2018年01月29日

小説『中学生も色々と』その325

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 私の作った小説『中学生も色々と』第325話(その325)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません。

樹廊臣物語中学生シリーズ

                  中学生も色々と

               その325「洗脳が解けた」

 ひな乃ちゃんの作戦でからちゃんの洗脳が解けました。ひな乃ちゃんは、
「せっかく洗脳したのに~。」と泣く武田先生に、
「ありがとうございます。史乃さんの洗脳も解いてください。あのおまわりさんには帰ってもらいますので。」と言いました。武田先生は、
「分かったわよ卑怯者!」と言いました。
 その頃おまわりさん姿の史乃は病室におせなを向けて廊下を見てました。看護師さんに、
「あの……、何か事件でもあったんですか?」と聞かれてしまい、
「あ……、なんでもないです。警官も知り合いの面会とかに来たりするんです。」と言ってごまかしていました。そして、
「警官コスプレしてた人が『ニセ警官』だって言われて逮捕されたことが無かったっけ?オレ、こんな格好で大丈夫じゃろうか?」という心配もしていました。そして病室からひな乃ちゃんが出てきて、
「さ、おまわりさんこちらへ。」と、おまわりさん姿の史乃の手を引いて、階段の踊り場、物陰になってる所に来ました。
「おまわりさん!からちゃん戻って成功しました!元の姿に戻ってください。今度は史乃さんの番です。」とひな乃ちゃんが言うと、
「よし!」と史乃は魔法のステッキを出して、元の普段着のみつあみ史乃に戻りました。
 ひな乃ちゃんが史乃の手を引いて再度武田先生の居る319号室に来ました。中では、
「???何?確か私、おなか叩かれて洗脳の機械に……。」と、何がなんだかわからないでいるからちゃんが取り残されていました。そこへ、
「史乃さんの洗脳解いてくださいね!」と言うひな乃ちゃんと史乃が入ってきました。すると史乃を見た武田先生は怒りを思い出し、プッツン!きれちゃって、
「バカ史乃!お前なんかカエルだ!マホーッ!」と史乃に魔法をかけてアマガエルにしてしまいました。
「?!ゲコ!」(訳:「?!ぐえっ!」)と言う蛙にされた史乃。お里さんもそれを見て病室に顔を突っ込み、
「史乃さんになんてひどいことを!」と言いました。
「ちょっ!里さんまで来てたの?!」と、武田先生。ひな乃ちゃんが、
「お里さん!さっきの警察に知らせて!」と言ったので武田先生は、
「ま、待って!元に戻すから警察やめて!」と言い、ひな乃ちゃんが、
「洗脳も治してくださいね。」と言ったので武田先生は、
「分かったわよ卑怯者!マホ、マホ、史乃全部モトモドーレ!マホーッ!」と魔法をかけると、史乃はアマガエルから元の姿に戻りました。
「やった!戻った!」と、史乃。
「からちゃん!史乃さん!逃げるよ!」とひな乃ちゃんは二人の手を引いて319号室から離れます。お里さんは逃げ際に病室に顔を突っ込んで、
「武田先生のバーカ!」と言ってから、
「おまわりさーん。」と言いながら逃げました。
 「あのヤローども~!」武田先生はベッドの上で怒りでプルプル震えていました。すると看護師さんが来て、
「なんですか?騒がしいですね。病院なんですから静かにしてください。」と言って去っていきました。武田先生は、
「かきくけこさん、さっきの警察は帰ったみたい?見てきて。」と言いました。かきくけこさんが辺りを見回しても、おまわりさんもひな乃ちゃん達も居なくなっていました。警察が居なくなったことを聞いた武田先生は一人で
「一番悪いのは誰だ?!この怪我のせいで本来のボランティア活動もできないだろー!」と、ブチ切れていました。そしてかきくけこさんが、
「先生、そんなに怒るとお体に毒ですよ。それに私達幹部も明日で大学の冬休みが終わるので付き添いできなくなりますし……。」と言ったのでもっと怒っていました。
 「とりあえず病院の建物から出ましょう。」ひな乃ちゃん先導で逃げる4人。大学病院の建物外に出ます。ひな乃ちゃんが、
「建物の外まで出れば大丈夫でせう。」と言いました。からちゃんが、
「ここはどこ?確か武田先生の基地で洗脳……?なんでバッグの中に見たこと無い参考書が入ってるん?」と、状況が分かっていませんでした。洗脳されていた時の記憶が消えていたのです。ひな乃ちゃんが、
「ここは松本。長野県のね。からちゃんはね洗脳で……。」と、今までのことをからちゃんに説明しました。からちゃんは、
「えっ?!お正月過ぎてるのん?」と、驚きました。お里さんが、道を走るバスを指差し、
「からちゃん、あのバスなんてバスか分かる?」と聞きました。それは松電さんの09395号車という車だったのですが、
「ブルリシティのノンステ?当社(ウチ)に無いバスの型式まで分からんよ。」と言いました。お里さんは、
「ブルリシティとか言うってことは治ったみたいね。からちゃん、学校って好き?」と言いました。「学校って好き?」と言う問いにからちゃんは、
「きらい。」と即答。みんな、
「よかったー!からちゃん元に戻ったみたい!」と喜びました。そして史乃ですが、
「こっちに確か信大病院前って停留所があってね。横田信大循環線ってので松本のターミナルまで行くよ。」なんて言います。ひな乃ちゃんが、
「史乃さん、松本を思い出してきましたか?」と聞きました。史乃は、
「ああ。思い出してきたみたい。」と言いました。そしてひな乃ちゃんは、
「史乃さん、今でも大学に進学したいと思いますか?」と聞きました。史乃は、
「誰が大学なんか行くか。どうしてたんじゃろうね?オレ。」と言いました。中途半端に洗脳が解けていた時の記憶は残っているようです。バスが来ました。
「03456ね。カナ中古は整理券引っ込むのが早いからオレが最後に入る。」とか言う史乃。そのバス(松電さんの03456号車)の後方に座る4人。
「次は、元原町(もとはらまち)。」走行中のバスの中、ひな乃ちゃんは史乃に、
「史乃さんは昔、なぜか『バスが楽しい』って言ってまして……、このバスに乗ってるの楽しいですか?」と聞きました。史乃は、
「うんっ。楽しい!オレ、バス会社の人じゃもん。」と言いました。ひな乃ちゃんは、
「よかった……。史乃さん、完全に元に戻ったみたいで……。」と言いながら泣きました。
「ひな乃ちゃん?」と、史乃。ひな乃ちゃん、
「武田先生のことで、すごく史乃さんに迷惑かけたから……。史乃さんに悪いことしちゃったって思って。元に戻って欲しかったん……。もしも戻らなかったらって思うと恐かったん……。」と言って泣いてました。史乃も、
「ひな乃ちゃん、そんなに心配してくれてたんか。気にしないでよ。ひな乃ちゃん悪くないんに。」と言いながら泣きそうになっていました。つられ泣きでしょうか?ちなみに、今回の件で史乃のことを一番心配していたのはひな乃ちゃんでした。
 松本駅近くの終点「松本バスターミナル」にバスが着き、4人は「バスターミナルビル」というビルの7階に行ってみました。そこ、ちょっと休憩できるようになっているのです。今までの話を聞いたからちゃんは、野子さんとねりくんが無事であることに安心した後、
「今まで私、ずっと洗脳され続けてたわけ?この参考書を読んで勉強までしてたんか?うそでしょう!やだあ!でも私、夏には催眠術かけられるし、今回は洗脳が解けなかったなんて自分が情けないよ!恥だ恥!私がこんなに弱かったなんて!」と、嘆いて泣きました。みんなでからちゃんを励ましたらなんとかからちゃんは元気になったようです。そして、
「史乃さん、すみません。巻き込んじゃってすごい迷惑かけちゃって、ここまでのバス代とかも出させちゃって。」と中学生3人は謝りました。史乃は、
「別にいいよ。大丈夫じゃから。悪いのはみんな武田先生じゃからね。バス代とかって、いくら出したかもはや分からないし別に良いよ。でも、ここまでの交通費は武田先生に請求出来るならしたいけど、今度行ったら魔法でオタマジャクシにされるかもしれんでまあいいや。二度とあれには近付きたくないしね。」なんて言っていました。そして、史乃はその後、洗脳が残っていた時のことを思いだし、
「もしも洗脳が解けなかったら、バス会社も物書きの仕事もやりたいこと全部捨てて、行きたくもない大学に入って、大学院卒業したら学校が楽しいという物語作るようになっていたんか?!人生めちゃくちゃじゃ!恐い!」と想像した事象に震え上がりました。
 田上に帰ると、涼交バス田上営業所ではからちゃんが元に戻ったということでみんな喜んで安心しました。そしてからちゃんの家に行ったら、完全に元に戻ったからちゃんを見たからちゃん両親は、
「え?!ひな乃ちゃん!からが元に戻ったの?!洗脳されたままだと勉強するよい子だったんだけど、元に戻ってよかったんだよね……。」となんか安心していた感じでした。
 その頃、怒り心頭の武田先生は病室でひそかに復讐計画を立てていたのでした。その話はまたいつか。
            
               その325おわり         その326につづきます



個人的メモ:2018-0505点検済



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