。小高さんは、
「やだー、からちゃんと一緒じゃないと、私さみしくて死んじゃう!」なんて言いました。からちゃんは困って、
「いや。私は私の道を行くわ。小高さん、『さみしくて死んじゃう』って、さみしんぼうのウサギかウポンの赤ちゃん(乳離れしていない赤ちゃんウポンを親ウポンから一時間以上引き離しておくと赤ちゃんウポンはさみしくて死んでしまうのです)なの?悪いけど、一緒にペースを合わせることはできないわ。」と正直に自分の気持ちを言いました。小高さんは、
「私と一緒が嫌なの?そうか、からちゃんって、そう言う冷たい人だったんだね。」と言いました。からちゃんは
「小高さん、わかった。わかったよ!」と仕方なく言いました。
運動全般が苦手な暗井不機味は、
「ああ、とうとう持久走大会が来てしまった……。」暗井はもうおまじないではなく、この間入信したウマシ教のウマシカ教祖様においのりしていました。
「持久走大会で勝つことができますように。」と。
「教祖様、教祖様、お願い致します。持久走大会で勝つことができるようにお願いします。」暗井はそう頼みました。しかし、ウマシカ教祖にはそんなことができる力はありませんでした。
「インチキ宗教団体のウマシ教においのりしたって意味無いよ!」
「そうだ!そうだ!」暗井はみんなからそう言われて
「ウマシ教の悪口を言うなんてひどいっ!ひどいわっ!うううしくしくしく。」と泣きました。泣いても笑っても持久走大会は始まります。
「位置について、よーいドン!」9:30。女子全員が学校をスタートしました。ですが、学校の周りの歩道は細い。その細い歩道をみんなで通らないといけないので大変です。ここで譲りあったりするので前と後ろに、もう順位が付いてしまいました。暗井は校庭を出るところから出遅れて既にビリです。
「こんな位置か……。」足の速い狸山さんですが、2,3年生の先輩方に通路を譲ったので後ろの位置になってしまっています。狭い歩道を持久走大会に使うこと自体どうかしていると思いますが、道路環境はどうすることもできません。
「カンカンカンカン……。」踏切の警報機が鳴り始めました。
「はーい、みんなストップ。」バイクで付いてきている音楽の仲村先生がみんなを止めました。
「りょうみ鉄道、チョーむかつく!」
「あー。前でがどんどんと行ってしまう……。」
「ガタンゴトンガターン。ガタンゴトンガターン。」やっと列車が通過しました。一斉に走り出します。
さて、小高さんはからちゃんより足が速いのです。小高さんは、
「からちゃん、もうちょっと速くならない?」と言いました。からちゃんは、
「無理。これ以上は速く走ることできない。」と言いました。小高さんは、
「からちゃんと一緒に走るって約束したでしょ。なのにからちゃん、私に付いてくることができないじゃない。」と言いました。からちゃんは、
「そんなこと言ったって……。小高さん先に行けばいいのに……。」と言いました。小高さんは
「さっきも言ったでしょう。私、からちゃんと一緒じゃないとさみしくて死んじゃうのよ。だから一緒に走りたいの。分かる?」と、走りながら言いました。からちゃんはもう嫌になりました。それなので、
「小高さん!もういや!いつも『一緒が良い!』なんて言うんだからもう嫌!小高さん、足が速いんなら私より先に行ってよ!」と言ってしまいました。小高さんは、
「そうかそうか、からちゃんってつまりそう言う人だったんだね!私と一緒が嫌なんだ。冷たい人なんだね!」と言ってきれて、先にとっとと行ってしまいました。
「よし、行っちゃった。」からちゃんは小高さんがいなくなって、
「あー、一人になった!開放感~。」と、心の中で言い、ホッとしたのでした。
さて、3年の不良女子もこの持久走大会に参加しているわけですが、
「かったりー。」
「こんなのやってることができないよ!」なんて言いながら歩いています。するとバス停があり、夢見山方向に行く田上バスがちょうど来ました。
「わあいバスだ!乗せてくれー!」と言ってバスに乗ってワープしてしまいます。バスの窓から顔を出して、
「じゃあお先にー。」
「バイバーイ!」
「バス最高ー!」なんて言いながら。さすが不良です。やることが違います。バイクで付いてきている仲村先生は
「こらー!何考えているんだー!バスに乗るなんてインチキ許さないぞー。」と言いながらバスを追いかけました。
暗井は仲村先生がいなくなったので一人きりになりました。暗井はビリなのです。運動がダメな暗井はフラフラになりながら歩いていました。
「ブッブー。」臭いオナラが出ました。疲れて体の調子が悪いのです。学校にはなんで、「持久走大会」などという嫌ーな、それと同時に体に悪そうな学校行事があるのだろうと思います。孤独な暗井は必死になって歩いていました。そこへ自家用車に乗った体育の先生が来ました。落伍した生徒を拾うために自家用乗用車に乗っているのです。ちなみにこの車「救護車」と呼ばれています。
「暗井、リタイアするか?」体育の先生は言いました。暗井は
「嫌です。リタイアはしません。教祖様が付いているので大丈夫です。教祖様と一緒にがんばります。」と言いました。体育の先生は
「教祖様ってなんだ?怪しい宗教団体にでも入っているのか?」と言いました。ズバリ暗井は怪しい宗教団体であるウマシ教に入っているのです。暗井は
「教祖様のこと、怪しいって言った……。ひどい……。ひどいわっ!うううしくしくしく。」と泣きながら歩き続けていたのでした。
さて、一人きりになったからちゃんは気分が軽くなり、一生懸命走っていました。横を先程の田上バスが通り過ぎます。バスの開いた二段窓からさっきの3年不良女子が、
「おお一年。まじめにやってる、ご苦労なこって。」と言いながらバスは走り去り、その後を仲村先生が
「こらーっ!お前達3年生!バスから降りろー!」と追っかけて行きました。からちゃんは、
「いいな、バスか……。私もバスに乗りたーい!」とつぶやきました。しかしそんなわけにはいきません。もしここでからちゃんがバスに乗ってワープをしたら、目撃者から通報されてものすごく怒られて、この後の体育の授業はずうっとマラソンになることでしょう。そのことをからちゃんは分かっていましたので、バスに親しいからちゃんでも『バスに乗ってワープ』などというインチキはしませんでした。女子は夢見山という山のふもとを一周するコースです。「女子中間地点。あと7㎞」と書かれた看板があります。
「半分過ぎた!」からちゃんは少しほっとしました。
「はて?小高さんはどこまで行ったんだろう?」ちょっと気になりましたが、からちゃんには関係ないことなので、それ以上は気にもしませんでした。持久走は自分との戦いなのです。
一方こちらは暗井不機味です。
「ハーハー、ゼーゼー。」暗井はフラフラになりながら歩いています。乗用車で付いてきてる体育の先生は、
「暗井、この時間でこの位置じゃ、そろそろ時間切れだぞ。」と言いました。
「時間切れだとどうなるんですか?」
「強制リタイアで強制的に車に乗ってもらう。」体育の先生は言いました。そしてとうとう時間切れになってしまいました。
「暗井、もう時間切れだ。先生の車に乗りなさい。」
「えーっ。リタイアしたら、この後ずっとマラソンの授業でしょう。嫌ですー。」といいましたが仕方なくリタイアしました。この持久走大会、1年6組でリタイアしたのは暗井と小心だけでしたとさ。
その71おわり その72につづきます
私の作った小説『中学生も色々と』第71話(その71)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その71「中一の持久走大会女子編」
2016年11月11日金曜日は中中の持久走大会です。早い話がマラソン大会です。運動が苦手なものにとってはやっかいな行事です。学校から西へ西へ。男子21㎞、女子14㎞を走らないといけません。
小高さんがからちゃんに
「今日の持久走大会は一緒に走ろうね。」と。からちゃんは、
「やだ。持久走大会は一緒に仲良く走るもんじゃないよ。個人で走るものだよ。」と言いました。小高さんは、
「やだー、からちゃんと一緒じゃないと、私さみしくて死んじゃう!」なんて言いました。からちゃんは困って、
「いや。私は私の道を行くわ。小高さん、『さみしくて死んじゃう』って、さみしんぼうのウサギかウポンの赤ちゃん(乳離れしていない赤ちゃんウポンを親ウポンから一時間以上引き離しておくと赤ちゃんウポンはさみしくて死んでしまうのです)なの?悪いけど、一緒にペースを合わせることはできないわ。」と正直に自分の気持ちを言いました。小高さんは、
「私と一緒が嫌なの?そうか、からちゃんって、そう言う冷たい人だったんだね。」と言いました。からちゃんは
「小高さん、わかった。わかったよ!」と仕方なく言いました。
運動全般が苦手な暗井不機味は、
「ああ、とうとう持久走大会が来てしまった……。」暗井はもうおまじないではなく、この間入信したウマシ教のウマシカ教祖様においのりしていました。
「持久走大会で勝つことができますように。」と。
「教祖様、教祖様、お願い致します。持久走大会で勝つことができるようにお願いします。」暗井はそう頼みました。しかし、ウマシカ教祖にはそんなことができる力はありませんでした。
「インチキ宗教団体のウマシ教においのりしたって意味無いよ!」
「そうだ!そうだ!」暗井はみんなからそう言われて
「ウマシ教の悪口を言うなんてひどいっ!ひどいわっ!うううしくしくしく。」と泣きました。泣いても笑っても持久走大会は始まります。
「位置について、よーいドン!」9:30。女子全員が学校をスタートしました。ですが、学校の周りの歩道は細い。その細い歩道をみんなで通らないといけないので大変です。ここで譲りあったりするので前と後ろに、もう順位が付いてしまいました。暗井は校庭を出るところから出遅れて既にビリです。
「こんな位置か……。」足の速い狸山さんですが、2,3年生の先輩方に通路を譲ったので後ろの位置になってしまっています。狭い歩道を持久走大会に使うこと自体どうかしていると思いますが、道路環境はどうすることもできません。
「カンカンカンカン……。」踏切の警報機が鳴り始めました。
「はーい、みんなストップ。」バイクで付いてきている音楽の仲村先生がみんなを止めました。
「りょうみ鉄道、チョーむかつく!」
「あー。前でがどんどんと行ってしまう……。」
「ガタンゴトンガターン。ガタンゴトンガターン。」やっと列車が通過しました。一斉に走り出します。
さて、小高さんはからちゃんより足が速いのです。小高さんは、
「からちゃん、もうちょっと速くならない?」と言いました。からちゃんは、
「無理。これ以上は速く走ることできない。」と言いました。小高さんは、
「からちゃんと一緒に走るって約束したでしょ。なのにからちゃん、私に付いてくることができないじゃない。」と言いました。からちゃんは、
「そんなこと言ったって……。小高さん先に行けばいいのに……。」と言いました。小高さんは
「さっきも言ったでしょう。私、からちゃんと一緒じゃないとさみしくて死んじゃうのよ。だから一緒に走りたいの。分かる?」と、走りながら言いました。からちゃんはもう嫌になりました。それなので、
「小高さん!もういや!いつも『一緒が良い!』なんて言うんだからもう嫌!小高さん、足が速いんなら私より先に行ってよ!」と言ってしまいました。小高さんは、
「そうかそうか、からちゃんってつまりそう言う人だったんだね!私と一緒が嫌なんだ。冷たい人なんだね!」と言ってきれて、先にとっとと行ってしまいました。
「よし、行っちゃった。」からちゃんは小高さんがいなくなって、
「あー、一人になった!開放感~。」と、心の中で言い、ホッとしたのでした。
さて、3年の不良女子もこの持久走大会に参加しているわけですが、
「かったりー。」
「こんなのやってることができないよ!」なんて言いながら歩いています。するとバス停があり、夢見山方向に行く田上バスがちょうど来ました。
「わあいバスだ!乗せてくれー!」と言ってバスに乗ってワープしてしまいます。バスの窓から顔を出して、
「じゃあお先にー。」
「バイバーイ!」
「バス最高ー!」なんて言いながら。さすが不良です。やることが違います。バイクで付いてきている仲村先生は
「こらー!何考えているんだー!バスに乗るなんてインチキ許さないぞー。」と言いながらバスを追いかけました。
暗井は仲村先生がいなくなったので一人きりになりました。暗井はビリなのです。運動がダメな暗井はフラフラになりながら歩いていました。
「ブッブー。」臭いオナラが出ました。疲れて体の調子が悪いのです。学校にはなんで、「持久走大会」などという嫌ーな、それと同時に体に悪そうな学校行事があるのだろうと思います。孤独な暗井は必死になって歩いていました。そこへ自家用車に乗った体育の先生が来ました。落伍した生徒を拾うために自家用乗用車に乗っているのです。ちなみにこの車「救護車」と呼ばれています。
「暗井、リタイアするか?」体育の先生は言いました。暗井は
「嫌です。リタイアはしません。教祖様が付いているので大丈夫です。教祖様と一緒にがんばります。」と言いました。体育の先生は
「教祖様ってなんだ?怪しい宗教団体にでも入っているのか?」と言いました。ズバリ暗井は怪しい宗教団体であるウマシ教に入っているのです。暗井は
「教祖様のこと、怪しいって言った……。ひどい……。ひどいわっ!うううしくしくしく。」と泣きながら歩き続けていたのでした。
さて、一人きりになったからちゃんは気分が軽くなり、一生懸命走っていました。横を先程の田上バスが通り過ぎます。バスの開いた二段窓からさっきの3年不良女子が、
「おお一年。まじめにやってる、ご苦労なこって。」と言いながらバスは走り去り、その後を仲村先生が
「こらーっ!お前達3年生!バスから降りろー!」と追っかけて行きました。からちゃんは、
「いいな、バスか……。私もバスに乗りたーい!」とつぶやきました。しかしそんなわけにはいきません。もしここでからちゃんがバスに乗ってワープをしたら、目撃者から通報されてものすごく怒られて、この後の体育の授業はずうっとマラソンになることでしょう。そのことをからちゃんは分かっていましたので、バスに親しいからちゃんでも『バスに乗ってワープ』などというインチキはしませんでした。女子は夢見山という山のふもとを一周するコースです。「女子中間地点。あと7㎞」と書かれた看板があります。
「半分過ぎた!」からちゃんは少しほっとしました。
「はて?小高さんはどこまで行ったんだろう?」ちょっと気になりましたが、からちゃんには関係ないことなので、それ以上は気にもしませんでした。持久走は自分との戦いなのです。
一方こちらは暗井不機味です。
「ハーハー、ゼーゼー。」暗井はフラフラになりながら歩いています。乗用車で付いてきてる体育の先生は、
「暗井、この時間でこの位置じゃ、そろそろ時間切れだぞ。」と言いました。
「時間切れだとどうなるんですか?」
「強制リタイアで強制的に車に乗ってもらう。」体育の先生は言いました。そしてとうとう時間切れになってしまいました。
「暗井、もう時間切れだ。先生の車に乗りなさい。」
「えーっ。リタイアしたら、この後ずっとマラソンの授業でしょう。嫌ですー。」といいましたが仕方なくリタイアしました。この持久走大会、1年6組でリタイアしたのは暗井と小心だけでしたとさ。
その71おわり その72につづきます
タグ :『中学生も色々と』
2016年10月30日
ミニカー紹介…現行型日産エクストレイル
おはようございます。この記事は予約投稿です。
今回紹介するミニカーは現行型の日産エクストレイルのトミカです。
ベトナム製で、車の裏に2014の刻印があります。

赤い色が決まっている現行型日産エクストレイルです。
残念ながらこのトミカ、ドアはどこも開きません。
アクション無しトミカです。ドアが開かないだけでなく、
荷台の窓と後部バックドアの窓は抜けていません。
黒い塗装で窓ガラスを表現しています。フロントは
ヘッドライトにクリアーパーツが入って良い出来であるだけに、
窓ガラスが抜けていないのは残念です。
内装ですが、近年のトミカ同様に黒内装で中を見にくいです。
シフトレバーは見えませんが、前の座席の間にカップホルダーが
あるのは見えました。ナビゲーションの画面も表現してあるようです。
次回のRVのトミカは、是非荷台の窓とバックドアの窓を
ガラスにして欲しいと思う私でした。
今回紹介するミニカーは現行型の日産エクストレイルのトミカです。
ベトナム製で、車の裏に2014の刻印があります。
赤い色が決まっている現行型日産エクストレイルです。
残念ながらこのトミカ、ドアはどこも開きません。
アクション無しトミカです。ドアが開かないだけでなく、
荷台の窓と後部バックドアの窓は抜けていません。
黒い塗装で窓ガラスを表現しています。フロントは
ヘッドライトにクリアーパーツが入って良い出来であるだけに、
窓ガラスが抜けていないのは残念です。
内装ですが、近年のトミカ同様に黒内装で中を見にくいです。
シフトレバーは見えませんが、前の座席の間にカップホルダーが
あるのは見えました。ナビゲーションの画面も表現してあるようです。
次回のRVのトミカは、是非荷台の窓とバックドアの窓を
ガラスにして欲しいと思う私でした。
タグ :ミニカー
2016年10月30日
小説『中学生も色々と』その70
おはようございます。この記事は予約投稿です。
私の作った小説『中学生も色々と』第70話(その70)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その70「中一の持久走大会男子編」
2016年11月11日金曜日は中中の持久走大会です。早い話がマラソン大会です。運動が苦手なものにとってはやっかいな行事です。学校から西へ西へ。男子21㎞、女子14㎞を走らないといけません。
「雨降れ~。雨降れ~。雨降って中止になれ~。」運動が苦手な小心太郎は必死で雨乞いをしていました。しかし、
「11月11日は晴れになるでしょう。」と天気予報は言いました。
「えーっ。天気予報は晴れだってー?!ぼく困るー。」小心太郎は言いました。そして11月11日の天気は
「ピカーッ」と晴れた晴天でした。持久走大会は予定通りおこなわれます。
「ピカピーカー。SANSANSAN。」太陽は輝いています。
「太陽が……天気が憎い!」小心は言いました。しかし、仕方ありません。持久走大会を嫌がっているのは小心だけではなく、結構多くの人が嫌がっています。雨乞いをした人が何人かいたため、天の神様がお天気にしてしまったのです。
一方、こちらは差別されている暗井不機味です。暗井もスポーツは全般的にまるでダメなのです。
「ああ、とうとう持久走大会が来てしまった……。」暗井はもうおまじないではなく、この間入信したウマシ教のウマシカ教祖様においのりしました。
「持久走大会で勝つことができますように。」と。
「教祖様、教祖様、お願い致します。持久走大会で勝つことができるようにお願いします。」暗井はそう頼みました。しかし、ウマシカ教祖にはそんなことができる力はありませんでした。
当日朝、中中では持久走大会が始まるので校長先生のお話がありました。
「今日は楽しい持久走大会です。皆さん、車や電車には十分注意して力一杯走りましょう。また、山には山の神様がいます。だから山で変なことをすると……どうたらこうたらなんたらかんたらくどくど。」と長くお話をします。なので生徒達は持久走大会の前にかなり疲労します。
「次。持久走大会の歌。」
「今日は~待ちに待った持久走大会~この日のためにがんばったー。ラララ~ラララ~……。」行事のたびに歌われるこの歌!誰も持久走大会なんて待っていません。
とにかくスタートします。まず男子が9:00に学校をスタート。中中から北西方向にある「園田」(そのだ)という町まで往復21㎞を走ります。ちなみに女子は9:30分にスタート。学校から西にある夢見山のふもと一周14㎞を走ります。ちなみに各学年一緒です。
「位置について、よーいドン!」9:00。男子全員が学校をスタートしました。ですが、学校の周りの歩道は細い。その細い歩道をみんなで通らないといけないので大変です。ここで譲りあったりするので前と後ろに、もう順位が付いてしまいました。
「小心!お前は後。俺たちに道を譲れ!」細い歩道ではこんな感じになります。小心は他の人に通路を譲らされたためにビリになってしまいました。
「うわー。ビリだ!これだから持久走大会は嫌なんだ!」それでも速い人も、
「カンカンカンカン……。」中中の近くには私鉄のりょうみ鉄道の踏切があります。そこへちょうど列車が来るので、踏切でみんな立ち往生!
「ちくしょー列車がー……。」ビリだった小心は集団の後ろで止まりました。
「ガタンゴトンガタンゴトン……。」列車がやっと通過しました。集団が一斉(いっせい)に踏切を通過しようとしますがまた
「カンカンカンカン……。」と警報機が鳴り始めました。逆向きの列車が来るのです。
「はーい、みんなストップ!」一緒にバイクで走る篠口先生がみんなを止めました。
「ちくしょーくそ列車め!」先に踏切を渡った人からどんどんと離されていきます。
「遅くなっちゃうじゃないかよー!」りょうみ鉄道に文句を言っても列車には勝つことはできません。
「グイーン(列車のエンジン音)ガタンゴトーン。ガタンゴトーン……。」列車がやっと通過しました。
「遅くなっちゃったじゃないかよ!」踏切で二度も待たされた集団はブーブー文句を言っています。先に行った集団を追いかけますが、先に行った集団はもう遙か先に行ってしまっています。追いつくことができません。すると、信号があります。
「あー。赤信号。」
「早く青になれ!早く!」
「誰か超能力か魔法であの信号を青に変えろ!」そんなことできる人はいませんでした。やっと信号が青になりました。踏切と信号でトップ集団とビリ集団の間はどんどんと離れていくのでした。
「あっ!信号が点滅し始めた!」
「はーい!みんなストップ!」一緒にバイクで走る篠口先生がみんなを止めました。交差点に取り残される人々。
「あーっ、前の集団がどんどん遠くなるー。」
「くそー。信号めー。」
「早く青になれ!早く!」しかし、信号は青ですが車なんて一台も通っていないのです。何人かが信号無視して走り出しました。
「こらーっ!ストップ!信号は赤だぞ!いくら車が来ないからってそんなのはダメだぞー!」篠口先生は言いました。
「あおー。」やっと信号が青になりました。やっと最後の小心まで信号を渡ることができました。小心の後ろから、生徒指導の顔根先生が自転車で付いてきます。
「こらー。小心!さぼるな!」顔根先生は足が遅くて持久力がないためにどんどんと遅れていく小心にはっぱをかけました。
「ハーハーゼーゼー。」苦しいです。小心はもう止まりたいのですが、顔根先生が自転車で追いかけてくるので止まることができません、一番後ろからフラフラになって付いていくのでした。
さて、順位としては中頃にいる3パートリオはどうでしょうか?
「あー。バスだー。乗せてくれー。」道端に田上バスの大型バスの草ヒロ(廃車になって物置になっているもの)があり、そのバスを見た3パートリオの3人はそう言いました。もう3人とも嫌になっています。
「あっ!ゴミ収集車だ!」3パートリオのうちの一人である童二がゴミ収集車の後ろにあるステップ(人がしがみついて乗ることができるようになっている)にしがみつきました。
「ゴミ収集車でワープだ!」
「童二ずるい!こら!インチキ!」3パートリオの後二人、花賀とワン吉は言いました。そしたら、ゴミ収集車は左折!
「あーっ!コースを外れた!降ろしてくれー!」あさっての方向に行ってしまうゴミ収集車!花賀とワン吉は、
「ざまあみろ!」と笑いました。ゴミ収集車が止まって降りることができましたが、その場所はコースを大きく外れた場所でした。思いっきりワープできましたね。童二君。
童二はやっとの事で正式なコースに戻ってきました。するとちょうどそこへ顔根先生につっつかれている小心太郎が来ました。小心はビリです。童二は、
「げっ!オレもビリになってしまった!」とあせってダッシュしました。どんどんと童二の背中が遠くなっていきます。
6㎞地点。ビリの小心はもうフラフラです。顔根先生は
「コラー小心!なまけるな!」と言いましたが小心はもう苦しくておなかも痛いし吐き気はするしでフラフラです。とうとう止まってしまいました。
「でも、もう先生……。もう無理です……。苦しくて……。」小心は顔根先生に言いました。顔根先生は
「無理でもがんばれ!学校行事をなんだと思っているのだ!」と言いました。小心は
「うー……。」と、何も言うことができずにいました。顔根先生は
「学校行事をなんだと思っているのだ?!聞いてるんだよ!学校行事をなんだと思っているのか言ってみろ!」と、怒りました。小心は、
「卑俗な嫌なものだと思っています……。」と正直に言ってしまいました。顔根先生はその考えに激怒し、
「小心!お前の考えは腐っている!お前は体育の時間はこれからずっとマラソンだ!覚悟しろ!バカ!」と言われてしまいました。体育の先生は乗用車で来ていました。落伍した生徒を乗せるために乗用車で来ているのです。
「小心、リタイアするか?」と体育の先生が言いました。小心はもう嫌になっていたので、
「リタイアします。」と言って車に乗りました。顔根先生はあきれ半分、怒り半分でした。
この持久走大会で一位になったのは陸上部のウサギ人間の生徒でした。ウサギはやはり速いのです。
次回は持久走大会女子編です。お楽しみに!
その70おわり その71につづきます
私の作った小説『中学生も色々と』第70話(その70)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その70「中一の持久走大会男子編」
2016年11月11日金曜日は中中の持久走大会です。早い話がマラソン大会です。運動が苦手なものにとってはやっかいな行事です。学校から西へ西へ。男子21㎞、女子14㎞を走らないといけません。
「雨降れ~。雨降れ~。雨降って中止になれ~。」運動が苦手な小心太郎は必死で雨乞いをしていました。しかし、
「11月11日は晴れになるでしょう。」と天気予報は言いました。
「えーっ。天気予報は晴れだってー?!ぼく困るー。」小心太郎は言いました。そして11月11日の天気は
「ピカーッ」と晴れた晴天でした。持久走大会は予定通りおこなわれます。
「ピカピーカー。SANSANSAN。」太陽は輝いています。
「太陽が……天気が憎い!」小心は言いました。しかし、仕方ありません。持久走大会を嫌がっているのは小心だけではなく、結構多くの人が嫌がっています。雨乞いをした人が何人かいたため、天の神様がお天気にしてしまったのです。
一方、こちらは差別されている暗井不機味です。暗井もスポーツは全般的にまるでダメなのです。
「ああ、とうとう持久走大会が来てしまった……。」暗井はもうおまじないではなく、この間入信したウマシ教のウマシカ教祖様においのりしました。
「持久走大会で勝つことができますように。」と。
「教祖様、教祖様、お願い致します。持久走大会で勝つことができるようにお願いします。」暗井はそう頼みました。しかし、ウマシカ教祖にはそんなことができる力はありませんでした。
当日朝、中中では持久走大会が始まるので校長先生のお話がありました。
「今日は楽しい持久走大会です。皆さん、車や電車には十分注意して力一杯走りましょう。また、山には山の神様がいます。だから山で変なことをすると……どうたらこうたらなんたらかんたらくどくど。」と長くお話をします。なので生徒達は持久走大会の前にかなり疲労します。
「次。持久走大会の歌。」
「今日は~待ちに待った持久走大会~この日のためにがんばったー。ラララ~ラララ~……。」行事のたびに歌われるこの歌!誰も持久走大会なんて待っていません。
とにかくスタートします。まず男子が9:00に学校をスタート。中中から北西方向にある「園田」(そのだ)という町まで往復21㎞を走ります。ちなみに女子は9:30分にスタート。学校から西にある夢見山のふもと一周14㎞を走ります。ちなみに各学年一緒です。
「位置について、よーいドン!」9:00。男子全員が学校をスタートしました。ですが、学校の周りの歩道は細い。その細い歩道をみんなで通らないといけないので大変です。ここで譲りあったりするので前と後ろに、もう順位が付いてしまいました。
「小心!お前は後。俺たちに道を譲れ!」細い歩道ではこんな感じになります。小心は他の人に通路を譲らされたためにビリになってしまいました。
「うわー。ビリだ!これだから持久走大会は嫌なんだ!」それでも速い人も、
「カンカンカンカン……。」中中の近くには私鉄のりょうみ鉄道の踏切があります。そこへちょうど列車が来るので、踏切でみんな立ち往生!
「ちくしょー列車がー……。」ビリだった小心は集団の後ろで止まりました。
「ガタンゴトンガタンゴトン……。」列車がやっと通過しました。集団が一斉(いっせい)に踏切を通過しようとしますがまた
「カンカンカンカン……。」と警報機が鳴り始めました。逆向きの列車が来るのです。
「はーい、みんなストップ!」一緒にバイクで走る篠口先生がみんなを止めました。
「ちくしょーくそ列車め!」先に踏切を渡った人からどんどんと離されていきます。
「遅くなっちゃうじゃないかよー!」りょうみ鉄道に文句を言っても列車には勝つことはできません。
「グイーン(列車のエンジン音)ガタンゴトーン。ガタンゴトーン……。」列車がやっと通過しました。
「遅くなっちゃったじゃないかよ!」踏切で二度も待たされた集団はブーブー文句を言っています。先に行った集団を追いかけますが、先に行った集団はもう遙か先に行ってしまっています。追いつくことができません。すると、信号があります。
「あー。赤信号。」
「早く青になれ!早く!」
「誰か超能力か魔法であの信号を青に変えろ!」そんなことできる人はいませんでした。やっと信号が青になりました。踏切と信号でトップ集団とビリ集団の間はどんどんと離れていくのでした。
「あっ!信号が点滅し始めた!」
「はーい!みんなストップ!」一緒にバイクで走る篠口先生がみんなを止めました。交差点に取り残される人々。
「あーっ、前の集団がどんどん遠くなるー。」
「くそー。信号めー。」
「早く青になれ!早く!」しかし、信号は青ですが車なんて一台も通っていないのです。何人かが信号無視して走り出しました。
「こらーっ!ストップ!信号は赤だぞ!いくら車が来ないからってそんなのはダメだぞー!」篠口先生は言いました。
「あおー。」やっと信号が青になりました。やっと最後の小心まで信号を渡ることができました。小心の後ろから、生徒指導の顔根先生が自転車で付いてきます。
「こらー。小心!さぼるな!」顔根先生は足が遅くて持久力がないためにどんどんと遅れていく小心にはっぱをかけました。
「ハーハーゼーゼー。」苦しいです。小心はもう止まりたいのですが、顔根先生が自転車で追いかけてくるので止まることができません、一番後ろからフラフラになって付いていくのでした。
さて、順位としては中頃にいる3パートリオはどうでしょうか?
「あー。バスだー。乗せてくれー。」道端に田上バスの大型バスの草ヒロ(廃車になって物置になっているもの)があり、そのバスを見た3パートリオの3人はそう言いました。もう3人とも嫌になっています。
「あっ!ゴミ収集車だ!」3パートリオのうちの一人である童二がゴミ収集車の後ろにあるステップ(人がしがみついて乗ることができるようになっている)にしがみつきました。
「ゴミ収集車でワープだ!」
「童二ずるい!こら!インチキ!」3パートリオの後二人、花賀とワン吉は言いました。そしたら、ゴミ収集車は左折!
「あーっ!コースを外れた!降ろしてくれー!」あさっての方向に行ってしまうゴミ収集車!花賀とワン吉は、
「ざまあみろ!」と笑いました。ゴミ収集車が止まって降りることができましたが、その場所はコースを大きく外れた場所でした。思いっきりワープできましたね。童二君。
童二はやっとの事で正式なコースに戻ってきました。するとちょうどそこへ顔根先生につっつかれている小心太郎が来ました。小心はビリです。童二は、
「げっ!オレもビリになってしまった!」とあせってダッシュしました。どんどんと童二の背中が遠くなっていきます。
6㎞地点。ビリの小心はもうフラフラです。顔根先生は
「コラー小心!なまけるな!」と言いましたが小心はもう苦しくておなかも痛いし吐き気はするしでフラフラです。とうとう止まってしまいました。
「でも、もう先生……。もう無理です……。苦しくて……。」小心は顔根先生に言いました。顔根先生は
「無理でもがんばれ!学校行事をなんだと思っているのだ!」と言いました。小心は
「うー……。」と、何も言うことができずにいました。顔根先生は
「学校行事をなんだと思っているのだ?!聞いてるんだよ!学校行事をなんだと思っているのか言ってみろ!」と、怒りました。小心は、
「卑俗な嫌なものだと思っています……。」と正直に言ってしまいました。顔根先生はその考えに激怒し、
「小心!お前の考えは腐っている!お前は体育の時間はこれからずっとマラソンだ!覚悟しろ!バカ!」と言われてしまいました。体育の先生は乗用車で来ていました。落伍した生徒を乗せるために乗用車で来ているのです。
「小心、リタイアするか?」と体育の先生が言いました。小心はもう嫌になっていたので、
「リタイアします。」と言って車に乗りました。顔根先生はあきれ半分、怒り半分でした。
この持久走大会で一位になったのは陸上部のウサギ人間の生徒でした。ウサギはやはり速いのです。
次回は持久走大会女子編です。お楽しみに!
その70おわり その71につづきます
タグ :『中学生も色々と』
2016年10月29日
ミニカー紹介…2代目三菱パジェロ(緑)
おはようございます。この記事は予約投稿です。
今回紹介するミニカーは2代目三菱パジェロのトミカです。
濃い緑色。今回のものは多分単品ではなく、RVセット?か
何かのセットに入っていたものだと思います。諏訪の万代書店で
この状態で1個50円で購入しました。中古品です。中国製です。

ご覧のようにボロボロのパジェロのトミカです。
子供に遊び倒された個体でしょう。塗装はボロボロに剥げ、
前面のプラスチック製ガードバーは無くなっています。
屋根にはルーフキャリアがありますが、せっかくのルーフキャリアも
形がゆがんでいます。また、この車、ドアが開きにくくなっています。
元のモデルの出来が良いだけにもったいないです。
内装は薄い灰色です。主変速と副変速、二本のギアレバーが
フロアから生えています。そこまで表現してあるのがよいです。
過酷な人生を歩んできたと思われる中古のトミカでした。
今回紹介するミニカーは2代目三菱パジェロのトミカです。
濃い緑色。今回のものは多分単品ではなく、RVセット?か
何かのセットに入っていたものだと思います。諏訪の万代書店で
この状態で1個50円で購入しました。中古品です。中国製です。
ご覧のようにボロボロのパジェロのトミカです。
子供に遊び倒された個体でしょう。塗装はボロボロに剥げ、
前面のプラスチック製ガードバーは無くなっています。
屋根にはルーフキャリアがありますが、せっかくのルーフキャリアも
形がゆがんでいます。また、この車、ドアが開きにくくなっています。
元のモデルの出来が良いだけにもったいないです。
内装は薄い灰色です。主変速と副変速、二本のギアレバーが
フロアから生えています。そこまで表現してあるのがよいです。
過酷な人生を歩んできたと思われる中古のトミカでした。
タグ :ミニカー
2016年10月29日
小説『中学生も色々と』その69
おはようございます。この記事は予約投稿です。
私の作った小説『中学生も色々と』第69話(その69)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その69「中中の文化祭2016」
11月5日と6日の土日は中中の文化祭です。今日、11月4日金曜日の午後は翌日に控えた文化祭の準備です。給食の後、教室の真ん中に机を積み上げて教室を半分に区切ります。教室の前半分は別のクラス(1年5組)が展示発表で使います。教室の後ろ半分がからちゃんのクラスである1年6組の展示スペースです。積み上げた机に白い布をかぶせて壁にします。これ結構大変です。その壁にこの間作った狸写真展示の模造紙を貼っていきます。
「ビー!ビー!ビー!」ウポンのゾックンが教室内のオリの中で鳴いています。
「先生、ウポンどうするんですか?」
「うーん。外へ出すのもかわいそうだから、このまま教室の中にオリごと置いておいてあげよう。そして、来た人にゾックンを見てもらおう。ゾックンは我が1年6組の誇る宝物だからな。」篠口先生はそう言いました。
ゾックンを教室の後ろに置いたまま、机を教室の後ろ半分の真ん中に並べます。その上に茶色く塗った模造紙を敷き、この間作った実物大の狸の巣の模型をその上に置きます。狸の巣の模型内にある狸居住スペースに小高さんが家から持ってきた干し草を敷きます。巣の入口周辺には校庭から拾ってきた広葉樹の落ち葉を敷きました。こうして見るとこの巣の模型、なかなかリアルじゃありませんか。最後に巣の内部に狸のぬいぐるみを置きます。
「この狸の巣!結構上手くできたなあ。結構リアルだぞ。これ。」篠口先生は感心しました。
「本当だ。結構リアルだ!」生徒達も我ながら感心しました。
「おい、1年4組がなんかすごいぞ!」誰かが言いました。
「おっ!でかい!」なんと1年4組は校庭のバックネットに『風の谷のナウシカ』の巨大壁画を作って掲げていたのです。ナウシカの絵を30分割にしてパズルのようにして巨大壁画を作っていたのです。これはでかい!
「なんかすごいな……。」
「よくやるよな。」
「4組っていったい……。」これを見た人々はあきれるやら感心するやらでした。
翌日、11月5日土曜日。文化祭「中中祭」の日です。生徒が登校してきました。
「あれ?ウポンのゾックンがいないぞ。」オリを見るとゾックンのオリの扉がなぜか開いています。
「わ。あんな所に……。」
「グッスリースヤスヤ。」ゾックンは狸の巣の模型の中ですやすや眠っていました。台の下には狸のぬいぐるみが転がっていました。
「どうしたどうした。」生徒達が続々登校してきます。
「ウポンのゾックンが……。」
「わ!狸の巣がウポンの巣になってる。」
「ウポンの巣か……。実にリアルだな。」ゾックンがウポンの巣の中で眠っている姿は実にリアルでした。野生のウポンは狸の巣をぶんどって住み着くことがよくあるのです。
「ゾックン良い子で寝てるかなー?」そこへ篠口先生が来ました。手にはデジカメを持っています。
「先生!ウポンのゾックンが!せっかく作った巣の模型の中に!」生徒達は言いました。篠口先生は、
「ああ、これは先生が入れたんだ。ウポンの巣みたいでリアルだろう。」そう言って篠口先生は
「グッスリースヤスヤ。」と眠っているゾックンの写真を
「パチリ!」と、撮りました。本当の野生ウポンが巣の中で眠っているようにリアルな写真ができました。
「せんせー。せっかく作った模型で遊ばない下さい。」生徒達は篠口先生に抗議したのでした。
文化祭の始まりはまず、講堂に集まって校長先生のお話を聞くところから始まります。いえ、その前に歌がありました。その歌とは全校合唱で
「♪今日は待ちに待った文化祭~、この日のためにがんばった~ラララ~。ラララ~。」というような変な歌です。次に校長先生のお話です。
「今日は、待ちに待った文化祭です。なんたらかんから、くどくど……。あーだのこーだの、くどくど。あいうえかきくけ、くどくど……。」校長先生のお話は続きます。
「ムギーッ!」
「バターン!」校長先生のお話が長すぎるので、
「バターン!」と貧血で倒れる人が続出しました。それでも
「なんたらかんたらくどくど……。」と校長先生のお話は終わりませんでした。
やっと校長先生のお話が終わるとステージ発表の時間です。ここからは一般の見物人の人もやってきます。まずは演劇部の劇です。
「つまんない劇ー。」
「退屈ー。」
「お尻が痛い。」(講堂の床の上に座ってるので)
「けーりてー。」
「帰りたい。」という人が続出しました。そしてみんなザワザワしています。
「静かにしろ!」顔根先生の大きな声が飛びました。その声にみんなびっくりして静かになりました。ちょうどその場面は
「わっ!びっくりした!」と、劇で言うところでした。
「スーハー、スーハー。」不良の渡利君は劇を見るわけでもなく、校舎の裏へ行って他の不良仲間とシンナーを吸っていました。
「スーハー、スーハー。」
「文化祭なんちゅってもつまんないよなー。」と、言いながら。
ステージ発表、劇の次は合唱部の合唱です。
「帰りたいー。」
「退屈ー。」
「お尻が痛い。」という人が続出しています。そしてまたみんな
「ペチャクチャ、ザワザワ。」と話し始めました。
「静かにしろ!黙って聞け!」また顔根先生の大きい声が飛びました。この声でみんな一瞬は静かになり、少し経ってから
「ボソ、ボソ。」とおしゃべりが始まっていました。数学のトトロ、いや、金木先生も
「顔根やだなあ。」と、心の中でつぶやきました。他の先生にも嫌われている顔根先生でした。
からちゃん、合唱部の歌声が子守歌になって眠くなりました。そしてこっくりこっくり。
「寝てる奴!起きろ!」また顔根先生です。からちゃん眠っているのを見られたのです。他にも何人も眠っている人がいました。
その後、吹奏楽部の発表です。その後はステージ発表をするクラスの発表です。劇だったり歌だったり色々です。からちゃんまたこっくりこっくり。ついでに言うと篠口先生もこっくりこっくり寝ていましたとさ。
この後は昼食です。今日は給食がないので弁当を持ってくるのです。弁当を食べたからちゃんは
「文化祭なんて言っても、今日は後、他のクラスの展示発表を見るだけでしょう。明日も午前中はそうでしょう。つまんないな。」と思い、帰りたくなりました。この時からです。からちゃんに「行事のさぼりぐせ」がついたのは。
「からちゃん?どうしたの?」小高さんがからちゃんに声をかけます。
「私、帰るね。家に。」からちゃんはそう言って本当に帰ってしまいます。まず篠口先生に、
「先生。頭が痛いので早退したいです。」と言うと篠口先生は、
「ああ、そうか。わかった。」と言いました。これで帰宅できます。からちゃんは
「文化祭なんてつまらないじゃん。やってられねーぜ。」と心の中で言いながら本当に帰ろうとしています。小高さんが、
「からちゃん、本当に帰るの?今日文化祭だよ。」とからちゃんに声をかけましたがからちゃんは
「なんか退屈でつまらないんだもの。文化祭なんて授業日数にも関係ないから帰る。せっかくの土曜日のお休みだよ。まあ明日は片づけがあるからいるけどね。」と言って本当に帰ってしまいました。からちゃんは、
「なんかくだらないぜ。」と言いながら……。
翌日は午前が文化祭の展示発表。午後が片づけです。この展示発表ですが、コンクールみたいになっていまして、金賞をナウシカの巨大壁画を作った1年4組が受賞。銀賞を狸の発表をした1年6組が受賞しました。これで1年の文化祭はおしまいです。狸ちゃんがこの文化祭でも大きく貢献したのでした。
その69おわり その70につづきます
私の作った小説『中学生も色々と』第69話(その69)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その69「中中の文化祭2016」
11月5日と6日の土日は中中の文化祭です。今日、11月4日金曜日の午後は翌日に控えた文化祭の準備です。給食の後、教室の真ん中に机を積み上げて教室を半分に区切ります。教室の前半分は別のクラス(1年5組)が展示発表で使います。教室の後ろ半分がからちゃんのクラスである1年6組の展示スペースです。積み上げた机に白い布をかぶせて壁にします。これ結構大変です。その壁にこの間作った狸写真展示の模造紙を貼っていきます。
「ビー!ビー!ビー!」ウポンのゾックンが教室内のオリの中で鳴いています。
「先生、ウポンどうするんですか?」
「うーん。外へ出すのもかわいそうだから、このまま教室の中にオリごと置いておいてあげよう。そして、来た人にゾックンを見てもらおう。ゾックンは我が1年6組の誇る宝物だからな。」篠口先生はそう言いました。
ゾックンを教室の後ろに置いたまま、机を教室の後ろ半分の真ん中に並べます。その上に茶色く塗った模造紙を敷き、この間作った実物大の狸の巣の模型をその上に置きます。狸の巣の模型内にある狸居住スペースに小高さんが家から持ってきた干し草を敷きます。巣の入口周辺には校庭から拾ってきた広葉樹の落ち葉を敷きました。こうして見るとこの巣の模型、なかなかリアルじゃありませんか。最後に巣の内部に狸のぬいぐるみを置きます。
「この狸の巣!結構上手くできたなあ。結構リアルだぞ。これ。」篠口先生は感心しました。
「本当だ。結構リアルだ!」生徒達も我ながら感心しました。
「おい、1年4組がなんかすごいぞ!」誰かが言いました。
「おっ!でかい!」なんと1年4組は校庭のバックネットに『風の谷のナウシカ』の巨大壁画を作って掲げていたのです。ナウシカの絵を30分割にしてパズルのようにして巨大壁画を作っていたのです。これはでかい!
「なんかすごいな……。」
「よくやるよな。」
「4組っていったい……。」これを見た人々はあきれるやら感心するやらでした。
翌日、11月5日土曜日。文化祭「中中祭」の日です。生徒が登校してきました。
「あれ?ウポンのゾックンがいないぞ。」オリを見るとゾックンのオリの扉がなぜか開いています。
「わ。あんな所に……。」
「グッスリースヤスヤ。」ゾックンは狸の巣の模型の中ですやすや眠っていました。台の下には狸のぬいぐるみが転がっていました。
「どうしたどうした。」生徒達が続々登校してきます。
「ウポンのゾックンが……。」
「わ!狸の巣がウポンの巣になってる。」
「ウポンの巣か……。実にリアルだな。」ゾックンがウポンの巣の中で眠っている姿は実にリアルでした。野生のウポンは狸の巣をぶんどって住み着くことがよくあるのです。
「ゾックン良い子で寝てるかなー?」そこへ篠口先生が来ました。手にはデジカメを持っています。
「先生!ウポンのゾックンが!せっかく作った巣の模型の中に!」生徒達は言いました。篠口先生は、
「ああ、これは先生が入れたんだ。ウポンの巣みたいでリアルだろう。」そう言って篠口先生は
「グッスリースヤスヤ。」と眠っているゾックンの写真を
「パチリ!」と、撮りました。本当の野生ウポンが巣の中で眠っているようにリアルな写真ができました。
「せんせー。せっかく作った模型で遊ばない下さい。」生徒達は篠口先生に抗議したのでした。
文化祭の始まりはまず、講堂に集まって校長先生のお話を聞くところから始まります。いえ、その前に歌がありました。その歌とは全校合唱で
「♪今日は待ちに待った文化祭~、この日のためにがんばった~ラララ~。ラララ~。」というような変な歌です。次に校長先生のお話です。
「今日は、待ちに待った文化祭です。なんたらかんから、くどくど……。あーだのこーだの、くどくど。あいうえかきくけ、くどくど……。」校長先生のお話は続きます。
「ムギーッ!」
「バターン!」校長先生のお話が長すぎるので、
「バターン!」と貧血で倒れる人が続出しました。それでも
「なんたらかんたらくどくど……。」と校長先生のお話は終わりませんでした。
やっと校長先生のお話が終わるとステージ発表の時間です。ここからは一般の見物人の人もやってきます。まずは演劇部の劇です。
「つまんない劇ー。」
「退屈ー。」
「お尻が痛い。」(講堂の床の上に座ってるので)
「けーりてー。」
「帰りたい。」という人が続出しました。そしてみんなザワザワしています。
「静かにしろ!」顔根先生の大きな声が飛びました。その声にみんなびっくりして静かになりました。ちょうどその場面は
「わっ!びっくりした!」と、劇で言うところでした。
「スーハー、スーハー。」不良の渡利君は劇を見るわけでもなく、校舎の裏へ行って他の不良仲間とシンナーを吸っていました。
「スーハー、スーハー。」
「文化祭なんちゅってもつまんないよなー。」と、言いながら。
ステージ発表、劇の次は合唱部の合唱です。
「帰りたいー。」
「退屈ー。」
「お尻が痛い。」という人が続出しています。そしてまたみんな
「ペチャクチャ、ザワザワ。」と話し始めました。
「静かにしろ!黙って聞け!」また顔根先生の大きい声が飛びました。この声でみんな一瞬は静かになり、少し経ってから
「ボソ、ボソ。」とおしゃべりが始まっていました。数学のトトロ、いや、金木先生も
「顔根やだなあ。」と、心の中でつぶやきました。他の先生にも嫌われている顔根先生でした。
からちゃん、合唱部の歌声が子守歌になって眠くなりました。そしてこっくりこっくり。
「寝てる奴!起きろ!」また顔根先生です。からちゃん眠っているのを見られたのです。他にも何人も眠っている人がいました。
その後、吹奏楽部の発表です。その後はステージ発表をするクラスの発表です。劇だったり歌だったり色々です。からちゃんまたこっくりこっくり。ついでに言うと篠口先生もこっくりこっくり寝ていましたとさ。
この後は昼食です。今日は給食がないので弁当を持ってくるのです。弁当を食べたからちゃんは
「文化祭なんて言っても、今日は後、他のクラスの展示発表を見るだけでしょう。明日も午前中はそうでしょう。つまんないな。」と思い、帰りたくなりました。この時からです。からちゃんに「行事のさぼりぐせ」がついたのは。
「からちゃん?どうしたの?」小高さんがからちゃんに声をかけます。
「私、帰るね。家に。」からちゃんはそう言って本当に帰ってしまいます。まず篠口先生に、
「先生。頭が痛いので早退したいです。」と言うと篠口先生は、
「ああ、そうか。わかった。」と言いました。これで帰宅できます。からちゃんは
「文化祭なんてつまらないじゃん。やってられねーぜ。」と心の中で言いながら本当に帰ろうとしています。小高さんが、
「からちゃん、本当に帰るの?今日文化祭だよ。」とからちゃんに声をかけましたがからちゃんは
「なんか退屈でつまらないんだもの。文化祭なんて授業日数にも関係ないから帰る。せっかくの土曜日のお休みだよ。まあ明日は片づけがあるからいるけどね。」と言って本当に帰ってしまいました。からちゃんは、
「なんかくだらないぜ。」と言いながら……。
翌日は午前が文化祭の展示発表。午後が片づけです。この展示発表ですが、コンクールみたいになっていまして、金賞をナウシカの巨大壁画を作った1年4組が受賞。銀賞を狸の発表をした1年6組が受賞しました。これで1年の文化祭はおしまいです。狸ちゃんがこの文化祭でも大きく貢献したのでした。
その69おわり その70につづきます
タグ :『中学生も色々と』
2016年10月28日
ミニカー紹介…クロネコヤマトのトヨタクイックデリバリー
おはようございます。この記事は予約投稿です。
今回紹介するミニカーは、クロネコヤマト特製のミニカーです。
クロネコヤマトのトヨタクイックデリバリーのミニカーです。社番はN8010。
車の裏には「ヤマト運輸」の刻印があります。中国製です。
トミカに似ていますがこれはトミカではありません。
諏訪の万代書店にある中古バラ売りコーナーで
1個100円(5個では300円)で入手した中古品です。

ヤマト運輸でのポイントを貯めないと入手できない貴重なミニカーです。
外装、内装ともきっちり作られており良い出来です。
子供が遊んだものらしく塗装の剥がれはありますが良い感じです。
細かい塗装も文字もちゃんと表現されています。
窓周りの「クール宅急便などの文字はシールで表現されています。
側面のスライドドアと後部荷台の観音扉が開きます。
出来はよいのですが、腰高な感じで走行安定性はあまり良くありません。
内装ですが黒い内装で、シートおよび冷蔵庫がちゃんと表現されています。
以上貴重なクロネコヤマトのトヨタクイックデリバリーのミニカーでした。
中古とはいえ貴重なものを安く入手でき、万代書店諏訪店さんには
感謝しております。
今回紹介するミニカーは、クロネコヤマト特製のミニカーです。
クロネコヤマトのトヨタクイックデリバリーのミニカーです。社番はN8010。
車の裏には「ヤマト運輸」の刻印があります。中国製です。
トミカに似ていますがこれはトミカではありません。
諏訪の万代書店にある中古バラ売りコーナーで
1個100円(5個では300円)で入手した中古品です。
ヤマト運輸でのポイントを貯めないと入手できない貴重なミニカーです。
外装、内装ともきっちり作られており良い出来です。
子供が遊んだものらしく塗装の剥がれはありますが良い感じです。
細かい塗装も文字もちゃんと表現されています。
窓周りの「クール宅急便などの文字はシールで表現されています。
側面のスライドドアと後部荷台の観音扉が開きます。
出来はよいのですが、腰高な感じで走行安定性はあまり良くありません。
内装ですが黒い内装で、シートおよび冷蔵庫がちゃんと表現されています。
以上貴重なクロネコヤマトのトヨタクイックデリバリーのミニカーでした。
中古とはいえ貴重なものを安く入手でき、万代書店諏訪店さんには
感謝しております。
タグ :ミニカー
2016年10月28日
小説『中学生も色々と』その68
おはようございます。この記事は予約投稿です。
私の作った小説『中学生も色々と』第68話(その68)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その68「文化の日」
11月3日木曜日。今日は「文化の日」でお休みです。
「あの会社に行こう。」からちゃんはいつも遊びに行ってるバス会社「涼交バス田上営業所」に行きました。行くとからちゃんの年上のお友達である史乃がいます。
「おはようです。史乃さん。」
「おはよう。からちゃん。」今日の史乃の格好。茶色の長いプリーツスカートに生地がつるつるのポリエステルのブラウス。そのブラウスの柄が白地に紅葉した葉っぱの柄で素敵です。史乃は秋になると、秋の紅葉に合わせてお洋服を赤や茶系統にコーディネートするのです。おまけにみつあみに付いているリボンも茶色です。
「葉っぱ模様が素敵ね。史乃さん。」からちゃんはそう言いました。史乃は、
「そう?紅葉の時期だからね。ブラウスの柄を合わせてみたんよ。」と言いました。
「史乃さん、今日はお休み?」からちゃんは史乃に聞きました。史乃は
「うん。今日はお休み。これから出かけるところじゃよ。」と言って、スカートと同色のジャケットを羽織りました。そんな史乃からは春風のような匂いがします。さわやかな匂いでした。
史乃がバスに乗ってどこかに行ってしまったのでからちゃんもどこか行こうと思いました。
「史乃さん、どこに行くんだろう。史乃さんのことだからどうせバスにでも乗って遊んでるんだろうけど……。私もどこか行こうかな?せっかくの文化の日だから文化的なところにね。」
からちゃんはたまには美術館に行ってみようと思いました。美術館は田上駅から私鉄のりょうみ鉄道という鉄道で東に二駅行った川見駅という駅のすぐ近くにあります。
「ここか。田上芸術美術館。」からちゃんは500円払ってとりあえず中へ。
「ピカソの絵ゲルニカ(複製)」美術館でまず有ったのが芸術界ではおなじみのピカソの絵です。
「ピカソは……。どうも良さが分からない……。」
「ゲルニカか。この絵の天井の電球が気になる……。」
「この絵、牛と馬と人が……。どうなっちゃってるんだか?」
「ピカソの絵は上手いとは思わない。でもこれが芸術なんだよね。」からちゃんはそう言ったこれらの感想(?)を持ちました。
「ピカソの絵は何がどうなっているんだか分かんないけど、見たくなるような、目を離すことができなくなるような絵だな。」からちゃんは思いました。
「からちゃんも来てたの?」からちゃんに声をかける少女がいます。史乃でした。
「史乃さんも来てたん?」
「うん。」
「でもなんか、史乃さんと美術館って合わないような感じ。」
「まあ。そうじゃね。でもたまにはこういうのも見たくなるんよ。『文化の日』だしね。」史乃は言いました。
「じゃあ、今日はお互いに文化的に……。」からちゃんは言いました。
「そう言うこと。」史乃は言いました。
「ピカソの絵だけど、なんかこう、見入っちゃうよね。」史乃は言いました。
「史乃さんも?この絵の天井の電球が気になるんだけど。」からちゃんは言いました。
「ああ、オレも気になる。この電球。ビカビカっとね。」史乃は言いました。
隣には、なぜかスナフキンの絵が飾ってあります。スナフキンとはあの『ムーミン』に出てくるあのスナフキンです。
「ピカソの隣がスナフキンか。美術館にね。」史乃は言いました。からちゃんは、
「でもスナフキンってかっこいいよね。」と言いました。史乃は、
「スナフキンが実在の人物だったらすごいかっこよくて素敵な人物みたいよ。」と言いました。からちゃんは、
「すごいイケメンなんだってね。」と言いました。史乃は
「スナフキンを擬人化した絵を見たことがあるけど素敵だったね。」と言いました。
スナフキンの隣はまたピカソです。
「ピカソの絵だ。」史乃はいちいち口に出して言いました。「泣く女」というタイトルのピカソの絵です。
「これ、何を見て書いたのかなあ?」とからちゃん。
「人物画ではあるよね……。ピカソにはこういうふうに見えているんじゃないの?」と、史乃。
「このモデルの人、本当にこんな顔だったりして……。」と、からちゃん。
「それもあるかもねー。」と史乃。
「ピカソの絵ってよくわかんないけど、これが芸術なんだろうね。」からちゃんは言いました。
ピカソの隣は『ムーミン』に出てくるミイの絵です。ミイとは、あの『ムーミン』に出てくる意地悪そうな女の子です。
「ミイの頭のてっぺんに有るのは、ポニーテールかなあ?」と、史乃。
「ポニーテールじゃないよ。おだんごだよ。きっと。」と、からちゃん。
「おだんご?それにしちゃあとんがってるような。」と、史乃。
「とんがったおだんごヘアもあるんだよ。」と、からちゃん。
「オレさ、おだんご見ると、なんか知らないけどそのおだんごをつかみたくなるんじゃ。シニヨンカバーで包んであると特にね。」史乃はなんか危ない発言をしました。おだんごヘアを見ると、そのおだんごをつかんでみたいというのです。
「史乃さん、人のおだんごつかんじゃダメだよ。」からちゃんは言いました。史乃は、
「本当につかんだりしないよ。でもおだんごって手触り良いんだよね。本当に。」と言いました。からちゃんは、
「じゃあ史乃さん、自分の頭におだんごつくってそれつかんでみればw。」と言いました。史乃は、
「ああ、それいいね。」と言いました。
ミイの隣はムーミンパパじゃなくてバカボンパパの絵でした。
「どうして美術館にバカボンパパの絵が……。」からちゃんは言いました。
「絵だから芸術なんじゃない?」と、史乃。
「バカボンパパじゃ芸術的ではないような……。まだムーミンの方が芸術的よね。」と、からちゃん。もっともです。
バカボンパパの隣はムーミンパパの絵でした。
「パパつながりか。バカボンパパとムーミンパパで。」と、史乃。
「ムーミンってカバじゃないんだよね?」と、からちゃん。
「え?どう見てもカバでしょう。ムーミンは、顔と言い、しっぽと言い。」と、史乃。
「ムーミンはカバとは違うみたいよ。ムーミンはムーミンだよ。きっと。」と、からちゃん。
「そう?不可解な生き物じゃな。ムーミンって。でも大好き。世界観とかも。」と、史乃は言いました。
その隣にはレストランというか喫茶コーナーがあります。
「レストランか。なんか食べない?オレおごるよ。」と史乃が言ってくれたのでからちゃんはごちそうになることに。からちゃんはカレーを注文し、史乃はミートソースのスパゲティを注文しました。
「からちゃん、もうすぐ中中の文化祭でしょ。それなのに今日学校行かなくていいの?」史乃は聞きました。
「文化祭の準備は明日の金曜日の午後から。もううちのクラスはほとんど文化祭の準備が終わってるからね。今日は行かなくても良いの。それに明日は設置するだけ。」と、からちゃん。
「なんだっけ?確か狸ファミリーの発表だっけ?」と、史乃。
「そう。狸の発表。狸の写真と、狸の巣の模型を展示するん。」とからちゃん。
「じゃあ、その模型と写真を展示する。というわけね。」と、史乃。
「そう、模型を置いて、中に干し草を入れて、狸の巣の入口に葉っぱを敷いて。壁に写真を展示しておしまい。」と、からちゃんは言いました。
からちゃんと史乃がそんなことを話して過ごしている頃、苑中ではお里さんに惚れちゃった鎌霧くんが一生懸命バイオリンの練習をしていました。鎌霧くん今日もスカートはいてます。管弦楽部の部活動です。ちなみに苑中の文化祭は10月の29,30日でもう終わっています。3年生が9月に引退し、1,2年だけでさみしくなった管弦楽部の練習場
で来年の発表会に向けて練習中なのです。
「わたしゃ森の音楽家~バイオリン弾(ひ)きましょうキュキュキュッキュッ……。」鎌霧くん、実は大好きなお里さんに聞いてもらうためにバイオリンの練習をがんばっているのでした。こうして文化の日は過ぎていくのでした。
その68おわり その69につづきます
私の作った小説『中学生も色々と』第68話(その68)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その68「文化の日」
11月3日木曜日。今日は「文化の日」でお休みです。
「あの会社に行こう。」からちゃんはいつも遊びに行ってるバス会社「涼交バス田上営業所」に行きました。行くとからちゃんの年上のお友達である史乃がいます。
「おはようです。史乃さん。」
「おはよう。からちゃん。」今日の史乃の格好。茶色の長いプリーツスカートに生地がつるつるのポリエステルのブラウス。そのブラウスの柄が白地に紅葉した葉っぱの柄で素敵です。史乃は秋になると、秋の紅葉に合わせてお洋服を赤や茶系統にコーディネートするのです。おまけにみつあみに付いているリボンも茶色です。
「葉っぱ模様が素敵ね。史乃さん。」からちゃんはそう言いました。史乃は、
「そう?紅葉の時期だからね。ブラウスの柄を合わせてみたんよ。」と言いました。
「史乃さん、今日はお休み?」からちゃんは史乃に聞きました。史乃は
「うん。今日はお休み。これから出かけるところじゃよ。」と言って、スカートと同色のジャケットを羽織りました。そんな史乃からは春風のような匂いがします。さわやかな匂いでした。
史乃がバスに乗ってどこかに行ってしまったのでからちゃんもどこか行こうと思いました。
「史乃さん、どこに行くんだろう。史乃さんのことだからどうせバスにでも乗って遊んでるんだろうけど……。私もどこか行こうかな?せっかくの文化の日だから文化的なところにね。」
からちゃんはたまには美術館に行ってみようと思いました。美術館は田上駅から私鉄のりょうみ鉄道という鉄道で東に二駅行った川見駅という駅のすぐ近くにあります。
「ここか。田上芸術美術館。」からちゃんは500円払ってとりあえず中へ。
「ピカソの絵ゲルニカ(複製)」美術館でまず有ったのが芸術界ではおなじみのピカソの絵です。
「ピカソは……。どうも良さが分からない……。」
「ゲルニカか。この絵の天井の電球が気になる……。」
「この絵、牛と馬と人が……。どうなっちゃってるんだか?」
「ピカソの絵は上手いとは思わない。でもこれが芸術なんだよね。」からちゃんはそう言ったこれらの感想(?)を持ちました。
「ピカソの絵は何がどうなっているんだか分かんないけど、見たくなるような、目を離すことができなくなるような絵だな。」からちゃんは思いました。
「からちゃんも来てたの?」からちゃんに声をかける少女がいます。史乃でした。
「史乃さんも来てたん?」
「うん。」
「でもなんか、史乃さんと美術館って合わないような感じ。」
「まあ。そうじゃね。でもたまにはこういうのも見たくなるんよ。『文化の日』だしね。」史乃は言いました。
「じゃあ、今日はお互いに文化的に……。」からちゃんは言いました。
「そう言うこと。」史乃は言いました。
「ピカソの絵だけど、なんかこう、見入っちゃうよね。」史乃は言いました。
「史乃さんも?この絵の天井の電球が気になるんだけど。」からちゃんは言いました。
「ああ、オレも気になる。この電球。ビカビカっとね。」史乃は言いました。
隣には、なぜかスナフキンの絵が飾ってあります。スナフキンとはあの『ムーミン』に出てくるあのスナフキンです。
「ピカソの隣がスナフキンか。美術館にね。」史乃は言いました。からちゃんは、
「でもスナフキンってかっこいいよね。」と言いました。史乃は、
「スナフキンが実在の人物だったらすごいかっこよくて素敵な人物みたいよ。」と言いました。からちゃんは、
「すごいイケメンなんだってね。」と言いました。史乃は
「スナフキンを擬人化した絵を見たことがあるけど素敵だったね。」と言いました。
スナフキンの隣はまたピカソです。
「ピカソの絵だ。」史乃はいちいち口に出して言いました。「泣く女」というタイトルのピカソの絵です。
「これ、何を見て書いたのかなあ?」とからちゃん。
「人物画ではあるよね……。ピカソにはこういうふうに見えているんじゃないの?」と、史乃。
「このモデルの人、本当にこんな顔だったりして……。」と、からちゃん。
「それもあるかもねー。」と史乃。
「ピカソの絵ってよくわかんないけど、これが芸術なんだろうね。」からちゃんは言いました。
ピカソの隣は『ムーミン』に出てくるミイの絵です。ミイとは、あの『ムーミン』に出てくる意地悪そうな女の子です。
「ミイの頭のてっぺんに有るのは、ポニーテールかなあ?」と、史乃。
「ポニーテールじゃないよ。おだんごだよ。きっと。」と、からちゃん。
「おだんご?それにしちゃあとんがってるような。」と、史乃。
「とんがったおだんごヘアもあるんだよ。」と、からちゃん。
「オレさ、おだんご見ると、なんか知らないけどそのおだんごをつかみたくなるんじゃ。シニヨンカバーで包んであると特にね。」史乃はなんか危ない発言をしました。おだんごヘアを見ると、そのおだんごをつかんでみたいというのです。
「史乃さん、人のおだんごつかんじゃダメだよ。」からちゃんは言いました。史乃は、
「本当につかんだりしないよ。でもおだんごって手触り良いんだよね。本当に。」と言いました。からちゃんは、
「じゃあ史乃さん、自分の頭におだんごつくってそれつかんでみればw。」と言いました。史乃は、
「ああ、それいいね。」と言いました。
ミイの隣はムーミンパパじゃなくてバカボンパパの絵でした。
「どうして美術館にバカボンパパの絵が……。」からちゃんは言いました。
「絵だから芸術なんじゃない?」と、史乃。
「バカボンパパじゃ芸術的ではないような……。まだムーミンの方が芸術的よね。」と、からちゃん。もっともです。
バカボンパパの隣はムーミンパパの絵でした。
「パパつながりか。バカボンパパとムーミンパパで。」と、史乃。
「ムーミンってカバじゃないんだよね?」と、からちゃん。
「え?どう見てもカバでしょう。ムーミンは、顔と言い、しっぽと言い。」と、史乃。
「ムーミンはカバとは違うみたいよ。ムーミンはムーミンだよ。きっと。」と、からちゃん。
「そう?不可解な生き物じゃな。ムーミンって。でも大好き。世界観とかも。」と、史乃は言いました。
その隣にはレストランというか喫茶コーナーがあります。
「レストランか。なんか食べない?オレおごるよ。」と史乃が言ってくれたのでからちゃんはごちそうになることに。からちゃんはカレーを注文し、史乃はミートソースのスパゲティを注文しました。
「からちゃん、もうすぐ中中の文化祭でしょ。それなのに今日学校行かなくていいの?」史乃は聞きました。
「文化祭の準備は明日の金曜日の午後から。もううちのクラスはほとんど文化祭の準備が終わってるからね。今日は行かなくても良いの。それに明日は設置するだけ。」と、からちゃん。
「なんだっけ?確か狸ファミリーの発表だっけ?」と、史乃。
「そう。狸の発表。狸の写真と、狸の巣の模型を展示するん。」とからちゃん。
「じゃあ、その模型と写真を展示する。というわけね。」と、史乃。
「そう、模型を置いて、中に干し草を入れて、狸の巣の入口に葉っぱを敷いて。壁に写真を展示しておしまい。」と、からちゃんは言いました。
からちゃんと史乃がそんなことを話して過ごしている頃、苑中ではお里さんに惚れちゃった鎌霧くんが一生懸命バイオリンの練習をしていました。鎌霧くん今日もスカートはいてます。管弦楽部の部活動です。ちなみに苑中の文化祭は10月の29,30日でもう終わっています。3年生が9月に引退し、1,2年だけでさみしくなった管弦楽部の練習場
で来年の発表会に向けて練習中なのです。
「わたしゃ森の音楽家~バイオリン弾(ひ)きましょうキュキュキュッキュッ……。」鎌霧くん、実は大好きなお里さんに聞いてもらうためにバイオリンの練習をがんばっているのでした。こうして文化の日は過ぎていくのでした。
その68おわり その69につづきます
タグ :『中学生も色々と』
2016年10月27日
ミニカー紹介…4代目マツダルーチェ
おはようございます。この記事は予約投稿です。
今回紹介するミニカーは4代目マツダルーチェのTLVNEOです。
LV-N01番で、TLVNEOの一番最初のモデルであり、
車の裏に2006の刻印があります。この頃はTLVも安かった!

特徴的なデザインの4代目マツダルーチェのTLVNEO。
私はこの実車を見た記憶がありません。しかし、インパクトのある顔です。
後ろから見ると普通の車ですが、横も特徴的です。
ワイパーは大きいものが一本だけ存在します。
内装ですが灰色の内装です。フロントドアの窓が開いていることもあって、
内装は見やすいです。シートは灰色と水色のツートンのシートであり、
そこまで表現されています。
けっこうおもしろいTLVNEOでした。
今回紹介するミニカーは4代目マツダルーチェのTLVNEOです。
LV-N01番で、TLVNEOの一番最初のモデルであり、
車の裏に2006の刻印があります。この頃はTLVも安かった!
特徴的なデザインの4代目マツダルーチェのTLVNEO。
私はこの実車を見た記憶がありません。しかし、インパクトのある顔です。
後ろから見ると普通の車ですが、横も特徴的です。
ワイパーは大きいものが一本だけ存在します。
内装ですが灰色の内装です。フロントドアの窓が開いていることもあって、
内装は見やすいです。シートは灰色と水色のツートンのシートであり、
そこまで表現されています。
けっこうおもしろいTLVNEOでした。
タグ :ミニカー
2016年10月27日
小説『中学生も色々と』その67
おはようございます。この記事は予約投稿です。
私の作った小説『中学生も色々と』第67話(その67)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その67「大食いの九伊治君」
中部中のからちゃんのクラスにいる織田 九伊治(おだ くいじ)君は大食いです。あだ名は「小杉」です。小杉とは、漫画「ちびまる子ちゃん」に出てくる大食いの子です。それぐらいに九伊治君は大食いなのです。
「さあ、給食だ!食うぞー!食欲の秋だもんなー!」今日の献立は
食パン4枚。
ピーマンの肉詰め。
千切りキャベツ。
クリームシチュー。
リンゴ1/8。
牛乳です。
「牛乳きらーい。」と誰かさん。
「ピーマン嫌い。」とからちゃん。
「食パン4枚も多いよ。」と誰かさん。
「キャベツいらない。」と誰かさん。
学校給食は嫌われ者になってしまっています。
「いらないんだったら俺にくれ!」九伊治君はみんなに言いました。彼はいつも空腹です。九伊治君はとにかくいっぱい食べたいのです。
「ピーマンあげる。」からちゃんは九伊治君にピーマンの肉詰めを渡しました。
「サンキュー!」九伊治君はからちゃんからピーマンの肉詰めを受け取りました。
「食パンあげる。」小高さんが九伊治君に食パン二枚を渡しました。
「サンキュー!」九伊治君は小高さんから食パン二枚を受け取りました。
そんなふうに、
「牛乳飲んで。」
「パン食べて。」
「ピーマン食べて。」
「キャベツ食べて。」という人が続出しました。
「わーい。」九伊治君は大喜びです。
「こんなに集まった!」食パン28枚。牛乳6本(1.2リットル)ピーマンの肉詰め10個。リンゴ2個。キャベツ山盛りが集まりました。さらに
「小心!九伊治に喰わせるんだ!パンよこせ!」小心太郎はまだ食べていないパンが3枚有りました。しかし、いじめっ子の猪又が「九伊治に喰わせるんだ。」という理由でその3枚を強奪してしまいました。
「九伊治、パン3枚持ってきたぞ。」猪又は小心から奪ってきた食パン3枚を九伊治君に渡しました。
「わあい!食パン31枚だ。」九伊治君は喜びました。食パン31枚も食べて大丈夫でしょうか?
「パクパク!モグモグ!」まず食パン1枚目。
「パクパク!モグモグ!」2枚目。
「パクパク!モグモグ!」3枚目。
「パクパク!モグモグ!」4枚目。
「グイグイ!」牛乳を飲んで食パンを流し込みます。
「パクパク!モグモグ!」5枚目。
「バリバリ!モグモグ!」山盛りになっているキャベツを食べます。
「パクパク!モグモグ!」6枚目。
「パクパク!モグモグ!」7枚目。
「ムシャムシャ!モグモグ!」ピーマンの肉詰めを食べます。九伊治君にとってピーマンの肉詰めのお味は?
「うめえ!」とのことです。九伊治君には好き嫌いはなく、何でも好きなのです。
「パクパク!モグモグ!」8枚目。
「パクパク!モグモグ!」9枚目。
「カツカツ!ゴクゴク!」クリームシチューを食べます。給食のクリームシチューは結構おいしくて好きです。なので集まりませんでした。
「パクパク!モグモグ!」10枚目。
「パクパク!モグモグ!」11枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。一気に一本分飲みます。
「パクパク!モグモグ!」12枚目。
「パクパク!モグモグ!」13枚目。
「バリバリ!モグモグ!」キャベツの続きを食べます。これでキャベツはたいらげられて無くなりました。
「パクパク!モグモグ!」14枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「パクパク!モグモグ!」15枚目。
「パクパク!モグモグ!」16枚目。
「パクパク!モグモグ!」17枚目。
「ムシャムシャ!モグモグ!」ピーマンの肉詰めを食べます。これでピーマンの肉詰めはたいらげられて無くなりました。
「パクパク!モグモグ!」18枚目。
「パクパク!モグモグ!」19枚目。
「パクパク!モグモグ!」20枚目。まだ食べるペースは変わりません!食パン20枚。こんなに食べても九伊治君は平気です。
「パクパク!モグモグ!」21枚目。
「パクパク!モグモグ!」22枚目。
「パクパク!モグモグ!」23枚目。
「パクパク!モグモグ!」24枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「おおっ!九伊治すげーぞ!」ここまで来ると九伊治君の周りには観衆がいっぱい集まっていました。みんな九伊治君の食べっぷりには感心しています。九伊治君はまだ食べ続けます。
「パクパク!モグモグ!」食パン25枚目。
「パクパク!モグモグ!」26枚目。
「パクパク!モグモグ!」27枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「パクパク!モグモグ!」28枚目。
「パクパク!モグモグ!」29枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「パクパク!モグモグ!」30枚目。さあ後一枚で食パンも終わります。
「パクパク!モグモグ!」31枚目!これで食パンも全部たいらげました。
「ごっくんごっくん。」残った牛乳を飲みます。
「プハー。」牛乳1.2リットル飲んでしまいました。最後に、
「シャキシャキ。パクパク。」と、リンゴ二個(リンゴ1/4の大きさ)を食べました。これがラストです。
「おおーっ!九伊治!全部喰ったー。」九伊治君ガッツポーズ。
「オー。」
「オー。」
「オー。」クラス中から歓声が上がります。
「食パン31枚だぞ!すげーや。」九伊治君は食パン31枚食べました。
「牛乳瓶6本分の牛乳飲んだぞ!すげーや。」牛乳も1.2リットル飲みました。これはすごいです。大人でもこんなに食べることはできません。九伊治君はこんなに食べても平気でした。
「大食いって言えば、春田沢もだぞ。」誰かが言いました。からちゃんは普段は普通の人が食べる量しか食べませんが、食べようと思えば5㎏くらいの食物を食べてしまうのです。
「なんでそんなこと知ってるんさー!」からちゃんは言いました。
「なんで知ってるのか分かんないけど知ってるぞ。春田沢はいっぱい食べるんだってことを。」それを聞いた九伊治君は
「なんだって、春田沢も大食いなのか?!大食いで勝負だ!春田沢!」からちゃんはそんな勝負したくありません。
「はいはい、私の負け負け。九伊治の勝ち!それでいいよ。」からちゃんがそう言いましたら九伊治君は
「俺が大食いナンバーワン!」とガッツポーズをしたのでした。
その67おわり その68につづきます
私の作った小説『中学生も色々と』第67話(その67)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その67「大食いの九伊治君」
中部中のからちゃんのクラスにいる織田 九伊治(おだ くいじ)君は大食いです。あだ名は「小杉」です。小杉とは、漫画「ちびまる子ちゃん」に出てくる大食いの子です。それぐらいに九伊治君は大食いなのです。
「さあ、給食だ!食うぞー!食欲の秋だもんなー!」今日の献立は
食パン4枚。
ピーマンの肉詰め。
千切りキャベツ。
クリームシチュー。
リンゴ1/8。
牛乳です。
「牛乳きらーい。」と誰かさん。
「ピーマン嫌い。」とからちゃん。
「食パン4枚も多いよ。」と誰かさん。
「キャベツいらない。」と誰かさん。
学校給食は嫌われ者になってしまっています。
「いらないんだったら俺にくれ!」九伊治君はみんなに言いました。彼はいつも空腹です。九伊治君はとにかくいっぱい食べたいのです。
「ピーマンあげる。」からちゃんは九伊治君にピーマンの肉詰めを渡しました。
「サンキュー!」九伊治君はからちゃんからピーマンの肉詰めを受け取りました。
「食パンあげる。」小高さんが九伊治君に食パン二枚を渡しました。
「サンキュー!」九伊治君は小高さんから食パン二枚を受け取りました。
そんなふうに、
「牛乳飲んで。」
「パン食べて。」
「ピーマン食べて。」
「キャベツ食べて。」という人が続出しました。
「わーい。」九伊治君は大喜びです。
「こんなに集まった!」食パン28枚。牛乳6本(1.2リットル)ピーマンの肉詰め10個。リンゴ2個。キャベツ山盛りが集まりました。さらに
「小心!九伊治に喰わせるんだ!パンよこせ!」小心太郎はまだ食べていないパンが3枚有りました。しかし、いじめっ子の猪又が「九伊治に喰わせるんだ。」という理由でその3枚を強奪してしまいました。
「九伊治、パン3枚持ってきたぞ。」猪又は小心から奪ってきた食パン3枚を九伊治君に渡しました。
「わあい!食パン31枚だ。」九伊治君は喜びました。食パン31枚も食べて大丈夫でしょうか?
「パクパク!モグモグ!」まず食パン1枚目。
「パクパク!モグモグ!」2枚目。
「パクパク!モグモグ!」3枚目。
「パクパク!モグモグ!」4枚目。
「グイグイ!」牛乳を飲んで食パンを流し込みます。
「パクパク!モグモグ!」5枚目。
「バリバリ!モグモグ!」山盛りになっているキャベツを食べます。
「パクパク!モグモグ!」6枚目。
「パクパク!モグモグ!」7枚目。
「ムシャムシャ!モグモグ!」ピーマンの肉詰めを食べます。九伊治君にとってピーマンの肉詰めのお味は?
「うめえ!」とのことです。九伊治君には好き嫌いはなく、何でも好きなのです。
「パクパク!モグモグ!」8枚目。
「パクパク!モグモグ!」9枚目。
「カツカツ!ゴクゴク!」クリームシチューを食べます。給食のクリームシチューは結構おいしくて好きです。なので集まりませんでした。
「パクパク!モグモグ!」10枚目。
「パクパク!モグモグ!」11枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。一気に一本分飲みます。
「パクパク!モグモグ!」12枚目。
「パクパク!モグモグ!」13枚目。
「バリバリ!モグモグ!」キャベツの続きを食べます。これでキャベツはたいらげられて無くなりました。
「パクパク!モグモグ!」14枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「パクパク!モグモグ!」15枚目。
「パクパク!モグモグ!」16枚目。
「パクパク!モグモグ!」17枚目。
「ムシャムシャ!モグモグ!」ピーマンの肉詰めを食べます。これでピーマンの肉詰めはたいらげられて無くなりました。
「パクパク!モグモグ!」18枚目。
「パクパク!モグモグ!」19枚目。
「パクパク!モグモグ!」20枚目。まだ食べるペースは変わりません!食パン20枚。こんなに食べても九伊治君は平気です。
「パクパク!モグモグ!」21枚目。
「パクパク!モグモグ!」22枚目。
「パクパク!モグモグ!」23枚目。
「パクパク!モグモグ!」24枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「おおっ!九伊治すげーぞ!」ここまで来ると九伊治君の周りには観衆がいっぱい集まっていました。みんな九伊治君の食べっぷりには感心しています。九伊治君はまだ食べ続けます。
「パクパク!モグモグ!」食パン25枚目。
「パクパク!モグモグ!」26枚目。
「パクパク!モグモグ!」27枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「パクパク!モグモグ!」28枚目。
「パクパク!モグモグ!」29枚目。
「グイグイ。」牛乳を飲みます。
「パクパク!モグモグ!」30枚目。さあ後一枚で食パンも終わります。
「パクパク!モグモグ!」31枚目!これで食パンも全部たいらげました。
「ごっくんごっくん。」残った牛乳を飲みます。
「プハー。」牛乳1.2リットル飲んでしまいました。最後に、
「シャキシャキ。パクパク。」と、リンゴ二個(リンゴ1/4の大きさ)を食べました。これがラストです。
「おおーっ!九伊治!全部喰ったー。」九伊治君ガッツポーズ。
「オー。」
「オー。」
「オー。」クラス中から歓声が上がります。
「食パン31枚だぞ!すげーや。」九伊治君は食パン31枚食べました。
「牛乳瓶6本分の牛乳飲んだぞ!すげーや。」牛乳も1.2リットル飲みました。これはすごいです。大人でもこんなに食べることはできません。九伊治君はこんなに食べても平気でした。
「大食いって言えば、春田沢もだぞ。」誰かが言いました。からちゃんは普段は普通の人が食べる量しか食べませんが、食べようと思えば5㎏くらいの食物を食べてしまうのです。
「なんでそんなこと知ってるんさー!」からちゃんは言いました。
「なんで知ってるのか分かんないけど知ってるぞ。春田沢はいっぱい食べるんだってことを。」それを聞いた九伊治君は
「なんだって、春田沢も大食いなのか?!大食いで勝負だ!春田沢!」からちゃんはそんな勝負したくありません。
「はいはい、私の負け負け。九伊治の勝ち!それでいいよ。」からちゃんがそう言いましたら九伊治君は
「俺が大食いナンバーワン!」とガッツポーズをしたのでした。
その67おわり その68につづきます
タグ :『中学生も色々と』