2016年09月08日
ミニカー紹介…初代トヨタハイラックス郵便車
今回紹介するミニカーは初代トヨタハイラックス郵便車
のトミカです。15年くらい前に何かのシリーズで
復刻生産されたもので中国製です。

遙か昔に設計されたトミカです。
経年劣化で赤色が均等に少し薄くなっています。
「郵便番号書きましょう」の文字が何か懐かしいです。
この車、荷台の片ヒンジのバックドアが開き、
全体的に良い出来です。大きさも1/64で
TLVと同じくらいで違和感ありません。何よりも
デザインをうまく表現しているので良い感じです。
内装ですが、白内装で、運転席から荷台フロアに至るまで
うまく表現されています。
古き良き時代のトミカを感じることの出来る一台でした。
のトミカです。15年くらい前に何かのシリーズで
復刻生産されたもので中国製です。
遙か昔に設計されたトミカです。
経年劣化で赤色が均等に少し薄くなっています。
「郵便番号書きましょう」の文字が何か懐かしいです。
この車、荷台の片ヒンジのバックドアが開き、
全体的に良い出来です。大きさも1/64で
TLVと同じくらいで違和感ありません。何よりも
デザインをうまく表現しているので良い感じです。
内装ですが、白内装で、運転席から荷台フロアに至るまで
うまく表現されています。
古き良き時代のトミカを感じることの出来る一台でした。
タグ :ミニカー
2016年09月08日
小説『中学生も色々と』その40
おはようございます。
私の作った小説『中学生も色々と』第40話(その40)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その40「今日は西乃池の花火だ!」
今日は8月14日日曜日。8月の第2日曜日は田上市西部にある西乃池(にしのいけ)での花火大会があります。
「西乃池の花火か、去年行って、きれいだったよなあー。だけど今年は行くことできない……。」お里さんは落ち込んだ顔で言いました。南中では規則で西乃池の花火に行ってはいけないのです。親同伴でも……。
「親同伴であれば小学生でも行っても良いものが、どうして中学に入ったら親同伴でも行ってはならないのか?!超ぎもーん!」お里さんは言いました。
「三万発の花火が上がるという西乃池の花火……。行きたいなあ、からちゃん達は行くって言ってるし……。」そう言うお里さんにお里さんママは声をかけます。
「さと、西乃池の花火はあきらめましょ。その代わりからちゃんが言ってたけど、からちゃん家で諏訪湖の花火に行くって言ってて、車の席が一人分空いてるからって、さとを誘うって言ってたよ。」
「えっ!からちゃんが?!」
「うん。」早速お里さんはからちゃんに確認を取ります。
「からちゃーん。明日(8月15日)の諏訪湖の花火に私を誘ってくれるって?」
「うん、お里さんに言うのが遅れて、これから誘いに行こうと思ってたところ。」からちゃんママも出てきまして、
「そうなのよ。明日家で諏訪湖の花火に行くんだけど、お里さん、西乃池の花火に行くことができないでしょ。かわいそうだから諏訪湖の花火に誘おうってからが言うもんだからね。もし良かったらどうかしら?」と言いました。お里さんは
「いいんですか?!行かせて頂きます!ありがとうございます!」と言いました。
「明日諏訪湖の花火に行くことができようになった。よしよし。まさか南中の先生達も遠く離れた諏訪まで来ることはないだろう。でもしかし……。どうして西乃池の花火見に行ってはいけないんだろか?」お里さんは「なんで南中では西乃池の花火を見に行ってはいけないのか?」という謎の理由を考えました。
「夜遅いから?それとも、遊びに行くと不良になるから?なぜだろう?わからない……。」理由はいっくら考えてもわかりませんでした。
夕方、からちゃんは浴衣を着て西乃池の花火会場へ出発です。
「いいな、からちゃん。西乃池の花火に行くんね。」お里さんはうらやましそうに言いました。からちゃんは、
「でも、お里さん、明日は諏訪湖の花火に行くことできるから……。」と言いました。そうです、明日、8月15日は信州の諏訪湖上花火大会の日です。お里さん、明日を楽しみにしましょう。
「こんこん!(こんばんは!)からちゃん。」花火会場に行くと鳩野さん、こでなずさん、ひな乃ちゃんがいました。
「お里さんは?」こでなずさんが聞きました。
「やっぱり無理みたい。」からちゃんが言いました。
「やっぱり学校の規則で?」鳩野さんが聞きました。
「そう。学校の規則。」からちゃんが言いました。
この西乃池の花火会場、お祭り同様、夜店もいっぱい出ています。
「焼きそばを食べよう。」焼きそばを食べるからちゃん。
「お好み焼き。」お好み焼きを食べるひな乃ちゃん。
「クレープを。」クレープを食べるこでなずさん。
「それならたこ焼きを食べよう。」たこ焼きを食べる鳩野さん。四者四葉(よんしゃよんよう)です。
それらを食べているといかつい顔のおじさんが来て、
「おい!どこの学校だ?!」と聞いてきます。からちゃんは
「中中です。」ひな乃さんは
「桐亜中です。」こでなずさんは
「苑中です。」鳩野さんも
「苑中です。」と言いました。おじさんは
「そうか。」と、言って去っていきました。
「南中の先生かなあ?」ひな乃ちゃんはそう思って言いました。からちゃんは
「南中の先生……。パトロールか!」と言いました。パトパトパトパトパトロール。南中の先生は南中の生徒を見つけるためにパトロール。ご苦労なことです。
「バッカモーン!」怒鳴り声が聞こえました。声がする方を見ると
「あ、さっきの……。」先程のいかついおじさんが坊主頭の少年を殴って怒鳴りつけていました。
「バッカモーン!我が南中の校則で西乃池の花火に来ちゃいけないと、あれほど言っただろー!バカ!」
「やっぱり南中の先生だ。」みんなでそう言って、そっちの方を見ます。
「お前は罰として反省文10枚だ!それにこのことは担任の先生に言って内申書に書いてもらう!」
「お里さん来てたら、あの先生に捕まっていたね。」と、こでなずさん。
「お里さん来なくて良かったね。」と、からちゃん。先程の坊主頭の少年は、
「バカヤロー!早く帰れ!バスで帰るんじゃないぞ!歩いて帰るんだ!」と怒鳴られ、
「わああ~。」と、泣きながら帰っていきました。
「かわいそう……。」みんなで言いました。
「バッカモーン!」先程の南中教師の声です。
「また新たな犠牲者を見つけたのかな?」鳩野さんが言いました。
「バッカモーン!校則で西乃池の花火に来ちゃいけないって、あれほど言っただろー!バカ!」今度は白い浴衣姿の女の子。殴られて怒鳴りつけられています。周りの人々もそこに注目。その時です。
「ドカーン!パチ、パチ。」でかい花火が上がりました。
「ドドーン!パチパチ。」近いので音も大きく、近いです。
「きれい……。」からちゃん達も周りの人もきれいな花火に注目します。南中の先生も花火に注目してしまいます。
「おっと、花火に注目している場合じゃなかった。お前は反省文10枚!内申書に今日の問題行動を……。」
「ドカーン!パチ、パチ、しゅぼぼぼぼ……。」大きな花火の音で怒鳴り声も分断されます。
「うるさい花火だ!とにかくお前は反省文10枚!それにこのことは貴様の担任に報告して内申書……。」
「ドカーン!パチ、パチ。」またでかい花火が!
「内申書に……。」
「ドドーン!パチ、パチ。」またでかい花火が連続!
「内申書……。」
「ドカーン!パチ、パチ!」またでかい花火でお説教が中断されます。
「花火がうるさくてお説教にならないじゃないかー!」
「ボカッ!」南中教師は怒りのげんこつをその南中少女にぶつけていました。ひどい。それをさっきから見ていたからちゃんは、
「ひどいね。」と、言い、こでなずさんは
「かわいそう……。」と言いました。南中教師のせいで、そこのあたりだけ雰囲気が暗くなりました。南中少女は泣きながら帰っていきました。手には反省文用の原稿用紙10枚を持って……。
南中教師のせいで雰囲気は良くなかったのですが、
「ドカーン!パチ、パチ。」と上がる大迫力の花火はきれいでした。
一方、こちらはお里さんです。6㎞離れた西乃池から花火の音が聞こえてきます。最初は家族でTTCV田上ケーブルテレビ(田上市の地元ケーブルテレビ)のテレビジョン中継を見ていたのですが、生で見たくなりました。お里さんは家の外に出て花火を見ようとしました。
「見えない……。」
「ドドーン。」
「音はすれども姿は見えず。」花火の音はするのですが、市街地近くの住宅街、家々の屋根に阻(はば)まれて花火の姿を見ることはできません。
「川の方だったら見えるかも。」お里さん家の裏にある水井川に来ると、少し視界が開け、ちょっとだけ花火が見えました。
「ちょっとしか見えてない……。でもいいさ、明日はからちゃんに、諏訪湖の花火に連れて行ってもらうもんねー。」と、お里さんは言いました。
明日、8月15日の諏訪湖の花火が楽しみです。
その40おわり その41につづきます
私の作った小説『中学生も色々と』第40話(その40)です。
このお話はフィクションであり、登場する人物、団体、企業等は
実在のものとは一切関係ありません。
樹廊臣物語中学生シリーズ
中学生も色々と
その40「今日は西乃池の花火だ!」
今日は8月14日日曜日。8月の第2日曜日は田上市西部にある西乃池(にしのいけ)での花火大会があります。
「西乃池の花火か、去年行って、きれいだったよなあー。だけど今年は行くことできない……。」お里さんは落ち込んだ顔で言いました。南中では規則で西乃池の花火に行ってはいけないのです。親同伴でも……。
「親同伴であれば小学生でも行っても良いものが、どうして中学に入ったら親同伴でも行ってはならないのか?!超ぎもーん!」お里さんは言いました。
「三万発の花火が上がるという西乃池の花火……。行きたいなあ、からちゃん達は行くって言ってるし……。」そう言うお里さんにお里さんママは声をかけます。
「さと、西乃池の花火はあきらめましょ。その代わりからちゃんが言ってたけど、からちゃん家で諏訪湖の花火に行くって言ってて、車の席が一人分空いてるからって、さとを誘うって言ってたよ。」
「えっ!からちゃんが?!」
「うん。」早速お里さんはからちゃんに確認を取ります。
「からちゃーん。明日(8月15日)の諏訪湖の花火に私を誘ってくれるって?」
「うん、お里さんに言うのが遅れて、これから誘いに行こうと思ってたところ。」からちゃんママも出てきまして、
「そうなのよ。明日家で諏訪湖の花火に行くんだけど、お里さん、西乃池の花火に行くことができないでしょ。かわいそうだから諏訪湖の花火に誘おうってからが言うもんだからね。もし良かったらどうかしら?」と言いました。お里さんは
「いいんですか?!行かせて頂きます!ありがとうございます!」と言いました。
「明日諏訪湖の花火に行くことができようになった。よしよし。まさか南中の先生達も遠く離れた諏訪まで来ることはないだろう。でもしかし……。どうして西乃池の花火見に行ってはいけないんだろか?」お里さんは「なんで南中では西乃池の花火を見に行ってはいけないのか?」という謎の理由を考えました。
「夜遅いから?それとも、遊びに行くと不良になるから?なぜだろう?わからない……。」理由はいっくら考えてもわかりませんでした。
夕方、からちゃんは浴衣を着て西乃池の花火会場へ出発です。
「いいな、からちゃん。西乃池の花火に行くんね。」お里さんはうらやましそうに言いました。からちゃんは、
「でも、お里さん、明日は諏訪湖の花火に行くことできるから……。」と言いました。そうです、明日、8月15日は信州の諏訪湖上花火大会の日です。お里さん、明日を楽しみにしましょう。
「こんこん!(こんばんは!)からちゃん。」花火会場に行くと鳩野さん、こでなずさん、ひな乃ちゃんがいました。
「お里さんは?」こでなずさんが聞きました。
「やっぱり無理みたい。」からちゃんが言いました。
「やっぱり学校の規則で?」鳩野さんが聞きました。
「そう。学校の規則。」からちゃんが言いました。
この西乃池の花火会場、お祭り同様、夜店もいっぱい出ています。
「焼きそばを食べよう。」焼きそばを食べるからちゃん。
「お好み焼き。」お好み焼きを食べるひな乃ちゃん。
「クレープを。」クレープを食べるこでなずさん。
「それならたこ焼きを食べよう。」たこ焼きを食べる鳩野さん。四者四葉(よんしゃよんよう)です。
それらを食べているといかつい顔のおじさんが来て、
「おい!どこの学校だ?!」と聞いてきます。からちゃんは
「中中です。」ひな乃さんは
「桐亜中です。」こでなずさんは
「苑中です。」鳩野さんも
「苑中です。」と言いました。おじさんは
「そうか。」と、言って去っていきました。
「南中の先生かなあ?」ひな乃ちゃんはそう思って言いました。からちゃんは
「南中の先生……。パトロールか!」と言いました。パトパトパトパトパトロール。南中の先生は南中の生徒を見つけるためにパトロール。ご苦労なことです。
「バッカモーン!」怒鳴り声が聞こえました。声がする方を見ると
「あ、さっきの……。」先程のいかついおじさんが坊主頭の少年を殴って怒鳴りつけていました。
「バッカモーン!我が南中の校則で西乃池の花火に来ちゃいけないと、あれほど言っただろー!バカ!」
「やっぱり南中の先生だ。」みんなでそう言って、そっちの方を見ます。
「お前は罰として反省文10枚だ!それにこのことは担任の先生に言って内申書に書いてもらう!」
「お里さん来てたら、あの先生に捕まっていたね。」と、こでなずさん。
「お里さん来なくて良かったね。」と、からちゃん。先程の坊主頭の少年は、
「バカヤロー!早く帰れ!バスで帰るんじゃないぞ!歩いて帰るんだ!」と怒鳴られ、
「わああ~。」と、泣きながら帰っていきました。
「かわいそう……。」みんなで言いました。
「バッカモーン!」先程の南中教師の声です。
「また新たな犠牲者を見つけたのかな?」鳩野さんが言いました。
「バッカモーン!校則で西乃池の花火に来ちゃいけないって、あれほど言っただろー!バカ!」今度は白い浴衣姿の女の子。殴られて怒鳴りつけられています。周りの人々もそこに注目。その時です。
「ドカーン!パチ、パチ。」でかい花火が上がりました。
「ドドーン!パチパチ。」近いので音も大きく、近いです。
「きれい……。」からちゃん達も周りの人もきれいな花火に注目します。南中の先生も花火に注目してしまいます。
「おっと、花火に注目している場合じゃなかった。お前は反省文10枚!内申書に今日の問題行動を……。」
「ドカーン!パチ、パチ、しゅぼぼぼぼ……。」大きな花火の音で怒鳴り声も分断されます。
「うるさい花火だ!とにかくお前は反省文10枚!それにこのことは貴様の担任に報告して内申書……。」
「ドカーン!パチ、パチ。」またでかい花火が!
「内申書に……。」
「ドドーン!パチ、パチ。」またでかい花火が連続!
「内申書……。」
「ドカーン!パチ、パチ!」またでかい花火でお説教が中断されます。
「花火がうるさくてお説教にならないじゃないかー!」
「ボカッ!」南中教師は怒りのげんこつをその南中少女にぶつけていました。ひどい。それをさっきから見ていたからちゃんは、
「ひどいね。」と、言い、こでなずさんは
「かわいそう……。」と言いました。南中教師のせいで、そこのあたりだけ雰囲気が暗くなりました。南中少女は泣きながら帰っていきました。手には反省文用の原稿用紙10枚を持って……。
南中教師のせいで雰囲気は良くなかったのですが、
「ドカーン!パチ、パチ。」と上がる大迫力の花火はきれいでした。
一方、こちらはお里さんです。6㎞離れた西乃池から花火の音が聞こえてきます。最初は家族でTTCV田上ケーブルテレビ(田上市の地元ケーブルテレビ)のテレビジョン中継を見ていたのですが、生で見たくなりました。お里さんは家の外に出て花火を見ようとしました。
「見えない……。」
「ドドーン。」
「音はすれども姿は見えず。」花火の音はするのですが、市街地近くの住宅街、家々の屋根に阻(はば)まれて花火の姿を見ることはできません。
「川の方だったら見えるかも。」お里さん家の裏にある水井川に来ると、少し視界が開け、ちょっとだけ花火が見えました。
「ちょっとしか見えてない……。でもいいさ、明日はからちゃんに、諏訪湖の花火に連れて行ってもらうもんねー。」と、お里さんは言いました。
明日、8月15日の諏訪湖の花火が楽しみです。
その40おわり その41につづきます
タグ :『中学生も色々と』