2018年09月20日

2018信州バスまつり…シャトルバス

 おはようございます。この記事は予約投稿です。 

 2018年9月16日日曜日は第5回信州バスまつりでした。
そのときのお話です。

まず、本日はシャトルバスです。
I-176上田バス
シャトルバスには上田バスさんと千曲バスさんの車両が
動員されていました。画像はシャトルバスのうちの一台。最新型エルガミオ、
上田バスさんのI-176号車です。
シャトルバス


乗せていただいたのは上田駅からのシャトルバス第一便。
千曲バスさんの1376号車でした↓
千曲バス1376号車
車内は満員。始発の上田駅から乗って良かった。
会場の上田バス本社に着くと
ゆきたんとアルクマ
アルクマとゆきたんという
キャラがお出迎えしていました。


次回ははしっこの川側(西側)から展示してあったバスを紹介いたします。
約30台のバスが居ましたよ。

次回に続きます
  


Posted by 樹廊 臣 at 04:28Comments(0)バスネタ

2018年09月20日

小説『中学生も色々と』その446

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

本日の更新は先日のバスまつりも少しあります

 私の作った小説『中学生も色々と』第446話(その446)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。


樹廊臣物語中学生シリーズ

                    中学生も色々と

             その446「2018年田上中部中運動会」

 2018年9月15日土曜日は田上中部中学校の運動会当日です。運動会の日、ですが……。
「ザー!ザー!」
「ビュービュー!」
「ゴロゴロビカビカドシャン!」
と、朝からものすごい暴風雨とカミナリです。テレビジョンをつけてみると、
「はい、こちら、新人リポーターです。今私が居るのは涼海県田上市です。本日未明から田上市を襲いました台風何号は風速30mの風と1時間に150㎜の猛烈な暴風雨、それにカミナリまで落ちています!非常に危険な状態です!あっ!風にてるてる坊主が飛ばされていきます!本日は不要不急の外出は避けた方が絶対に良いです!鉄道ですが、JR、私鉄各線、みんな止まっています!本日は運動会を予定していた学校も多く……わー!ひどい突風が!ワー!ギャー!ヒー!カメラマンが飛ばされた!ギャー!実況を終わりまーす!」と、言う状態でした。なお、飛んで行ったてるてる坊主は今日が運動会なので吊されていたてるてる坊主です。
 「あー。運動会中止だわ。休みになって良かったさー。」と、からちゃん。からちゃんはお里さんの家に行ってみました。
「歩いて3分の距離なのにずぶ濡れ……。お里さん居ますよね?」からちゃんはお里さん家のピンポンを押しました。お里さんママが出てきました。そしてお里さんママは驚くべきことを言ったのです。
「ああからちゃん。さとは居ないんよ。」と。からちゃんは、
「まさか、南中今日運動会やるんじゃ……?!」と、言いました。お里さんママは、
「そう。そのまさかよ。すっごい雨で雷も落ちてるんに。」と、言いました。からちゃんは一言だけ、
「田上南部中……。変すぎる。異常だ……。」と、言いました。
 さて、ここは田上南部中学校です。暴風雨の校庭。全生徒元気に登校してきて運動会に参加です。南中の校長先生は、
「今日は、待ちに待った運動会!台風なんかを吹き飛ばすようにがんばれ!PTAから問い合わせがあったが、もちろん台風なんかで運動会を中止にするわけがない!しかし、見に来る観客が少なくて残念だ!」と、朝礼台で演説しました。こんな悪天候で運動会を見に来る父兄はわずかに決まっています!それで校長先生、ちゃんと雨ガッパを着込んでいてずるいです。他の先生もしっかり雨ガッパを着ています。しかし生徒は半袖の運動着姿です。
「ザーザー!ビュービュー!ガラガラビカビカドシャン!」こんな状態でも中止にならない田上南中の行事。恐いです!
 さて、こちらは運動会から逃げるために自分でシャンプーを飲んで田上病院に入院している小心太郎です。
「急に台風が来るとは……。いつまでこの台風居るんだろう?9月17日の敬老の日まで居てくれれば運動会は延期じゃなくて中止になる……。あさってまで居てくだせえ。今日でぼくは退院しなきゃいけないんだ……。」運動会にどうしても参加したくない小心は天の神様に祈っていました。どういう天気になることでしょうか?
 さて、こちらは再び南中です。
「徒競走!」台風の悪天候の中、田上南部中学校ではプログラム通りに運動会が進められていきます。台風の中、運動会特有のBGMが流れて生徒が走る異常な光景。校長先生はしっかりと雨ガッパを着て、
「台風に負けるな!健全なる肉体に健全なる精神が宿るのだ!」と、無茶苦茶なことを言っています。この中学校は何があってもスパルタ式なので恐いです!生徒の健康などまったく考えていません!この学校では「健全なる肉体のため」にスパルタ教育がおこなわれるのです。って、もはやここまで来るとスパルタ式を超えていますね。こんな状態なのに、「とんでもない悪天候の中、娘が頑張る姿!」等と、しっかりビデオを撮っている親御さんも居ます。これもある意味すごいです。
 「ザーザービュービューガラガラビカビカドカン!」大雨は降り、暴風は吹き、雷も落ちています。しかし田上南部中の運動会は止まりません。雨がひどく、川が増水していますので消防は台風の巡回パトロールを始めました。
「カンカン。カンカン。こちらは田上消防署の広報車です。ただいま大雨暴風雷警報が出ています。みなさん、不要不急の外出は避け、増水した川には絶対に近付かないようにしてください。」こんな日に外に出たくありません。しかし田上南中では、
「台風くらいで行事日程を延期してしまうのは弱虫だ。フン!他の学校ども情けない!どうだ!悪天候の中頑張るわが学校生徒の力強さ!」と、恐い先生達は思っています。しかし、他の学校の人は田上南中で運動会がおこなわれていることを知りません!
 「ゴロピカドカーン!」雷は鳴っています。雷警報発令中です。
「ぴた。」突然、運動会のBGMが止まりました。落雷で停電したのです。
「ちっ。気分悪い!停電か。音楽無しで頑張れ!」南中の校長先生は言いました。生徒達は完全に嫌になっていますが必死に耐えて頑張っています。しかし、昔苑中に居たこともあって優しい部類に入る川白先生は、
「雷が……。危険だぞ。って、本当にやばい!校庭に雷落ちたら大変なことになる!」と、恐くなっています。校長先生に運動会中止を申し入れたいのですが、そんなこと言ったら校長先生にものすごく怒られて減給処分にされるかもしれません。なので言いたくても我慢しているのですが、空はゴロゴロ言っています。
 「もう減給されてもいいや!車のローンももうじき終わる!」川白先生、とうとう我慢できなくなりました。南中の校長先生に、
「申し訳ありませんが中止して欲しいです。本当に危険だと思います。雷が落ちたら……。」と、言ってしまいました。予想通り南中の校長先生は、
「ムカーッ!川白先生!お前バカ!弱虫!この私に文句言うとは!減給処分にしてくれようか!これだから苑中経験者は……。」と、怒りました。それと同時に、
「ゴロビカドン!」と、雷が落ちる音がしました。川白先生は、
「(雷が)近い!……減給しても良いから中止にしてください!」と、言ってしまいました。川白先生の方がよっぽどまともだと思うのですが南中の校長先生は、
「続行!お前とりあえず減給1か月!誰が中止にするか!この安全臆病野郎が!」と、言って中止にしてくれませんでした。そして川白先生は1か月の10%減給処分になってしまいました。
 「ザーザービュービューガラガラビカビカドシャン!」川白先生は雷にとても不安ですが運動会プログラムは予定通り進められて組体操の時間です。南中の組体操の名前は「マスゲーム」と言います。南中の校長先生は、
「我が校の組体操『マスゲーム』はすばらしい!これぞ規律と連帯、協調性の結晶だ!」と、言っています。この組体操では少数の父兄がビデオ撮影する中生徒達は泥の中にダイブしたりして悲惨でした。嫌でも我慢するしかなく、落雷の恐怖に震えている人も居ました。そして、田上南部中学校名物「10段ピラミッド」のお時間です。次々と生徒が積み重なっていきます。そのてっぺんに登るのは南中の校長先生なのです。校長先生、雨合羽を脱ぎ、南中の旗を手にしました。
 「こちらは田上消防署の広報車です。ただいま、広範囲で停電しています。暴風雨だけではなく、落雷にも注意してください。えーっ!」パトロール中の消防職員さんが田上南中の前を通りかかったとき、目を疑いました。
「?!この天候で人間ピラミッド?!」二人で乗っていた消防車から消防職員さんは二人で車から飛び出しました。
「危ない!ヤメロー!雷落ちるぞ!」南中校庭に乱入する消防職員。
「こんな悪天候に何やってるんですか!人間ピラミッドに雷落ちますよ!その旗は何ですか!雷落ちますよ!」消防職員は必死で訴えました。南中の校長先生は、
「何を言う。我が校の校舎には立派な避雷針があって雷はそっちに落ちるようになっている。それに隣に15階建てのマンションがあるからそっちに落ちる!我が校の校庭に雷が落ちたことなど今まで一度もない!この安全第一野郎が!」と、怒りましたが、
「ダメ!中止!」と、消防職員に強引に中止させられてしまいました。
 「くそー!あともうちょっとで運動会プログラム全部を完遂できたのに!」南中の校長先生はカンカンですが、
「消防署のおかげで助かった。」と、生徒達はみんな安堵していました。
 「私はびしょびしょさとむすめ……。」お里さんがボロボロになって帰宅してきました。「マスゲーム」で泥だらけです。それを見たからちゃんはたいそう心配し、
「さと!こりゃひどいわ!やっぱりあの学校は異常だ!」と、お里さんママは怒っていました。あとでPTAから苦情が田上南中に行きましたが、校長先生は完全無視でした。
 「ザーザービュービューゴロピカドカーン!」悪天候が数日続いたため、他校の運動会はみんな延期どころか中止になり、小心太郎はじめ運動音痴は助かったのでした。

             その446おわり        その447につづきます





個人的メモ:2018-0919点検済  


Posted by 樹廊 臣 at 04:25Comments(0)小説『中学生も色々と』