2016年11月17日

ミニカー紹介…2代目トヨタスプリンターSL

 おはようございます。この記事は予約投稿です。

 今回紹介するミニカーも、第2ミニカー倉庫から出てきた
「トミカ誕生記念コレクション98」に入っていた復刻版のトミカです。
今回は2代目トヨタスプリンターSL(KE25)のトミカです。日本製です。
当時ものは1970年か1971年に発売されたようです。
2代目トヨタスプリンターSLのトミカ

 当時のカローラと姉妹車のスプリンターです。
この顔、昔を思い出しても見た記憶がありません。
ものものしい豪華な顔つきのフロントグリルです。
 このトミカの出来はドアも当然開きますし、
細かいところまで良く作られており良い出来です。
特に細かいエンブレムもしっかり彫刻がしてあって
良い出来です。
ただ、この個体だけなんでしょうが、左ドアが全開できません。
 内装は赤内装です。

 実車の思い出もない車種のトミカでした。
いわば私の心の中では稀少車です。

  
タグ :ミニカー


Posted by 樹廊 臣 at 05:28Comments(0)ミニカー

2016年11月17日

小説『中学生も色々と』その88

おはようございます。この記事は予約投稿です。

私の作った小説『中学生も色々と』第88話(その88)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。

樹廊臣物語中学生シリーズ

                中学生も色々と

            その88「2016年が終わる」

 今日は大晦日です。今日で2016年も終わりです。
「今年は色々あったなあ……。」からちゃんは窓の外を見ながらつぶやきました。
「まず、3月にすごく遠くの町から引っ越してきて、それで中学生になって……。人生の節目ってやつかね。これは。」と、つぶやくからちゃん。
「それにしても寒いね。ここは。3月まで住んでいたすごく遠くの町はとっても暖かかったんに。」外は数日前に降った雪が積もっています。
 年末年始、塾も休みで宿題も日記もすべて終わらせてしまってあるからちゃんは、涼交バス田上営業所に行きました。
「ここ、年末の大掃除はしないんですか?」からちゃんは伯父さんである松木課長(待遇)さんに聞きました。松木さん曰く、
「ここはいつもきれいにしているから、大掃除する必要はないんだよ。」とのことです。部屋の奥、ロッカーで囲まれた史乃の所に行くと、史乃は何やらパソコンに何かを打ち込んでいました。物語でも打ち込んでいるのでしょうか?違います。史乃は「桜塩しののブログ」と言うのの記事を作成中でした。
 「史乃さん、何してるんですかあ?」からちゃんは史乃の「部屋」(ロッカーに囲まれて部屋みたいになっている)を覗きました。
「FC2ブログの更新。」史乃は言いました。
「史乃さん、ブログもやってたんだ。」からちゃんは言いました。そして、
「史乃さん見せて。」と、言いました。史乃は
「はずかしいな。」と言いましたがからちゃんは、
「いいじゃん。見せて。」と言います。史乃は
「家帰ってからパソコンで見てよ。」と言いますがからちゃんは
「だって家にパソコン無いもん。見ることできないわ。」と言いました。史乃は、
「しゃあないなあ。」と言ってちょっと見せてくれました。その2016年12月31日付の桜塩しののブログには涼交バスD-5231号車(いすゞBU10というバス)の写真があり、「今日はおおみそかです。2016年も皆様に見て頂きましてありがとうございました。自動車のバスネタばかり、週一回の更新でしたが、来年は更新頻度を増加できるかどうかは分かりません。来年2017年もよろしくお願いします。皆様良いお年をお迎え下さい。」と書かれていました。
「ふーん。年末のあいさつ。」からちゃんは言いました。史乃は
「うん。」と言いました。
 「史乃さん。あれ?からちゃんも。」と、そこへお里さんがやってきました。
「あれお里さん。ここで会うとは。どうしたん?」と、からちゃんは言いました。お里さんは
「史乃さんに会いに来たん。」と、言いました。
「そう、会いに来た……。二人ともかわいいねえ。」と、史乃は言うのでした。
 「史乃さん二年参り行くの?」からちゃんが聞きました。史乃は
「行かない。だって寒いし……。今日はお仕事。」と言いました。からちゃんは、
「お仕事?バス車内清掃の?」と聞きました。史乃は。
「そう。夜は車内清掃。昼間は物書きの仕事の続き。」と、言いました。からちゃんは、
「史乃さん、お休み無いんじゃない?」と言いました。史乃は、
「そんなこと無いよ。休んでるよ。今日明日仕事して1月2日の日は休み。オレは休みを自由に決めることができるからね。あさってはお休みにして田上神社へ行く。夜は車内清掃に来るけど。」と言いました。からちゃんとお里さんは、
「休みを自由に決めることができるなんていいなあー。」と言いました。史乃は、
「それが物書きの良いところじゃ。」と言いました。こういうところ、史乃は結構いい加減なのです。自由業ですので。
 「確かお里さんは二年参りに行くことできないんだよね。」史乃は言いました。お里さんは
「二年参りだけじゃないよ。初詣も行っちゃダメなんだよ。校則で。先生がパトロールしてるって言うし。」と言いました。からちゃんは、
「南中は本当にパトロールしているからね。私、花火の時とか見たことあるもん。」と、言いました。お里さんは、
「ほんとほんと。どうかしてるよねー。南中は。」と、言いました。そして、
「中中は二年参り行っても良いの?夜に?」と聞きました。からちゃんは
「行っても良いんだよ。みほちゃんと鳩野さんと行くつもり。」と言いました。お里さんは
「みほちゃんって中中の同じクラスの子だよね。こでなずさんやひな乃ちゃんや鎌霧くんは来ないの?」と聞きました。からちゃんは、
「3人とも行かないみたい。ひな乃ちゃんは花町の方へ行くみたいだし、こでなずさんは帰りの足がないって言うし、鎌霧くんは『お里さんが来ないならやめた』だって。」と言って笑いました。お里さんは、
「もうっ。鎌霧くんったら。」と笑って言いました。
 一方、こちらは暗井姉弟の家です。暗井姉弟は、母親の暗香(あんか)に、
「私たちウマシ教の年越しパーティーに行きたい。」と言いましたが暗井ママは
「ダメ!年越しだからって夜遊びする子に育てたつもりはありません。」と言いました。暗井姉弟は、
「ウマシ教の年越しパーティーはとっても楽しくて、今夜一回限りなんだよ。行ってもいいでしょう。ママ。」とお願いしましたが暗井ママは
「ダメ!大体ウマシ教なんて言う怪しい宗教団体に行くのやめなさい!」と言って怒りました。すると暗井姉弟は、
「人間には日本国憲法で『信教の自由』が定められているんだよ。どんな宗教団体に参加しても良いんだよ!」と言いました。これはウマシ教の人たちに入れ知恵されたものです。暗井ママは
「不機味も妙男も変な宗教団体にはまりこんでしまった……。めそめそしくしくしく。」と泣きました。姉の不機味は
「私、ウマシ教の年越しパーティー行きたい!うううしくしくしく。」と泣き、弟の妙男は
「ぼくもウマシ教の年越しパーティーに行きたい!えーんえーんしくしくしく。」と泣きました。いっくら泣いても暗井ママは二人がウマシ教の年越しパーティーに行くのを許可してくれませんでした。なので暗井姉弟は、一ヶ月も前から楽しみにしていた「ウマシ教年越しパーティー」に行くことはできませんでした。そして姉の不機味は
「教祖様が待ってるのにー!うううしくしくしく。」と泣き、弟の妙男も
「教祖様が待ってるのにー!えーんえーんしくしくしく。」と泣きました。二人ともいくら泣いても年越しパーティーには行くことはできませんでしたとさ。
 夜になりました。今晩はバスも列車も2年参り&初詣に行く人のために動いています。からちゃんはバスに乗ると鳩野さんがいました。
「こんこん(こんばんは)からちゃん!」
「ごきげんよう。鳩野ちゃん!」
「寒いねー。」
「寒いね。」なんて言っているとバスは田上神社に着きみほちゃんと合流。
「からちゃん、こちらの方が苑中のお友達?」みほちゃんがからちゃんに聞きました。からちゃんは
「そう。鳩野さんっていうの。こちらが中中で同じクラスの津藤(つとう)みほちゃん。」と、お互いを紹介。鳩野さんもみほちゃんも外向的な人であったのでうち解けることができました。そして、
「寒いねー。」なんて言いながらたこ焼きを食べたりしているうちに
「ゴ~ン」と、除夜の鐘が聞こえてきました。
「ゴ~ン」今年も、色々あったね。
「ゴ~ン」今年、色々ありがとう。
「ゴ~ン」来年はどんな年になるのかな?
 そうやって二年参りで年を越す3人。家でテレビジョンなんぞを見ながら過ごすお里さんは
「二年参り、行きたかったな。」と、つぶやきました。お里さんは年が越しても初詣に行くことはできません。その頃、田上神社では南中の先生のパトロール隊がウロウロしていましたので行かなくて正解でした。
 その頃史乃は涼交バスの中で車内清掃のバイトをしていました。バスの暖房を付け、おまけにバスのラジオも付けながらやっておりました。バスの中は非常に快適でした。
「明けた!2017年!明けましておめでとー!」ラジオが言いました。年が明けました。
「今年、2017年はいい年になるかな?」史乃はバスの中でつぶやくのでした。

              その88おわり         その89につづきます


お知らせ
この小説『中学生も色々と』についてのお知らせです。
この物語は今まで、毎日連載としてきましたが、現実時間と
物語時間がずれてきて、物語時間はもう大みそかになっています。
そのため、現実時間と物語時間を合わせるための措置として、次回から
この小説『中学生も色々と』の連載を、毎日連載から不定期連載とさせて頂きます。
今後は週に1~3回の連載となります。
ネタ切れの関係もありまして(汗)ご了承頂きたく存じ上げます。

作者 樹廊 臣
  


Posted by 樹廊 臣 at 05:25Comments(1)小説『中学生も色々と』