2019年05月07日
小説『中学生も色々と』その512
おはようございます。この記事は予約投稿です。
私の作った小説『中学生も色々と』第512話(その512)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません
今回のお話もものすごくひどい内容です。
とにかく内容がひどすぎて残酷でひどいです。
なので今回も見ない方が良いです。
それでもご覧になりたい方は下の
「続きを読む」をクリックしてご覧ください
次回の「小説」第513話は5月13日の発表です。最終回の話です
最終回は5月13日発表の第513話(その513)となります。もうすぐ終わりますのでご辛抱のほどをお願い致します。すみません
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その512
私の作った小説『中学生も色々と』第512話(その512)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業、事件等は
実在のものとは一切関係ありません
今回のお話もものすごくひどい内容です。
とにかく内容がひどすぎて残酷でひどいです。
なので今回も見ない方が良いです。
それでもご覧になりたい方は下の
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次回の「小説」第513話は5月13日の発表です。最終回の話です
最終回は5月13日発表の第513話(その513)となります。もうすぐ終わりますのでご辛抱のほどをお願い致します。すみません
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その512
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
西暦2000年頃考えた話です
その512「暗井ハウス炎上」
2019年5月7日火曜日。防犯カメラの映像から暗井姉弟が川に飛び込んで自殺したことが分かりました。
「ええっ!不機味と妙男が自殺!」暗井両親はものすごく大きなショックを受け、暗井ママの暗香は、
「めそめそしくしくしく!」と、号泣しながら田上警察署を飛び出していきました。防犯カメラに写っていた二人の顔はまさしく我が子供の顔でした。
「我が子が自殺してしまった!わーんわーんしくしくしく!」暗井パパの暗助も号泣しました。そして、嫌な胸騒ぎがしました。
「なんだ?この胸騒ぎは……。嫌な予感がする……。」暗助は暗井ハウスに急行しました。
「暗香~。暗香~。どこに居るんだ?返事しておくれ。」暗井パパは暗井ママを呼びました。しかし、返事はありません。警察署を飛び出した暗井ママは家には居ないのでしょうか?
「ガラッ!」寝室の戸を開けると、そこでは最悪の事態が展開されていました。暗井ママの暗香が首をつって自殺していたのです。すでに心臓は止まっており、その下には、
「二人の子供の後追い自殺をします。暗香。」と、書かれた紙が置いてありました。暗井ママまで自殺してしまいました。
「わーんわーんしくしくしく!」暗井パパは号泣しましたが、突然笑い出し、
「妻が死んだあ!妻が死んだあ!子供達だけでなく妻も死んだあ!ワキャキャキャキャ!家族みんな自殺した~!」暗井パパは笑いながら灯油を頭からかぶりました。
「お父さんも、今すぐみんなの所へ行くからな!」暗井パパは灯油まみれの自分の服にライターで火を付けました。
「ボーッ!」
「ギャーッ!熱い熱いー!」暗井パパの体が炎に包まれました。暗井パパは焼け死にました。その火は天井からぶら下がっている暗井ママのスカートに燃え移りました。暗井ママの遺体も火に包まれました。ピンクの壁のボロい家である暗井ハウスもまず寝室から焼けました。隣の子供部屋には暗井姉弟の持ち物があります。
暗井姉弟の教科書。
暗井姉弟の書いた作文。
暗井姉弟の日記。
暗井姉弟のおもちゃ。
ウマシ教のありがたい御本。
思い出の詰まったアルバム。
サンタさんからもらったびっくり箱のプレゼント……。数々の思い出の品がある子供部屋も焼けていきます。
「大変だ!暗井家が火事だ!」
「火災発生!火災発生!」
「ウーウーカンカンカン!」消防車が出動しました。ですが、暗井ハウスは昭和三十年代に建てられた木造の古い家です。火の回りが早く、一気に燃えてしまいました。全焼です。その中には暗井パパと暗井ママの黒焦げの遺体が転がっていました。
警察は、
「これは、子供が自殺したことで悲観した両親が自殺したものと推測される。」という見解を示しました。ズバリそうですが……。
「子供自殺で親まで後追い自殺!」どこからこの事件を聞きつけたのでしょうか?マスコミが田上市にやってきました。そして、暗井の同級生にインタビューをしに来たのです。からちゃんのところにもマスコミのレポーターがやってきまして、
「君、自殺した子の同級生だったんだよね?どうして暗井さんは自殺したのかな?」なんて、からちゃんに聞きました。からちゃんは、
「やめて!写さないで!私がそんなこと知っているわけ無いでしょう!ただ、あいつは高校に落ちて落ち込んでいた。これでいい?」と、言ってレポーターから逃げました。そして、マスコミは田上中部中学校にも行きました。マスコミは、
「自殺するってことは、いじめられていたんじゃないか?」と、疑ったのです。そして、中中と、田上市教育委員会は、
「いじめの事実は確認できなかった。」と、言いました。中中生の間では暗井への差別いじめはトップシークレットです。だーれも「暗井を差別した」なんて言いません。なので、「いじめの事実は確認できなかった」のです。
そして、最終的には、
「防犯カメラの映像から察するに、まず、高校に落ちて落胆していた姉不機味さんが川に飛び込んで自殺し、それを見た弟の妙男君が不機味さんの後追い自殺を衝動的にして川に飛び込んだ。そして、一気に二人の子供を失った暗井両親が悲しみのあまり二人で家に火を付けて後追い自殺してしまった。」というふうに片付けられてしまったのでした。真実の暗井への差別いじめは迷宮入りしました。
その頃、5月8日水曜日にはもう一つの事件が起こりました。
ウマシ教のウマシカ教祖が暗井姉弟の死を悲しみ、お手製のサリンで自殺するというのです。どうしてウマシ教にサリンなど有るのでしょうか?そのサリンはウマシカ教祖の指揮のもと、ウマシ教がどこかの宗教団体をまねてこっそりと作っていたサリンだったのです。つい最近、サリンは完成し、こっそりと隠されていました。
「おーいおいおい。おーいおいおい!我らが愛する子羊暗井姉弟が自殺してしまったー!」警察から暗井姉弟の自殺を知らされたウマシカ教祖は自殺を知った5月7日から泣き通しでした。他の信者も悲しみましたが、一番悲しんだのはウマシカ教祖でした。
「おーいおいおい。おーいおいおい!」ウマシカ教祖はとにかくおいおいと泣きました。そしてとうとう翌日の5月8日に、
「我が輩のもっとも愛している暗井姉弟が自殺してしまったー!!!!!!!!我が輩はサリンを飲んで後追い自殺する!」と、言い出したのです。
「えーっ?!」神父やシスターをはじめとしたウマシ教信者は驚き、
「教祖様!二人の後追い自殺などやめてください!死んでも暗井姉弟は生き返ってきません!」とかなんとか言ってウマシカ教祖の自殺を止めようとしました。しかし、ウマシカ教祖は、
「我が輩はとても悲しいのだ!だから私は死にたいのだ!暗井姉弟といっしょに天国に行きたいのだ!」と、言って聞きません。シスターは、
「このままでは本当に教祖様が自殺してしまう!警察よ助けて!」と、警察に電話してしまったのです。
警察がすぐにやってきました。そして言いました。
「ウマシカ教祖。自殺などという馬鹿なことはやめるんだ!すぐにサリンを捨てなさい!」と。ですがウマシカ教祖は、
「ど、どうして警察が居るんだー?!みんな帰れ!でないとこのサリンの袋にこの串(くし)を突き刺すぞ!そうしたらサリンが出てきてみんな死ぬ!だから帰れ!」と、言いました。しかし警察は、
「サリンを捨てろ!自殺をやめろ!」と言うばかりです。ウマシカ教祖は、
「みんな帰れ!でないと本当にサリンの袋に串を突き刺すぞ!」と言ったのですが、
「串を……。」なんと、本当にサリンの袋に串が刺さってしまったのです!流れ出るサリン!
「わー!大変だ!本当にサリンの袋に穴が空いたー!」と、ウマシカ教祖!
「えーっ?!」お慌てで教会から逃げ出す信者達や警察達!
「ま、待って!助けて!」ウマシカ教祖も逃げようとしましたが、
「バターム!」と、教会の扉を警察によって閉められてしまいました。
「お願い!閉めないでー!」と、ウマシカ教祖!
「シュウウウ~」あふれ出るサリン!閉ざされたウマシ教教会の中でウマシカ教祖は、
「く、苦しい!サリンでお陀仏(おだぶつ)……。ウマシ教よ!永遠なれー!」と、言って、
「バタン!」と、倒れました。もう意識はありません。サリンは教会の中に充満しています。そしてウマシカ教祖の心臓は止まってしまい、ウマシカ教祖も自殺(?)してしまいました。すると、教祖の死と同時に、
「ポロッ」と、ウマシ教教会の屋根に掲げられていたウマシカ教祖の顔の象が地面に落ちました。これが、ウマシカ教祖の最後でした。
翌日、5月9日木曜日。ウマシ教の教会内に警察サリン処理班が入り、サリンを中和して、ウマシカ教祖の遺体を運び出しました。サリンは中和され、周辺環境への悪影響もありませんでした。しかし、残されたウマシ教信者は、警察から、
「どうして、教会内にサリンなど有ったのだ?!」追求されました。信者達は、
「教祖様が一人でコツコツと作っていた物なので知りません。」と、全責任を個人のウマシカ教祖になすりつけていたのでした。
次回は最終回!
その512おわり その513につづきます
中学生も色々と
西暦2000年頃考えた話です
その512「暗井ハウス炎上」
2019年5月7日火曜日。防犯カメラの映像から暗井姉弟が川に飛び込んで自殺したことが分かりました。
「ええっ!不機味と妙男が自殺!」暗井両親はものすごく大きなショックを受け、暗井ママの暗香は、
「めそめそしくしくしく!」と、号泣しながら田上警察署を飛び出していきました。防犯カメラに写っていた二人の顔はまさしく我が子供の顔でした。
「我が子が自殺してしまった!わーんわーんしくしくしく!」暗井パパの暗助も号泣しました。そして、嫌な胸騒ぎがしました。
「なんだ?この胸騒ぎは……。嫌な予感がする……。」暗助は暗井ハウスに急行しました。
「暗香~。暗香~。どこに居るんだ?返事しておくれ。」暗井パパは暗井ママを呼びました。しかし、返事はありません。警察署を飛び出した暗井ママは家には居ないのでしょうか?
「ガラッ!」寝室の戸を開けると、そこでは最悪の事態が展開されていました。暗井ママの暗香が首をつって自殺していたのです。すでに心臓は止まっており、その下には、
「二人の子供の後追い自殺をします。暗香。」と、書かれた紙が置いてありました。暗井ママまで自殺してしまいました。
「わーんわーんしくしくしく!」暗井パパは号泣しましたが、突然笑い出し、
「妻が死んだあ!妻が死んだあ!子供達だけでなく妻も死んだあ!ワキャキャキャキャ!家族みんな自殺した~!」暗井パパは笑いながら灯油を頭からかぶりました。
「お父さんも、今すぐみんなの所へ行くからな!」暗井パパは灯油まみれの自分の服にライターで火を付けました。
「ボーッ!」
「ギャーッ!熱い熱いー!」暗井パパの体が炎に包まれました。暗井パパは焼け死にました。その火は天井からぶら下がっている暗井ママのスカートに燃え移りました。暗井ママの遺体も火に包まれました。ピンクの壁のボロい家である暗井ハウスもまず寝室から焼けました。隣の子供部屋には暗井姉弟の持ち物があります。
暗井姉弟の教科書。
暗井姉弟の書いた作文。
暗井姉弟の日記。
暗井姉弟のおもちゃ。
ウマシ教のありがたい御本。
思い出の詰まったアルバム。
サンタさんからもらったびっくり箱のプレゼント……。数々の思い出の品がある子供部屋も焼けていきます。
「大変だ!暗井家が火事だ!」
「火災発生!火災発生!」
「ウーウーカンカンカン!」消防車が出動しました。ですが、暗井ハウスは昭和三十年代に建てられた木造の古い家です。火の回りが早く、一気に燃えてしまいました。全焼です。その中には暗井パパと暗井ママの黒焦げの遺体が転がっていました。
警察は、
「これは、子供が自殺したことで悲観した両親が自殺したものと推測される。」という見解を示しました。ズバリそうですが……。
「子供自殺で親まで後追い自殺!」どこからこの事件を聞きつけたのでしょうか?マスコミが田上市にやってきました。そして、暗井の同級生にインタビューをしに来たのです。からちゃんのところにもマスコミのレポーターがやってきまして、
「君、自殺した子の同級生だったんだよね?どうして暗井さんは自殺したのかな?」なんて、からちゃんに聞きました。からちゃんは、
「やめて!写さないで!私がそんなこと知っているわけ無いでしょう!ただ、あいつは高校に落ちて落ち込んでいた。これでいい?」と、言ってレポーターから逃げました。そして、マスコミは田上中部中学校にも行きました。マスコミは、
「自殺するってことは、いじめられていたんじゃないか?」と、疑ったのです。そして、中中と、田上市教育委員会は、
「いじめの事実は確認できなかった。」と、言いました。中中生の間では暗井への差別いじめはトップシークレットです。だーれも「暗井を差別した」なんて言いません。なので、「いじめの事実は確認できなかった」のです。
そして、最終的には、
「防犯カメラの映像から察するに、まず、高校に落ちて落胆していた姉不機味さんが川に飛び込んで自殺し、それを見た弟の妙男君が不機味さんの後追い自殺を衝動的にして川に飛び込んだ。そして、一気に二人の子供を失った暗井両親が悲しみのあまり二人で家に火を付けて後追い自殺してしまった。」というふうに片付けられてしまったのでした。真実の暗井への差別いじめは迷宮入りしました。
その頃、5月8日水曜日にはもう一つの事件が起こりました。
ウマシ教のウマシカ教祖が暗井姉弟の死を悲しみ、お手製のサリンで自殺するというのです。どうしてウマシ教にサリンなど有るのでしょうか?そのサリンはウマシカ教祖の指揮のもと、ウマシ教がどこかの宗教団体をまねてこっそりと作っていたサリンだったのです。つい最近、サリンは完成し、こっそりと隠されていました。
「おーいおいおい。おーいおいおい!我らが愛する子羊暗井姉弟が自殺してしまったー!」警察から暗井姉弟の自殺を知らされたウマシカ教祖は自殺を知った5月7日から泣き通しでした。他の信者も悲しみましたが、一番悲しんだのはウマシカ教祖でした。
「おーいおいおい。おーいおいおい!」ウマシカ教祖はとにかくおいおいと泣きました。そしてとうとう翌日の5月8日に、
「我が輩のもっとも愛している暗井姉弟が自殺してしまったー!!!!!!!!我が輩はサリンを飲んで後追い自殺する!」と、言い出したのです。
「えーっ?!」神父やシスターをはじめとしたウマシ教信者は驚き、
「教祖様!二人の後追い自殺などやめてください!死んでも暗井姉弟は生き返ってきません!」とかなんとか言ってウマシカ教祖の自殺を止めようとしました。しかし、ウマシカ教祖は、
「我が輩はとても悲しいのだ!だから私は死にたいのだ!暗井姉弟といっしょに天国に行きたいのだ!」と、言って聞きません。シスターは、
「このままでは本当に教祖様が自殺してしまう!警察よ助けて!」と、警察に電話してしまったのです。
警察がすぐにやってきました。そして言いました。
「ウマシカ教祖。自殺などという馬鹿なことはやめるんだ!すぐにサリンを捨てなさい!」と。ですがウマシカ教祖は、
「ど、どうして警察が居るんだー?!みんな帰れ!でないとこのサリンの袋にこの串(くし)を突き刺すぞ!そうしたらサリンが出てきてみんな死ぬ!だから帰れ!」と、言いました。しかし警察は、
「サリンを捨てろ!自殺をやめろ!」と言うばかりです。ウマシカ教祖は、
「みんな帰れ!でないと本当にサリンの袋に串を突き刺すぞ!」と言ったのですが、
「串を……。」なんと、本当にサリンの袋に串が刺さってしまったのです!流れ出るサリン!
「わー!大変だ!本当にサリンの袋に穴が空いたー!」と、ウマシカ教祖!
「えーっ?!」お慌てで教会から逃げ出す信者達や警察達!
「ま、待って!助けて!」ウマシカ教祖も逃げようとしましたが、
「バターム!」と、教会の扉を警察によって閉められてしまいました。
「お願い!閉めないでー!」と、ウマシカ教祖!
「シュウウウ~」あふれ出るサリン!閉ざされたウマシ教教会の中でウマシカ教祖は、
「く、苦しい!サリンでお陀仏(おだぶつ)……。ウマシ教よ!永遠なれー!」と、言って、
「バタン!」と、倒れました。もう意識はありません。サリンは教会の中に充満しています。そしてウマシカ教祖の心臓は止まってしまい、ウマシカ教祖も自殺(?)してしまいました。すると、教祖の死と同時に、
「ポロッ」と、ウマシ教教会の屋根に掲げられていたウマシカ教祖の顔の象が地面に落ちました。これが、ウマシカ教祖の最後でした。
翌日、5月9日木曜日。ウマシ教の教会内に警察サリン処理班が入り、サリンを中和して、ウマシカ教祖の遺体を運び出しました。サリンは中和され、周辺環境への悪影響もありませんでした。しかし、残されたウマシ教信者は、警察から、
「どうして、教会内にサリンなど有ったのだ?!」追求されました。信者達は、
「教祖様が一人でコツコツと作っていた物なので知りません。」と、全責任を個人のウマシカ教祖になすりつけていたのでした。
次回は最終回!
その512おわり その513につづきます
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Posted by 樹廊 臣 at 04:25│Comments(0)
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